比較ソニー DSC-RX100 VS ソニー DSC-RX100M2

　ソニーの高級コンパクト2機種の比較です。2012年6月に登場したDSC-RX100は、コンパクト性を重視したコンパクトカメラの中ではトップクラスの描写性能をもったデジタルカメラでした。後継機のDSC-RX100M2は初代の正常進化モデルで、描写性能は前機種を踏襲しつつ、電子ビューファインダーへの対応やWi-Fi内蔵、液晶モニターのチルト可動など、初代に対して寄せられたであろう要望に丁寧に対応した機種となっています。小型ボディの中に、ニコン1シリーズと同じ1型イメージセンサーを搭載するとともに、35mm版換算で28-100mmF1.8-4.9という使いやすいズームレンズを搭載しているカメラは、いまだDSC-RX100/DSC-RX100M2だけですので、今回のバージョンアップによりさらに他機種との差を広げたように思います。

　価格的には2万円程度の差となっています。ミドルクラスのコンパクトカメラが購入できてしまう金額差ではありますが、このクラスのデジカメを求められる方であれば、無理をしてでもM2の購入をお勧めします。チルト液晶やWi-Fiの搭載は、カメラの活用範囲をグンと拡げてくれますし、少々高いですが高精細の電子ビューファインダーFDA-EV1MKが装着できる点も、ポイントだと思います。

　また、新たにオプションのグリップAG-R1も追加されました。これは初代DSC-RX100にも使用可能ですが、装着するとホールド感が大幅に向上しますので、ぜひボディと一緒に購入されることをお勧めします。

ソニー DSC-RX100M2用グリップAG-R1

【追記】ソニー DSC-RX100 の詳細レビュー記事を掲載しました。　製品外観や解像力、レンズ評価も行っています。
【追記】ソニー DSC-RX100M2 の詳細レビュー記事を掲載しました。　製品外観や解像力、レンズ評価も行っています。

（2013年 8月19日　記）

	ソニー DSC-RX100	ソニー DSC-RX100M2	独断コメント	評価
イメージセンサー	有効2020万画素 13.2 x 8.8mm 1型CMOS	有効2020万画素 13.2 x 8.8mm 1型CMOS	イメージセンサーはどちらも1型2020万ドットですが、M2では裏面照射型に。	ほぼ同等
高感度特性	ISO125-6400 (拡張でISO80)	ISO160-12800 (拡張でISO100)	設定できるISO感度だけでなく実質的な高感度性能も、ややM2の方が高い。	ややM2が良
レンズ	10.4mm-37.1mm F1.8-4.9 (35mm換算 28mm-100mm)	10.4mm-37.1mm F1.8-4.9 (35mm換算 28mm-100mm)	同等。	同等
連写性能	10コマ/秒	10コマ/秒	同等。	同等
ファインダー	－ (EVF非対応）	－ (FDA-EV1MKに対応）	どちらもEVFを内蔵していないが、M2は外付けのEVF、OVFに対応。	M2が良
シャッター	1/2000-30秒	1/2000-30秒	同等。	同等
バッテリー	専用NP-BX1 330枚	専用NP-BX1 350枚	ほぼ同等。	ほぼ同等
インターフェース	USB2.0、HDMI	USB2.0、HDMI	同等。	同等
液晶モニタ	3型123万ドット	3型123万ドットチルト可動	M2の方が良。	M2が良
動画性能	1920x1080(60p)	1920x1080(60p)	同等。	同等
付加機能	手振れ補正機能 RAW撮影可能	手振れ補正機能 RAW撮影可能/Wi-Fi/NFC	M2の方が良。	M2が良
サイズ	101.6 x 58.1 x 35.9mm	101.6 x 58.1 x 38.3mm	M2の方がやや厚いがほぼ同等。	ほぼ同等
重さ	240g/213g	281g/254g	RX100の方がやや軽い。	RX100が良
価格	オープン(4万円台)	オープン(6万円台)	RX100の方が安価。	RX100が良
	ソニー DSC-RX100	ソニー DSC-RX100M2
	一口コラム	一口コラム
	位置づけと概要	位置づけと概要
	詳細仕様	詳細仕様
	開封・外観	開封・外観
	高感度性能・解像力	高感度性能・解像力
	総合評価	総合評価
	vs キヤノン PowerShotG1X	vs ソニー DSC-RX1
	vs 富士フイルム X10
	vs パナソニック DMC-LX7

比較 ソニー DSC-RX100 VS ソニー DSC-RX100M2

比較ソニー DSC-RX100 VS ソニー DSC-RX100M2