トップページ > デジカメ徹底レビュー > キヤノン Canon EOS KissX7 > 3.キヤノン Canon EOS KissX7の外観をみる |
特集 キヤノン Canon EOS KissX7
3.キヤノン Canon EOS KissX7の外観をみる |
|
キヤノン EOS KissX7
by Inaba Kunio
『世界最小最軽量』だけでない新世代デジタル一眼レフ
評価:5.0
|
キヤノン Canon EOS KissX7を開封するキヤノンの新型デジタル一眼レフ、EOS KissX7が発売されました。ボディカラーはX6iやX7iと同様に、ブラックのみとなります。販売形態は、ボディのみ、ボディに新型18-55mm標準ズームレンズがセットになった「18-55 IS STMレンズキット」、これに55-250mm望遠ズームもセットになった「ダブルズームキット」の3つとなります。販売開始時点の実売価格は、ボディ単体で7万円弱、「18-55 IS STMレンズキット」は8万円前後、「ダブルズームレンズキット」は10万円前後となっています。 なお、ほぼ同時に登場したX7iでは、同じ構成となるボディ単体、標準ズームキットでは5000円程度高価で販売されているようです。 今回は新型STM標準ズームをテストするため、「18-55 IS STMレンズキット」を購入しました。なお、発売開始ということで「EOS Kiss X7 スマイルフォトBOX 2013」が付いてきました。この中には、フォトバックや撮影テクニックBOOK、キャノンフォトサークルウェブ6か月無料体験チケットが入っています。とくにフォトバックは、おまけにしてはかなりしっかりした作りですので、購入される時には確認されることをお勧めします。
Canon EOS KissX7 EF-S18-55 IS STMレンズキットのパッケージ。白いケースにレンズを装着したボディの写真が印刷されています。
ケースを開けると、上段に使用説明書やCD-ROM等が入っています。さらにその下に、カメラ本体やレンズが格納されていました。写真の右側がボディで、左側にある包みが18-55STMレンズとなります。
同梱されていた付属品。左上より使用説明書、ソフトウェア使用説明書、カメラ使用説明書CD-ROM、充電器バッテリーチャージャーLC-E12、バッテリーパックLP-E12、インターフェースケーブル、ワイドストラップEW-300D、ソフトウェアCD-ROMとなります。保証書は国内有効のものですが、ボディ本体とレンズの各々に付属していました。 キヤノン Canon EOS KissX7の本体をチェック
ボディ前面。ボディ自体が小型化されたため、マウント口の大きさが目立ちます。外装はX6iと同じタイプの艶消し塗装で、指紋は比較的付きにくいと感じました。
液晶モニター側。X7i/X6iとの違いの一つが液晶モニター可動の有無です。液晶パネル自体はどちらも3型104万ドットで同じです。背面ボタンではSETボタン周辺のボタンが十字キーに変わりましたので、より液晶モニターを使うインターフェースになっています。
ボディ上面。アクセサリーシューにはカバーは装着されていません。モードダイヤルはX7iと同じものとなっています。電子ダイヤルも省略されていない点には好感を持ちました。
ボディ底面。三脚用の穴はレンズ光軸上に置かれています。左側のバッテリー室にはメモリーカードも格納されます。カメラ本体は台湾製。
ボディ左側面には、外部接続端子が置かれています。
ボディ右側面。中央下部に見えるカバーは、ACアダプター使用時にケーブルを出すためのものです。X7i/X6iでは、ボディ右側にメモリーカード挿入口も置かれていました。
ボディ単体の重量は実測値で368gでした。公表されている仕様は370gですので、やや軽い結果となりました。
バッテリーとメモリーカードを内蔵した重さは実測で404gでした。カードによって異なりますが、仕様上では407gです。
マウント口から覗くとファインダースクリーンが見えます。スクリーン自体は固定式です。その前に見える緩衝材は、クイックリターンミラーを受け止めるものとなります。
ボディ側レンズマウント部。マウントの材質は金属製ですが、バヨネットの爪を固定する部分(黒色)は別部品となっています。ソニーなどでは同様の機種もありましたが、キヤノンでは初の採用となります。
ペンタ部のCanonロゴ。刻印された中に白いインクが流し込まれています。
ボディ左肩の機種ロゴ。従来のKissシリーズと同様にロゴ全体が別部品化されています。ロゴの上にあるのは赤目緩和/セルフタイマーランプです。
ボディ下部にあるボタンは絞り込みボタンです。このあたりもX7i/X6iから省略されていません。
グリップ部には全面にゴムが貼付されており、ホールディング性の向上に役立っています。グリップ部にはリモコン受光部も置かれています。
シャッターボタン周辺のメインコントロール部。グリップ自体の張り出しが小型化されたため、シャッターボタンの位置が変わっていますが、ボタンやダイヤル類は基本的にX7i/X6iのものと同じです。
モードダイヤルの基部には、電源スイッチと動画切替スイッチが置かれています。このあたりもX7i/X6iと同じです。
ボディ親指部分のコントロール部。SETボタンにクイック設定ボタンが統合されるとともに、その周辺のボタンが十字キーに置き換えられています。光学ファインダーの右側にあるボタンはライブビュー撮影/動画撮影ボタンです。
光学ファインダーの右側には視度調整つまみも設置されています。
ファインダー接眼部にはアイカップEfが装着されています。アイピースエクステンダーEP-EX15II等を装着する場合、いったんアイカップを外して間に挟み込むことになります。
取り外したアイピースカップEf。プラスティック部品にゴムが装着されています。
アイピースカップEfの裏側。爪で固定する構造となっています。
光学ファインダー内。下部に情報が表示され、ファインダースクリーン上には合焦点がインポーズ表示されます。合焦した瞬間に赤く点灯します。
ボディ左肩にあるMENUボタンとINFO.ボタン。これもX7i/X6iと同じです。
ボディ左肩には、モノラルマイク(左側)とスピーカー用の穴が開いています。X7i/X6iにはステレオマイクが内蔵されていますので、この点はX7との違いです。
ボディ左側面にある外部接続端子カバーの内側。上から外部マイク入力端子、リモコン端子(RS-60E3に対応)、映像/音声出力・デジタル端子、HDMIミニ出力端子となります。
ボディ下部のバッテリー室カバーを開いた状態。カバーは前側に開く形式です。蓋部分にはカードとバッテリーの挿入ガイダンスが刻印されています。
バッテリーとメモリーカードを挿入しつつある状態。メモリーカードはラベル面が液晶側となります。
内蔵ストロボをポップアップさせた状態。ボディサイズの割に照射位置は高くなっています。
液晶モニターに情報を表示させた状態。左上にあるINFO.ボタンで表示内容を切り替えます。
ライブビューモード時。ヒストグラムは表示させないことも可能です。 キヤノン Canon EOS KissX6iと比較
EOS KissX7(左側)とEOS KissX6i(右側)。X6iの外形はX7iと同じですので、両機種を比較してみました。サイズは一回り違うだけでなく、ボタンやダイヤル類は同じように置かれていることがポイントだと思います。
EOS KissX7(左側)とEOS KissX6i(右側)。液晶モニター側のボタン類では、SETボタン周辺のボタンが十字キーに変わりましたので、より液晶モニターを使うインターフェースになっています。液晶パネルはどちらも3型104万ドットのタッチパネルですが、X6i/X7iはバリアングル稼働可能です。
EOS KissX7(左側)とEOS KissX6i(右側)。大きな違いは、X6i/X7iにはアクセサリーシューの前にステレオマイクが内蔵されている点です。また、グリップ部の形状も変わっています。
EOS KissX7(左側)とEOS KissX6i(右側)。X7では外部接続端子は1箇所にまとめられています。高さやボディ厚も一回り違います。
EOS KissX7(左側)とEOS KissX6i(右側)。グリップ部をはじめボディ全体のボリューム感に違いがあります。
EOS KissX7(左側)とEOS KissX6i(右側)。X6i/X7iではボディ右側に単独でメモリーカードスロットが置かれていますが、X7ではバッテリー室内に設けられています。
EOS KissX7(左側)とEOS KissX6i(右側)。内蔵ストロボのポップアップ位置はX6i/X7iの方が高くなっています。GNはX7の9.4に対し、X6i/X7iでは13と発光量も多くなります。
EOS KissX7(左側)とEOS KissX6i(右側)。X6i/X7iの方が発光位置が高いことがわかります。
EOS KissX7(左側)とEOS KissX6i(右側)。内蔵ストロボの発光位置を比較したもの。なお、X6i/X7iでは左手側グリップ部にもゴムが貼付されています。
EOS KissX7(左側)とEOS KissX6i(右側)。どちらも同じ液晶パネルで、タッチ対応しています。
同じようにコンパクトなソニーα55との比較。α55はトランスルーセントミラーを使っていますので厳密にはデジタル一眼レフではありませんが、正面からみたサイズは似ていることがわかります。サイズはX7の116.8×90.7×69.4mmに対し、α55は124.4x92x84.7
mmと、幅7.6mm、高さ1.3mmの違いがあります。
同じようにα55と比較したもの。α55はバリアングル液晶を搭載していることもあり、ボディ部分の厚さにも差があります。 キヤノン Canon EOS KissX7の付属品をチェック
充電器バッテリーチャージャーLC-E12。バッテリーパックLP-E12の充電には最大で2時間かかります。
充電器バッテリーチャージャーLC-E12のコンセントプラグ部分は回転するため、可搬性の面で優れています。
バッテリーパックLP-E12。容量は7.2V 875mAhです。静止画で約380枚、動画では1時間5分の撮影が可能です。なお、このバッテリーパックはEOS
Mでも採用されています。
インターフェースケーブル。パソコンやプリンター等との接続に使用します。
付属するワイドストラップEW-300D。高級感はそれほどありませんが、しっかりとしたつくりです。
付属するカメラカバーR-F-3。EFマウント機種共通の付属品です。
ボディとの接続にはマウント部分の爪を活用します。 |
|