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小型軽量のエントリーNEX
ソニーがミラーレスカメラに参入してから、そろそろ丸3年になります。この間にリリースされたボディは9機種で、そのうちの2機種は電子ビューファインダーを内蔵したものとなります。
NEX-3Nは、エントリーシリーズであるNEX-3系列の4世代目であり、カメラとしての基本性能はNEX-F3を踏襲しつつ、NEXシリーズ最小クラスのボディである点に特徴があります。
αNEX-3N(左側)とαNEX-5N(右側)。NEX-3Nはエントリークラスに位置づけられるものの、NEXシリーズ最小最軽量クラスとなっています。
もう一つの特徴は「ミラーレスのエントリー機として求められる機能・性能を吟味したカメラ」という点です。主なユーザー層は、コンパクトカメラからのステップアップ層であり、そうした方々が求める機能を搭載する一方で、あまり重視されない点は大胆に省いています。
加えた点でいえば、まずは上記で記載したボディサイズがあり、シャッターボタンと同軸に配置されたズームレバーも、その一つとなります。NEX-F3から引き継いだ180度反転する液晶モニターも、自分撮りには活躍する機能となります。
他方で、エントリーカメラとしてあえて省略されたものとしては、外付電子ビューファインダーに必要なスマートアクセサリーターミナルを筆頭に、解像度が下げられた液晶パネル、連写性能や連続撮影可能枚数、アンチダスト機能などをあげることができます。
NEX-3Nで新たに設けられたズームレバー。
【αNEX-3NとαNEX-F3、αNEX-5Rの比較】
機種名 |
NEX-5R |
αNEX-3N |
NEX-F3 |
イメージ
センサー |
有効1610万画素
総1670万画素
23.5mm×15.6mmCMOS |
有効1610万画素 総1650万画素 23.5mm×15.6mmCMOS |
ファインダー |
-
スマートアクセサリーターミナル2 |
- |
-
スマートアクセサリーターミナル2
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ISO感度 |
ISO100-25600 |
ISO200-16000 |
シャッター
スピード |
30-1/4000秒 |
液晶モニター |
3型92万ドット
上約180°,下約50° |
3型46万ドット
上約180° |
3型92万ドット 上約180° |
連写速度 |
10コマ/秒 |
4コマ/秒 |
5.5コマ/秒 |
動画撮影 |
1920 X 1080 (60p) |
1920 X 1080 (60i) |
インターフェース |
USB2.0、HDMI |
バッテリー |
NP-FW50
330枚 |
NP-FW50
480枚 |
NP-FW50
470枚 |
サイズ
(W x H x D) |
110.8x58.8x38.9 mm |
109.9x62x34.6 mm |
117.3x66.6x41.3 mm |
重さ |
276g/218g |
269g/210g |
314g/255g |
それでは実際に、「エントリー層を重視した」新型ミラーレス、αNEX-3Nの実力をテストしてみます。
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