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 X30 FUJIFILM 
富士フイルム X30 富士フイルム X30 富士フイルム X30 富士フイルム X30

電子ビューファインダーを内蔵した高級コンパクト 【富士フイルム X30】

 富士フイルムから新型高級コンパクトデジカメ、X30が発表されました。この機種は2013年2月に発売されたX20(製品レビュー記事)の後継機種となります。イメージセンサーやレンズはX20と同等ですが、実像式光学ファインダーを電子ビューファインダーに置き換えるとともに、機能面でも強化されています。また、液晶モニターがチルト可動に対応し、Wi-Fiも新たに搭載されています。
 X20の実像式光学ファインダーに情報表示用液晶パネルを組み込んだファインダーは他機種にはない特徴でしたので、これが電子ビューファインダーに置き換えられたのはちょっと残念な気もします。しかし、X20の視野率85%に対しX30では100%が確保できていることを考えると、実用性と言う点では確実に向上しています。また、電子ビューファインダー自体も、X-T1(製品レビュー記事)と同等のものが搭載されており、表示タイムラグも0.005秒にまで短縮されている点からも、コンパクトカメラとしてトップレベルのファインダーであると言えます。

富士フイルム X20
 2013年2月に登場したX20。X10では実像式ファインダーだけでしたが、X20では情報表示用液晶パネルも内蔵されたため、「実用的なファインダー」に進化しました。イメージセンサーとレンズはX30でも踏襲されています。

富士フイルム X30 富士フイルム X20

 X30(左側)とX20(右側)。幅1.7mm、高さ2mm大きくなっていますが、サイズ的にはほぼ同等です。実像式ファインダーが電子ビューファインダーに変わったため、X20ではレンズ右側に見える対物レンズがX30ではなくなっています。また、レンズの左上にはコントロールリング設定ボタンが新設されています。
 グリップ形状とラバー素材も変わったことで、ホールド性能も向上しているとのことですが、写真で見た印象からもそれを感じます。


富士フイルム X30 富士フイルム X20

 X30(左側)とX20(右側)。液晶パネルはどちらも2型46万ドットから3型92万ドットに大型化・高精細化されています。また、上下方向のチルト可動にも対応しました。そのため、液晶モニター左側にあったボタン類が移設されています。ファインダー接眼部はやや中央に移動しており、レンズ光軸に近づいています



富士フイルム X30 富士フイルム X20
 X30(左側)とX20(右側)。ボディ上面にモードダイヤルと露出補正ダイヤルが置かれている点は踏襲されていますが、Fnボタンが動画ボタンに替わったり、アクセサリーシューの位置が少々右側にシフトされたりといった違いもあります。また、モードダイヤルに設定されている項目も一部変更されています。


富士フイルム X30 blank 富士フイルム X20
 X30(左側)とX20(右側)のモードダイヤル。動画モードがパノラマモードに替わるなど、一部項目が変更されています。


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 X30の主な特長は次の通りです。

  • イメージセンサーは有効1200万画素2/3型 X-Trans CMOS IIセンサーで、X20に搭載されているものと同じです。ローパスフィルターレスで像面位相差素子も組み込まれています。
  • 画像処理エンジンもX20と同じEXRプロセッサーIIですが、記録メディアへの書き込み速度が最大1.7倍高速化されたとのことです。
  • オートフォーカスは像面位相差方式とコントラスト方式を自動で切り換える「インテリジェントハイブリッドAF」が引き続き搭載されており、最速0.6秒の高速AFも踏襲されています。
  • レンズもX20と同じもので、28-112mm相当F2.0-2.8の光学4倍ズームとなっています。レンズ構成や最短距離も同じです。
  • X20のファインダーは、実像式光学ファインダーの中にデジタルトランス液晶を搭載し、ファインダー内にフォーカスエリア、シャッター速度、絞り値などの撮影情報を表示するものでしたが、X30ではX-T1と同等の電子ビューファインダーが内蔵されています。0.39型236万ドットの有機ELパネルで、ファインダー倍率は0.65倍となっています。接眼部にはアイセンサーも引き続き搭載されています。
  • インターフェース面ではファンクション機能を持つボタンが6つに増え、DISPボタン長押しによる一括設定画面も表示するようになりました。
  • 液晶モニターは2.8型46万ドットの固定式から3型92万ドットの上下チルト可動対応式に変わっています。
  • Wi-Fiも新たに搭載されました。スマートフォンでのリモート操作にも対応しています。
  • バッテリーがX20のNP-50から変わり、X100Sと同じNP-95となっています。容量が増えたことにより、撮影可能枚数も270枚から470枚へと大幅に増えています。
  • USB接続によるボディ内充電にも対応しました。その代り、バッテリーチャージャーは標準添付されなくなりましたので、必要であればオプション品を購入する必要があります。 (ボディ内充電用のACアダプターは付属します。)
  • ボディサイズはわずかながらX20よりも大きくなっており、重さはボディ単体で50g、撮影状態では70g増しています。


 X30は9月20日に発売予定で、発売開始時の価格は6万3千円前後となります。X20登場時の価格は6万円弱でしたので、やや高めでのスタートとなります。現在、X20は4万円台で購入できますので、X30とは2万円前後の差です。X20の実像式光学ファインダーのクリアーな視野も魅力的ですが、実用性を考えるとやはり電子ビューファインダーの方が勝っていると思います。チルト式の液晶モニターやWi-Fi対応など機能面でも進化していることを考えると、新たに購入するのであれば、やはりX30の方をお勧めします。

by Inaba Kunio)












【富士フイルム X30 基本仕様】  →富士フイルム X30 メーカー製品仕様のページ
 
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