【一口コラム】 手ぶれ補正とWi-Fi搭載の低廉モデル
8月22日、キヤノンはPowerShotS120、PowerShotS200、PowerShotG16といった高級コンパクト3機種を国内発表しましたが、他にも低価格モデル PowerShotA3500IS、高倍率ズームPowerShotSX510HS、PowerShotSX170IS、薄型コンパクトのIXY620F、IXY100F、の計5機種も発表しています。これらの機種は、高級コンパクト機よりも一足早い8月29日に発売開始予定です。
PowerShotA3500ISは、2012年3月に登場したPowerShotA3400ISの後継機となりますが、デザインや形状は2013年2月のPowerShotA2600に似ています。A2600に手ぶれ補正とWi-Fiを搭載したものがA3500ISである、と言えるかもしれません。
PowerShotA3500IS(左側)とPowerShotA2600(右側)。ボディ形状はほぼ同じです。A2600のボディカラーはシルバーとピンクでしたが、A3500ISではピンクの代わりにパープルが用意されています。
PowerShotA3500IS(左側)とPowerShotA2600(右側)。搭載しているレンズやイメージセンサーは同じものと思われます。アクセントとなるグレー部分の色が濃くなっています。
PowerShotA3500IS(左側)とPowerShotA2600(右側)。液晶パネルはどちらも3型23万ドットのものです。インターフェースもほぼ同じです。
PowerShotA3500ISの主な特徴は次の通りです。
- PowerShotA2600と同じ28-140mm相当F2.8-6.9の光学5倍ズームレンズを搭載。
- イメージセンサーは有効1600万画素1/2.3型CCDで、A2600やSX170ISと同じです。
- 高感度性能やシャッター速度、連写性能、動画撮影機能もA2600と同じです。
- 画像処理エンジンもDIGIC4と同じです。
- 液晶モニターは3型23万ドットで同じ。タッチ操作やチルト可動には非対応です。
- A2600には搭載されていなかった手ぶれ補正機能ISに加え、Wi-Fiも内蔵しています。
- ボディサイズは97.7x56x19.8 mmと、A2600と同じです。
- 撮影時の重さも135gとA2600と同じ。
【PowerShotA3500ISとA2600の比較】
機種名 |
PowerShotA3500IS |
PowerShotA2600 |
イメージ
センサー |
有効1600万画素
1/2.3型 CCD |
有効1600万画素
1/2.3型 CCD |
レンズ |
5-25mm F2.8-6.9
(35mm換算:約28-140mm) |
5-25mm F2.8-6.9
(35mm換算:約28-140mm) |
ISO感度 |
ISO100-1600 |
ISO100-1600 |
シャッタースピード |
15-1/2000秒 |
15-1/2000秒 |
液晶モニター |
3型23万ドット
| 3型23万ドット
|
連写速度 |
0.8コマ/秒 |
0.8コマ/秒 |
動画撮影 |
1280 X 720(25fps) |
1280 X 720(25fps) |
インターフェース |
USB、AV OUT |
USB、AV OUT |
バッテリー |
NB-11L
200枚 |
NB-11L
220枚 |
その他 |
手ぶれ補正/Wi-Fi |
- |
サイズ
(W x H x D) |
97.7x56x19.8 mm |
97.7x56x19.8 mm |
重さ |
135g / 120g |
135g / 120g |
PowerShotA3500ISの直販価格は11980円の予定で、PowerShotA2600登場時の価格とほぼ同等でのスタートとなります。レンズ性能はおとなしめですが、手ぶれ補正とWi-Fiを内蔵したコンパクト機が1万円強で買えるのは、コストパフォーマンスの面でも特筆すべきだと思います。A2600との価格差は3〜4千円程度ありますが、A3500ISをお勧めします。
( 記)
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