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ニコンのミラーレスカメラの選び方】

【注】ニコンV2、J3、S1が登場して、ニコンのミラーレスカメラのラインアップが大きく変わりました。V2登場後の「ニコンのミラーレスカメラの選び方」もぜひご参照ください。

ニコンのミラーレスカメラの5つの特徴

 ニコンのミラーレスカメラの位置づけは、若干他社とは異なっています。パナソニックのように全面的にミラーレスカメラに移行していないことはもちろんのこと、オリンパスのように重心をミラーレスカメラに移しているわけでもなく、ソニーのようにほぼ均等に取り組んでいるのでもありません。どちらかといえば、ペンタックスやキヤノンの取り組みに近いものがありますが、ペンタックスとニコンが異なっているのは、おそらくニコンは将来的にミラーレスカメラに重心を移していくことを想定し、それに耐えうる基礎設計を行っているということです。また、キャノンについては、まだミラーレスカメラの市場動向を注視している面が少なからずあるような印象があります。

 2011年には東日本大震災やタイの洪水の影響はあったものの、ニコンにとって既存のデジタル一眼レフはまさに絶好調です。すでにレンズ交換式デジタルカメラ国内市場の半分はミラーレスカメラによって占められているとはいえ、できることならミラーレスカメラへの移行を少しでも後ろに伸ばしたい、と考えているとしても当然だろうと思います。

 しかし、ミラーレスカメラのデメリットは一つ一つ技術的に解決されつつあり、ミラーレスカメラの持っている小型化やコスト削減、動画との親和性などのメリットは、いよいよ大きくなりつつあります。このミラーレスカメラへの移行の波に乗り遅れ、かつてのライカのような過ちを犯すことは、絶対に避けなければなりません。

 そうしたニコンの複雑な思いを商品化したのが、V1とJ2/J1です。

●ニコンのミラーレスの特徴1:電子ビューファインダーの有無でバリエーション化

 ニコンのミラーレスカメラ第一陣として登場したV1とJ2/J1は、一目見て分かるように、電子ビューファインダーを内蔵しているかどうかが大きな違いとなっています。しかし、イメージセンサーやインターフェースなどは、両機種ともほとんど同じであり、電子ビューファインダーの有無以外は、大きな違いがないともいえます。つまり、V1とJ2/J1は、上位機種下位機種の関係ではなく、電子ビューファインダーの有無によるバリエーションモデルとなっています。

●ニコンのミラーレスの特徴2:コンパクトカメラに似たインターフェース

 ニコンのミラーレスカメラには、一眼レフには必ず搭載されているモードダイヤルがありません。また、液晶モニター側のレイアウトは、基本的にCOOLPIXシリーズのものを踏襲しています。つまり、V1、J2/J1は、コンパクトカメラを使っていたユーザーが違和感なくステップアップできることを最優先に考えられたインターフェースとなっているのです。

●ニコンのミラーレスの特徴3:ミラーレスとしてはやや小型のセンサーサイズ

 1型サイズであるCXセンサーをAPS-CサイズのDXセンサーと比べると、面積では約1/3となります。また、同じくCXセンサーをコンパクトカメラで標準的な1/2.3型センサーと比べると、面積では約4倍となります。つまり、ざっくり表現すると、ニコン1のイメージセンサーは、一眼レフタイプとコンパクトカメラとの概ね中間に位置しています。このセンサーサイズは、ミラーレスカメラの中で比べるとやや小型となりますが、一般的なユーザーがミラーレスカメラに求める画質レベルは十分クリアしていると言えます。


(水色がニコン1の1型センサー)

●ニコンのミラーレスの特徴4:一眼レフと同等な高速オートフォーカス。

 V1とJ2/J1に搭載されているイメージセンサーには、像面上に位相差方式のオートフォーカスセンサーが組み込まれています。キヤノンを除く他社ミラーレスカメラはコントラスト方式のオートフォーカスのみを搭載しているのに対し、ニコンは位相差方式とコントラスト方式の両方の方式を活用できるため、高速で正確性の高いオートフォーカスとなっています。このことは、とくに前後に動く被写体を撮影する時、大きく役立ちます。

●ニコンのミラーレスの特徴5:手振れ補正機能はレンズ側で実現

 ニコンは、デジタル一眼レフと同様にミラーレスカメラでも、本体には手振れ補正機能を搭載しませんでした。このため、手振れ補正機能を有するレンズとの組み合わせでのみ、手振れ補正機能を利用できます。現行のニコン1システムに対応したレンズは、10mmの薄型レンズと新たにリリースされる11-27.5mmが手振れ補正機能を持っていません。

ニコンのミラーレスカメラの選び方

 それでは、どのような点に着目してニコンの3機種から選ぶべきなのか、具体的に各機種ごとの特徴をみることにしましょう。

●「とにかく小型軽量なカメラが欲しい」方に、ニコン 1 J2/ニコン 1 J1

 J2/J1とV1の一番の違いは、電子ビューファインダー搭載の有無ですが、カメラ本体の大きさはひとまわり違います。そのため、コンパクトカメラのように気軽に持ち歩き、レンズ交換式デジタルカメラの高画質を得たいのであれば、J2/J1の選択をお勧めします。V1と比べ、液晶モニターの画素数やメカニカルシャッターの非搭載、ダスト処理システムの非搭載などのマイナス面はありますが、一般的な撮影シーンではあまり影響はないかもしれません。

●「動画撮影の機会が多く、重視したい」方に、ニコン 1 V1

 電子ビューファインダーが一番役立つのは、動画撮影の時です。動き回る被写体を、液晶モニターだけで追うことは、それほど簡単ではありません。もちろん、被写体をじっくり撮影したい場合にも、電子ビューファインダーは大きく役立ちます。そうした具体的なイメージを持ってカメラを選ぶ場合には、V1がベストチョイスになると思います。

「ニコンのレンズ交換式デジタルカメラの選び方」もぜひご覧ください。




特集 ミラーレスカメラの選び方

ミラーレスカメラとは?
ミラーレスの特徴と仕組み
ミラーレスと一眼レフの違い
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ミラーレスの種類と選び方
オリンパスのミラーレス
キヤノンのミラーレス
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富士フイルムのミラーレス
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