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ソニーのミラーレスカメラの選び方】

ソニーのミラーレスカメラの5つの特徴

 まず、ソニーのミラーレスカメラの特徴について、整理することにしましょう。
 ソニーは、レンズ交換式デジタルカメラとしては、従来型の一眼レフタイプのシリーズと、新しいミラーレスのシリーズの両方を展開しています。パナソニック以外の各社は、現時点では同じように両にらみの戦略をとっていますが、オリンパスのように重心をミラーレスカメラに移しているメーカーや、ニコンやキヤノン、ペンタックスのように、ミラーレスカメラ分野にも商品を展開し始めたメーカーなど、ミラーレスカメラの位置づけはさまざまです。

 こうした中でソニーは、ちょうど中間的な立場となっています。完全にミラーレスカメラに移行しつつあるわけではないものの、開発力の少なくない部分をミラーレスカメラに投入しており、これがソニーのミラーレスカメラの特徴につながっています。

●ソニーのミラーレスの特徴1:エントリーから上級まで幅広くカバー

 ソニーのミラーレスカメラの現行ラインは、3機種で構成されています。エントリー機となるαNEX-F3、中級機であるαNEX-5N、上級機のαNEX-7と、各々の機種のポジションが明確に分かれています。こうしたミラーレスカメラの品ぞろえは、パナソニックと似ているかもしれません。つまり、ミラーレスカメラをレンズ交換式カメラの入門機としてだけ位置づけるのではなく、中・上級者のニーズにも目配りしているといえます。

●ソニーのミラーレスの特徴2:デジタル一眼レフと同じ大型センサーを搭載

 ソニーのミラーレスカメラが搭載しているイメージセンサーは、APS-Cサイズのセンサーで、これは他社の製品を含め一般的なデジタル一眼レフが搭載しているものと同じセンサーです。センサーサイズが大きければ、階調性や解像力などの描写力や、高感度性能の面で有利になります。また、ボケを活かした撮影も比較的容易となります。
 イメージセンサーのサイズが大きくなれば、レンズを含めたシステム全体の小型化にはマイナスとなりますが、ミラーレスカメラだからと言って画質面で妥協はしない、というのがソニーのメッセージだと思います。

●ソニーのミラーレスの特徴3:既存のレンズ資産に配慮

 ソニーのミラーレスカメラは2010年6月に登場したということもあり、レンズのラインアップに課題があります。そのため、既存のデジタル一眼レフAマウント用のレンズの使い勝手に配慮がされています。当初から、Aマウントレンズを装着するためのレンズアダプターを用意していましたが、新たに位相差方式のオートフォーカスユニットを内蔵したレンズアダプターもリリースされています。このアダプターを使うことで、既存のレンズ資産をそのままαNEXシリーズで使用可能になりました。
 ただし、ソニーのAマウントカメラはボディ内手振れ補正方式ですので、基本的にAマウント用レンズ自体には手振れ補正機能がありません。αNEXシリーズはカメラ本体内に手振れ補正機能がないため、Aマウント用レンズ使用時には、手振れ補正が使えないという点に注意が必要です。

●ソニーのミラーレスの特徴4:動画撮影機能を重視

 ソニーのデジタルカメラ全般に共通する部分となりますが、静止画だけでなく動画撮影機能も重視した製品となっています。現行3機種すべてがフルHD動画撮影に対応しているだけでなく、αNEX-5NとαNEX-7ではプログレッシブ60pでの撮影も可能です。また、3機種ともステレオマイクを内蔵しており、AVメーカーとしての特長を活かした製品になっています。

●ソニーのミラーレスの特徴5:手振れ補正機能はレンズ側で実現

 ソニーのデジタル一眼レフAマウントカメラはボディ内手振れ補正方式でしたが、ミラーレスカメラαNEXシリーズではレンズ内手振れ補正方式へと変えられています。どちらの方式にもメリットはありますが、ミラーレスカメラでレンズ内手振れ方式に変更された理由は、ボディの薄型化とともにイメージセンサーの排熱対策からではないかと思われます。センサーシフト方式ではセンサー自体が動くため、センサーユニットに大型のヒートシンクを付けることは難しく、とくに動画撮影時にはオーバーヒートする危険性が高くなります。これに対し、レンズ方式ではイメージセンサーをボディ筐体金属に密着させることもでき、排熱対策が容易となるためです。
(手振れ補正の両方式の特長は、「デジカメ質問箱手振れ補正機能はボディ内の方が有利?」をご参照ください。)

ソニーのミラーレスカメラの選び方

 それでは、どのような点に着目してソニーの3機種から選ぶべきなのか、具体的に各機種ごとの特徴をみることにしましょう。

●「コンパクトカメラのように気軽に撮影したい」方に、αNEX-F3

 現在、コンパクトカメラを使っていて、「もう少し高画質なカメラが欲しい」と思っているのであれば、αNEX-F3が第一候補になります。前機種のαNEX-C3では、電子ビューやフルHDに非対応でしたが、F3ではこれらの点にも対応しています。αNEX-5と比べボディサイズやや大きいですが、カメラとしての基本性能はほぼ同等となっていますので、コストパフォーマンスの良い選択です。また、フラッシュを内蔵していたり、180度回転させ「自分撮り」が容易である点も、αNEX-F3ならではの特長となっています。なお、αNEX-F3は携帯電話や一部のコンパクトデジカメと同じように、ボディ内充電方式に対応していますので、毎日持ち歩くという使い方であれば、便利だと思います。

●「普段は気軽に、時にはこだわりたい」方に、αNEX-5R

 基本的にはコンパクトカメラと同じように気軽に使いたい、という点では上記パターンと同じですが、それに加えてこだわった撮影にも使ってみたい、ということであれば、αNEX-5Rをお勧めします。基本的なインターフェースはαNEX-F3と同じですが、タッチパネル液晶を搭載しているとともに、高感度性能、連写性能もブラッシュアップされています。また、NEXシリーズの中では、もっとも小型軽量である点も魅力的です。
 前機種NEX-5Nの機能に加え、新たにWi-Fi機能を搭載した点や、ユーザーが機能追加を行える「PlayMemories Camera Apps」も注目点です。また、NEX-F3と同様に液晶パネルのチルト角度が広がったことで、自分撮りもできるようになりました。さらに、ダイヤル搭載による操作性の向上や、像面位相差方式によるオートフォーカス速度の高速化もポイントになります。

●「手軽に電子ビューファインダーを使いたい」方に、αNEX-6

 カメラとしての機能的には、NEX-5Rに電子ビューファインダーを搭載した機種と言えますが、むしろNEX-7に近い中身となっています。イメージセンサーこそ有効1610万画素ですが、オートフォーカス性能やWi-Fi機能など、新しい機種としてNEX-7を超える実力も備えています。また、同時に発売となった、16-50mmのパワーズームレンズも、小型化と描写性能を両立させてレンズとして魅力的です。

●「一眼レフのような使い勝手が欲しい」方に、αNEX-7

 いわゆる高級コンパクトカメラやデジタル一眼レフを使用していて、同じような操作性のミラーレスカメラを求めているのであれば、現時点ではαNEX-7の一択となります。電子ビューファインダーを搭載しているにもかかわらず上面がフラットなボディデザインは、今までの一眼レフとは異なる新しいカメラであることを強くアピールしています。また、背面と上面に搭載されている3つのダイヤルは、直感的な操作を可能としており、上級者にとっても抵抗なく使えるカメラに仕上がっています。
 他の機種と比べ、やや高価格であることが難点ではありますが、本格的にミラーレスカメラを活用するのであれば、お勧めの機種となります。

「ソニーのレンズ交換式デジタルカメラの選び方」もぜひご覧ください。




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