トップページ > デジカメ購入アドバイス > 特集 ミラーレスカメラの選び方 > ミラーレスカメラとは? |
【ミラーレスカメラとは?】 国内で売れるレンズ交換式カメラのうち、ミラーレスカメラの割合は50%に近づこうとしています。すでに、シグマを除く国内主要各社はすべてミラーレスカメラを発売・発表しており、この流れはさらに太く速くなっています。
ここでは、新たなジャンルとなったミラーレスカメラの特徴と、メーカーごとの違い、製品の選び方について、見ていくことにします。ミラーレスカメラの購入を検討されている方のお役にたてれば、幸いです。 レンズ交換式であること:ミラーレスカメラの条件1まず、ミラーレスカメラとは、一眼レフのようにレンズを交換できなければなりません。コンパクトカメラの中には、一眼レフと同等の高画質な写真を撮影できる機種もあります。たとえば、ソニーのサイバーショットDSC-RX100やシグマのDP2Merrill、リコーのGR DIGITAL4や富士フイルムのX100などは、典型的な高級コンパクトカメラです。しかし、だからといって、これらのカメラのことを「ミラーレスカメラ」とは呼びません。ミラーレスカメラとは、あくまで一眼レフカメラをベースに枝分かれしてきた点に特徴があります。そのためミラーレスカメラは、レンズ交換ができるカメラである必要があります。
「ミラーレス」であること:ミラーレスカメラの条件2次に、ミラーレスカメラは、文字通り「ミラーレス」でなければなりません。ところで、「ミラーレス」のミラーとは、いったい何なのでしょうか? ミラーとは、一眼レフの中で光を反射させ光路を変えるために使われているミラーのことです。正式にはレフレクター(反射板)といい、一眼レフの「レフ」とは、レフレクターのことを意味しています。
一眼レフカメラでは、ファインダーでのぞき、構図やピントを合わせるためのレンズと、イメージセンサーで記録をするために使うレンズを、同じ一つのレンズで共用します。一眼レフの「一眼」とは、このことを意味するのですが、レンズを共用するため、ファインダーで被写体を確認しているときにはイメージセンサーに光は届きませんし、逆にイメージセンサーに光が届いている状態では、ファインダーには光は届きません。 この光路を切り換えるスイッチの役割を果たしているのが、ミラーなのです。
ミラーレスカメラでは、ミラーを無くしたため、光は常時イメージセンサーに届きます。そのため、一眼レフのような光学ファインダーを使うことができないので、コンパクトカメラのように液晶モニターで確認するか、電子ビューファインダーを用いることになります。もちろん、こうしたことは、イメージセンサーの画像をリアルタイムで確認することができるデジタルカメラだからこそできる芸当です。 画質に力を入れていること:ミラーレスカメラの条件3最後に、ミラーレスカメラは、少なくとも一般的なコンパクトカメラ以上に高い描写力を持っていなければなりません。ズーム倍率や連写性能などカメラとしての機能は、コンパクトカメラもかなり高くなってきました。そうした中、コンパクトカメラよりも大きく、レンズもいちいち付け替えなければならないミラーレスカメラの存在意義は、まさに高い描写力にあります。高い描写力の実現方法としては、明るいレンズを用意したり、コンパクトカメラよりも大きなサイズのイメージセンサーを搭載することなどによって行われています。最近では、ペンタックスQのように、イメージセンサー自体は一般的なコンパクトカメラと同じものを使っているものもあらわれてきましたが、レンズ性能や画像処理エンジンなどのトータルな描写力は、やはりコンパクトカメラを大きく上回っています。 |
特集 ミラーレスカメラの選び方 ミラーレスカメラとは? ミラーレスの特徴と仕組み ミラーレスと一眼レフの違い ミラーレスとコンパクトの違い ミラーレスの種類と選び方 オリンパスのミラーレス キヤノンのミラーレス ソニーのミラーレス ニコンのミラーレス パナソニックのミラーレス 富士フイルムのミラーレス ペンタックスのミラーレス (全体を見る) |