1. レンズ仕様
型式 |
1 マウントレンズ |
焦点距離 |
10-30mm |
開放絞り |
f/3.5-5.6 |
最少絞り |
f/16 |
レンズ構成 |
9群12枚(非球面レンズ3枚:前面より1枚目と5枚目と12枚目) |
画角 |
77°–29°40′
27-81mmレンズの画角に相当(35mm判換算) |
手ブレ補正 |
ボイスコイルモーター(VCM)によるレンズシフト方式 |
最短撮影距離 |
撮像面から0.2m(ズーム全域) |
最大撮影倍率 |
0.21倍(35mm判換算 0.57倍) |
絞り羽枚数 |
7枚(円形絞り) |
絞り方式 |
自動絞り |
絞りの範囲 |
焦点距離10mm 時: f/3.5-16 焦点距離30mm 時: f/5.6-16 |
アタッチメントサイズ |
40.5mm (P=0.5mm) |
寸法 |
約57.5mm (最大径)×42mm (レンズマウント基準面からレンズ先端まで) |
質量 |
約115g |
(ニコン ホームページより)
10mm f/3.5

(S60:放射方向60本/mm M60:同心円方向60本/mm)
30mm f/5.6

(S60:放射方向60本/mm M60:同心円方向60本/mm)
3. レンズ構成図 (ニコン ホームページより)
4. 製品外観

(35mm換算27-81mmのズームとしては小型軽量。)

(側面には、ズームリングボタンがある。これを押してズームリング
を回転させると、沈胴しているレンズが繰り出し撮影可能になる。)

(1マウントのレンズは4本とも中国製。S/Nは45xxx。)

(マウント側。今回リリースされた4本とも金属マウントであ
る。電子接点は12点。非装着時には絞りは閉じている。)

(V1に装着した状態。バランスが良い。)

(V1に装着した状態。撮影可能状態。なお、ズーム域を
望遠側にしても、レンズ全長はそれほど伸びない。)

(沈胴時、オプションフードHB-N101を装着した状態。
10mmレンズ用を除き、フードは硬質プラスティック。)

(撮影可能状態でフードを装着した状態。)

(フードは逆向きに装着も可能。フィルター径は40.5mm。)
5. 描写力
(1) 歪曲収差
10mm側では、やや樽型収差が目立つので、構図に注意が必要。18mmでは、ほとんど歪曲収差は解消されており、30mmではわずかながら糸巻型収差が認められる。広角側を除き、良好に補正されたレンズに仕上がっている。
焦点距離:10mm

焦点距離:18mm

焦点距離:30mm

(2) 解像力
全体によく解像している。広角側では若干周辺部が甘いが、2段絞るとかなり鮮明な画像となる。その他の焦点域では開放から使える画像となっている。詳細は、サンプル画像で確認してほしい。

ISO12233準拠チャート。中央と左上の赤枠の部分を切り出
してある。画像をクリックすると、元画像の全体が開きます。
10mm域 F3.5
 
10mm域 F7.1
 
18mm域 F4.5
 
18mm域 F9
 
30mm域 F5.6
 
30mm域 F11
 
(3) ボケ
10mm F3.5

10mm F5

18mm F4.5

18mm F6.3

30mm F5.6

30mm F8

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