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特集 J3

ニコン J3 ~ニコン・ミラーレスカメラの新世代中核機

ニコン 1 J3  by Inaba Kunio    ニコン・ミラーレスカメラの新世代中核機  評価:5.0
ニコン  J3 Nikon


1.ニコン J3の位置づけと概要

 ニコンのミラーレス中核機

 2012年11月に第二世代ミラーレスであるV2が登場したことで、ようやくニコンのミラーレス戦略が明らかになったように思います。
  • 将来にわたってデジタル一眼レフは存続させる。
  • デジタル一眼レフとは画質で差別化する。
  • 「コンパクトなシステムカメラ」をアピールする。
 「ニコン 1 V2 徹底レビュー」でも記載しましたが、こうした立場はキヤノンやソニーとも異なっており、比較的小型のイメージセンサーを選択したニコンだからこそ採ることができる道です。ニコンは、ミラーレスカメラにおいても、デジタル一眼レフと同じように、エントリーからハイエンドまで幅広くラインアップを展開していくことを考えているのだと思われます。このニコン・ミラーレス戦略が最終的な成功につながるかどうかはわかりませんが、少なくとも現時点では順調に進んでいると言えるのではないでしょうか。

ニコン 1 J3

 薄型10mmレンズを装着したJ3。コンパクトカメラと同等サイズ。

 今回登場したJ3とS1は、ミドルクラスとエントリー機に相当する機種です。J3は、一見したところJ1/J2と似通っているように見えますが、それらの単なる後継機ではなく、「ニコン・ミラーレスにおける中核機」としての位置づけを明確にした機種だと思います。

 J1/J2とJ3との主な違いは次の点です。
  • イメージセンサーはV2と同じ有効1425万画素へと進化。
  • 撮影モードダイヤルは、液晶モニター面からボディ上面に移設。ただしJ1/J2と同様にPASMの項目は含まれない。
  • ボタンやレバー等のインターフェースは、S1と同様に大幅に整理された。
  • 連続撮影枚数が強化され、19コマから27コマに(12bitRAW時)。
  • ボディサイズは一回り小型化・軽量化。
 V1/J1の第一世代で試行されたインターフェースをベースに、電子ビューファインダーを内蔵しないミラーレスカメラとして最適なものへと再構成されています。当然ながら「最適」の中にはコスト要因も含まれており、リモコン受光部やサムネイル/拡大レバー、F(フィーチャー)ボタン、表示切換ボタン等が省略されました。本来であれば、ロータリーマルチセレクターとは別に、コマンドダイヤル等も1つは欲しかった気がしますが、新しいインターフェースでの操作性についても後ほど確認してみたいと思います。

 J3は売れるか?

 実際の答えは半年後、あるいは1年後でなければわかりませんが、価格政策を誤らなければ、J3は確実にヒットすると思います。

 まず第一に、レンズ交換式カメラに期待される画質レベルをクリアーしている点です。J1/J2の有効1010万画素のイメージセンサーは、比較的小型であるとはいえ、画素数の点でやや見劣りがしていました。最近では、1/2.3型のセンサーを搭載する多機能コンパクトでさえ、14メガから16メガ画素が主流となっています。もちろん、ここまで画素ピッチが小さくなると、画素数アップがどこまで描写力向上につながるのか疑問もあります。しかし、ニコン1シリーズが採用している1型センサーは、1/2.3型センサーの4倍の面積を持っていますので、まだまだ画素数アップが直接解像力の向上となってあらわれてきます。

 第二に、そのサイズです。段違いに小さいペンタックスQ/Q10を除けば、J3のボディサイズはコンパクトカメラと同等レベルと言ってよいほど小型です。レンズ部分を除けば、キヤノン PowerShotS110ソニー サイバーショット DSC-RX100とほぼ同じサイズであり、今までの小型ミラーレスカメラよりもさらに一回り小さく、軽量になりました。言うまでもなくミラーレスカメラの一番の魅力は小型軽量性であり、J3(そしておそらくS1も)はそうしたユーザーニーズに最もマッチした製品に仕上がっているように思います。

 第三に、気持ち良い動作感です。ニコン1シリーズの各機種は、像面位相差オートフォーカスと比較的深い被写界深度を活かして、デジタル一眼レフと同等の「キビキビ感」を実現しています。店頭で実際に操作してみてニコン1シリーズに決める方が比較的多いのも、コンパクトカメラに特有の「もっさり感」を感じさせず、キビキビと動く気持ちよさを体感できるからだと思います。

 加えて、第四の理由を挙げるとすれば、価格です。このあたりは今後のニコンの販売戦略如何ではありますが、もともと多くはなかった可動部分をさらに整理統合したJ3やS1の製造コストは、かなり下方柔軟性をもっているものと推察されます。J1が「2012年ミラーレスカメラ販売数第一位」に輝いたのも、アグレッシブな価格政策が大きく貢献したものと思われますが、J3やS1は状況によってはJ1以上に魅力的な価格帯で販売される可能性をもっています。

 それでは実際に、ニコンの新世代ミラーレス中核モデル、J3の実力をテストしてみます。


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2.ニコン J3を開封し外観をチェック

 ニコン Nikon 1 J3を開封する

 2012年1月8日に、S1とともに発表されたJ3。いよいよ2月7日から販売開始となりました。カラーはブラックとホワイト、シルバー、レッドの4種類で、ボディのみ、ボディに10-30mm標準ズームレンズがセットになった「標準ズームレンズキット」、新登場の小型10-100mmズームがセットになった「小型10倍ズームキット」の3つの形態で販売されています。なお、ボディ単体ではブラックとホワイトのみとなりますので注意が必要です。

 販売開始時点の実売価格は、ボディ単体で6万円弱、標準ズームレンズキットで6万円台、小型10倍ズームキットで8万円台となっています。

 今回は、新しく登場した小型10倍ズーム、VR10-100mmのテストも行うため、小型10倍ズームキットを購入しました。カラーはブラックを選択しましたが、レンズもボディと同じカラーのものが同梱されるため、他のモデルも魅力的だと思います。

Nikon V2

 Nikon 1 J3小型10倍ズームレンズキットのパッケージ。白を基調とした箱に、Nikon1のロゴが記載されています。予想していたよりも小型の箱でした。

Nikon V2

 ケースを開けると、保証書や取扱説明書が目に入ります。ボディ本体とレンズとは別々の保証書が入っており、保証内容もボディ用は国内のみですがレンズについては国際保証書と異なっています。

Nikon V2

 保証書や取扱説明書が置かれているトレイを取り外すと、その下から製品本体が顔を出します。左側に見えるのがボディ本体で、右下に10倍ズームレンズが入っています。

Nikon V2

 パッケージ内に同梱されている付属品関係。左上より使用説明書、活用ガイドCD-ROM、ソフトウェアCD-ROM、バッテリーチャージャーMH-27、バッテリーEN-EL20、ボディキャップBF-N1000、ストラップAN-N1000、USBケーブルUC-E19。使用説明書は簡易版ですが114ページの冊子ですので、基本的な事項については記載されています。同梱されているCD-ROM内には詳細版ともいうべき活用ガイドが入っており、こちらは238ページです。

 ニコン Nikon V2の本体をチェック

Nikon V2

 ボディ本体のみの実測値は200gでした。仕様では201g(バッテリー、カードを含むと244g)となっています。

Nikon V2

 ボディ前面。基本的なデザインテイストはJ1/J2のものを踏襲していますが、全体にひとまわりコンパクト化されています。レンズマウント右側にあったレンズ取り外しボタンが右下に移り、そこにあったリモコン受光部は省略されました。J3ではワイヤレスモバイルアダプターWU-1bに対応しましたので、こちらを使うことになります。

Nikon V2

 ボディ液晶モニター側。モードダイヤルはボディ上面に移され、ボタンやレバー類も整理されました。液晶パネルは3型92万ドットのもので、アスペクト比はイメージセンサーと同じ3:2です。

Nikon V2

 ボディ上面。撮影モードダイヤルの設定項目は、J2と同じ5項目となっており、PASMの追加はされていません。

Nikon V2

 ボディ底面。J1/J2よりも薄くなったことを実感します。三脚用の穴はレンズ光軸上に設置されている点は好感を持ちます。

Nikon V2

 ボディ左側面。こちらにはフラッシュポップアップボタンと外部接続端子があります。

Nikon V2

 ボディ右側面。ストラップ取付部は三角環方式に変更となりました。ストラップの取り回しが容易になります。

Nikon V2

 ボディ右上にはJ3のロゴとAF補助光ランプがあります。このランプは、セルフタイマーランプや赤目軽減ランプも兼ねています。

Nikon V2

 ボディ左上にはNikon 1のロゴが立体的に付けられています。このあたりのデザインもJ1/J2と共通です。

Nikon V2

 ボディ右下にあるレンズ取り外しボタン。マウント面にある固定用のピン自体はレンズ右側にあるため、ボタンとピントの間の距離が離れましたが、操作しづらい印象は受けませんでした。

Nikon V2

 液晶モニター側のメインコントロール部。J1/J2と比較すると、かなり大胆に整理されています。単独であったフィーチャーボタン、サムネイル/拡大レバー、表示切り替えボタンが省略されています。この部分のレイアウトは、S1と共通化されています。これからのJシリーズ、Sシリーズでは、このインターフェースがベースになっていくのだと思われます。
 なお、PASMへの切り替えは、撮影モードを「クリエイティブモード」に切り替えた上で、ロータリーマルチセレクター内にあるフィーチャーボタンを押し、選択をすることで行います。初めての方であれば、おそらく取扱説明書を見ないとわからないと思います。


Nikon V2

 ボディ上面。撮影モードダイヤルの有無で、JシリーズとSシリーズが分かれます。なお、写真の状態が「クリエイティブモード」です。

Nikon V2

 ボディ上面の左側。上面は金属製で、ヘアライン加工がされています。中央に見えるのはポップアップストロボの上面で、その左右に見える穴はステレオマイクです。左側にある丸に横棒のマークは、撮像センサーの位置を示す指標で、被写体との距離を測る上での基準面となります。

Nikon V2

 ボディ左側には、フラッシュポップアップボタンがあります。電子式のため、電源が入っている状態で機能します。

Nikon V2

 ボディ左側面にある外部接続端子。上からHDMIミニ端子、USB端子となります。JシリーズはJ1からアナログビデオ出力はありませんでしたが、最近ではそれほど支障になることはなくなってきているように思います。
 

Nikon V2

 ボディ下部にある電池室の蓋を開けた状態。メモリーカードもこの中に入れる方式です。

Nikon V2

 専用電池とメモリーカードを挿入しつつある状態。メモリーカードはラベル面が液晶パネル側となります。

Nikon V2

 液晶モニターは3型92万ドットのものとなっています。アスペクト比は3:2。なお、画面四隅がやや暗いのは、小型10倍ズームを広角端にしているためと思われます。

Nikon V2

 J3に薄型10mmパンケーキレンズを装着した状態。一番コンパクトな組み合わせとなり、このままポケットに入れて散歩に行きたい気がします。

Nikon V2

 薄型10mmレンズを装着した状態を横から見たもの。このレンズは沈胴タイプではないため、電源を入れるだけで撮影可能な状態となります。

Nikon V2

 小型10倍ズーム1 NIKKOR VR 10-100mm f/4-5.6を装着した状態。今まで高倍率ズームは10-100mm電動ズームのみであったため、小型コンパクトで利便性の高いレンズとして価値がある1本です。写真は沈胴状態のため、撮影状態にするにはズームリングボタンを押してズームリングを回転させる必要があります。

Nikon V2

 小型10倍ズームを装着した状態。35mm換算で27mmから270mmまでの画角をカバーする高倍率ズームのため、それなりの大きさがあります。

Nikon V2

 内蔵ストロボをポップアップさせた状態。小型10倍ズームは広角端となっています。

Nikon V2

 ポップアップストロボ部。レンズ光軸上からはややシフトしています。

Nikon V2

 手動となりますが、ポップアップしたストロボをバウンスさせることも可能です。

Nikon V2

 内蔵ストロボの基部。そのまま上に飛び出す方式だったJ1/J2からは構造が大きく変わりました。

Nikon V2

 J3(右側)とJ1(右側)。J3は一回り小型・軽量になっています。

Nikon V2

 J3(右側)とJ1(右側)。ボディ厚は数値以上に薄型化されたように見えます。ストラップ取付部の形状が変わっていることがわかります。

Nikon V2

 J3(右側)とJ1(右側)。液晶モニターはどちらも3型のパネルです。アスペクト比も同じ3:2となります。

Nikon V2

 J3(右側)とJ1(右側)。右手部分のボタン類が大きく変わったことがわかります。モードダイヤルもボディ上面に移されています。なお、モードダイヤルの設定項目は、J2ではJ3と同じものに変わっています。

Nikon V2

 J3(右側)とJ1(右側)。内蔵ストロボをポップアップさせた状態。J1の方が照射位置は高いものの、J3の形状の方が一般的だと思います。

Nikon V2

 J3(右側)とキヤノン PowerShotS95(右側)。J3は、小型タイプの高級コンパクトカメラと同等レベルのサイズとなっています。ミラーレスカメラの一番の魅力は、やはり小型軽量なボディにありますので、こうした点はJ3の訴求力に繋がるものと思われます。

 ニコン Nikon V2の付属品をチェック

Nikon V2

 バッテリーチャージャー MH-27。J1/J2と同じものです。バッテリーEN-EL20の充電には、最大で2時間かかります。

Nikon V2

 コンセント接続部は回転可能なため、可搬性に優れています。

Nikon V2

 リチウムイオンバッテリーEN-EL20。容量は7.2V 1020mAhです。静止画で220コマ、動画で45分の撮影が可能。

Nikon V2

 バッテリーEN-EL20には、偽造防止用のホログラムが貼付されています。中国製。

Nikon V2

 付属するストラップAN-N1000。ニコン1シリーズで共通のものとなっています。Nikon 1のロゴは貼付製ですが、ストラップ自体は十分な強度がありそうです。

Nikon V2

 USBケーブルUC-E19。パソコンやプリンター等との接続に使用します。

Nikon V2

 ボディキャップBF-N1000。これも各機種共通ですが、合成樹脂製のしっかりしたつくりのものとなっています。

Nikon V2

 ボディキャップBF-N1000の裏側。レンズマウントのバヨネット部分を利用して固定するタイプです。

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3.ニコン J3の描写性能はどうか?

 描写力チェック1:高感度性能

 ニコン 1 J3に搭載されているイメージセンサーは、基本的にV2と同じものですので、ほぼ同じ傾向を示しました。

 J3の基本感度はISO160で、ISO6400まで設定可能となっています。拡張設定等の項目はありません。ノイズ低減処理の行い方としては、カメラ内での設定と、RAWで撮影しパソコン上での現像段階で行う方法があります。なお、カメラ内で設定した場合でも、RAWファイルには変更は加えられませんので、後から編集することも可能です。

 カメラ内でのノイズ低減は、「高感度ノイズ低減」と「長秒時ノイズ低減」の2つがあります。どちらも、撮影メニューの中で設定可能となっていますが、別々の場所に置かれていますので注意が必要です。

 「高感度ノイズ低減」は「しない」、「する」の2種類が設定可能となっています。「する」にした場合には、常に高感度ノイズ低減処理がかけられます。「しない」にした場合には、ISOを高感度に設定した場合にのみ、高感度ノイズ低減処理がかけられます。その場合でも、「する」にした時よりも弱めに処理がかけられます。

 「長秒時ノイズ低減」は、「する」と「しない」のどちらかに設定します。「する」に設定すると1秒よりも低速のシャッター速度で撮影したときに長秒時ノイズ低減がかかります。長秒時ノイズ低減処理を行うと、画像を記録するのにかかる時間は約1.5~2倍となります。「しない」にした場合には、遅いシャッター速度で撮影する場合に長秒時ノイズ低減処理がかけられます。その場合でも、「する」にした時よりも弱めに処理がかけられます。また、かかる時間も通常と比べて多少長くなる程度です。このあたりも、V2と同じです。

 高感度ノイズ低減を「しない」にしても、ISO800まではほとんどノイズ感は感じられません。ISO1600あたりから、徐々にノイズが増える感じはしますが、ISO3200でも気になるレベルではありません。ISO6400になると、さずがに解像感の低下も感じられますが、縮小するなど使い方によっては十分実用可能なノイズレベルとなっています。

 高感度ノイズ低減を「する」にすると、1段分程度ノイズが低減化されます。解像感もやや低下しますが、ISO6400の等倍でそれなりに使えるレベルとなっています。

 標準の設定では、「長秒時ノイズ低減」は「しない」に、「高感度ノイズ低減」は「する」となっていますが、解像感を重視されるのであれば、高感度ノイズ低減も「しない」にしても良いかもしれません。

 なお、設定できるISO感度の上限はISO6400となっていますが、このノイズレベルを見ると、もう一段程度高感度側に設定を拡げても良いように思いました。このあたりは将来的にファームウェアのバージョンアップで機能追加できると良いと思います。

 下記のサンプルは、高感度ノイズ低減を「しない」、「する」の2段階で各ISO感度の撮影を行ったものとなります。表示画像は等倍画像ですが、クリックすると全体画像が表示されますので、あわせて比較をしていただければと思います。

SONY_ANEX-7
サンプル画像。左下の赤枠の部分を切り出してある。
画像をクリックすると、元画像の全体が開きます。

ISO160(左から「しない」「する」)
Nikon 1 J3Nikon 1 J3

ISO200(左から「しない」「する」)
Nikon 1 J3Nikon 1 J3

ISO400(左から「しない」「する」)
Nikon 1 J3Nikon 1 J3

ISO800(左から「しない」「する」)
Nikon 1 J3Nikon 1 J3

ISO1600(左から「しない」「する」)
Nikon 1 J3Nikon 1 J3

ISO3200(左から「しない」「する」)
Nikon 1 J3Nikon 1 J3

ISO6400(左から「しない」「する」)
Nikon 1 J3Nikon 1 J3

 描写力チェック2:解像度

 Nikon 1 J3のイメージセンサーは有効1425万画素です。今回テストに使用したニコン 1 NIKKOR VR 10-100mm f/4-5.6の結果は、高倍率ズームレンズとしては標準的な解像力を示しました。このレンズは、1段絞ると、周辺部を含めさらに解像力が向上したため、開放絞りF4.0から1段絞ったF5.6のもので確認を行いました。視覚解像度チェック用ライン、限界解像度チェック用ラインとも、部分的に2500本ラインの識別が可能であり、イメージセンサーの画素数を活かしていると感じました。

  レンズ名:1 NIKKOR VR 10-100mm f/4-5.6
 焦点距離:10.0mm (35mm換算 約27mm)
 絞り値:F5.6 (開放絞りF4.0から1段絞った状態)
 使用チャート:ISO12233準拠チャート


(下図は、図の赤枠の部分を等倍で切り出したもの。)

Nikon 1 J3
 限界解像度チェック用のラインでは、ぎりぎりですが2500本まで視認できています。モアレもほとんど発生していません。

Nikon 1 J3
 横方向の限界解像度チェック用のラインでも、部分的に2500本域まで視認できています。

 描写力チェック3:歪曲収差補正機能

 ニコン 1 J3には、レンズの特性による歪曲収差を軽減する機能があります。撮影メニューの中にある「自動ゆがみ補正」がそれで、「しない」「する」のどちらかに設定できるようになっています。

 対応しているのは、1NIKKORレンズのみで、マウントアダプターFT1を介してデジタル一眼レフ用レンズを装着した場合には、自動ゆがみ補正は機能しません。

 テストに用いたのは、ニコン 1 NIKKOR VR 10-100mm f/4-5.6で、広角端の10mm域から100mm域まで確認をしました。

 テストした結果、自動ゆがみ補正機能で極めて良好に補正されることが確認できました。焦点域10mmの広角端では、やや強めの樽型収差がみられ、標準域から望遠側では糸巻型収差がみられます。自動ゆがみ補正を「する」にすると、広角端の樽型収差もかなり目立たなくなります。また、標準域以降の糸巻型収差については、ほぼ完全に補正されます。

 自動ゆがみ補正機能を使用すると、画像周辺部がやや削られることになりますが、積極的に活用すべきように感じました。

10mmF4.0 (35mm版27mm相当)
(左から「オフ」「オン」)

Nikon 1 J3 Nikon 1 J3

18.1mmF4.8 (35mm版49mm相当)
(左から「オフ」「オン」)

Nikon 1 J3 Nikon 1 J3

28.7mmF5.3 (35mm版77mm相当)
(左から「オフ」「オン」)

Nikon 1 J3 Nikon 1 J3

48mmF5.3 (35mm版130mm相当)
(左から「オフ」「オン」)

Nikon 1 J3 Nikon 1 J3

100mmF5.6 (35mm版270mm相当)
(左から「オフ」「オン」)

Nikon 1 J3 Nikon 1 J3

4.結局、ニコン J3は「買い」か?

 独断 素晴らしい!smile ポイント 
  • ニコン1システムの中で、最小最軽量なボディ。
  • APS-Cサイズセンサーのカメラに肉薄する解像力。
  • ISO6400まで設定可能な高感度性能。(ISO1600までは十分常用可能)
  • アスペクト比3:2の液晶モニターを搭載。
  • ミラーレスカメラの中で群を抜くオートフォーカススピード。
  • 実用性の高い連写性能。
  • フルHD動画撮影に対応。
  • 高速なオートフォーカス。
  • ベストモーメントキャプチャーやレンズ補正機能など、撮影機能の強化。
  • 内蔵フラッシュを搭載。

 独断 もう一息!not smile ポイント 
  • RAWが12bitのみで14bitでの撮影に対応していない。
  • メニュー構成がややわかりづらく整理が必要。
  • 撮影モードダイヤルにPASMが設定されておらず、J1/J2よりもかなりボタン類が減少。
  • カメラ内RAW現像に対応していない。
  • 全体的にユーザーが設定できる範囲が狭い。
  • 固定式の液晶モニター(バリアングル化等)。

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付録1.製品仕様からみた J3の特長

型式  レンズ交換式デジタルカメラ
レンズマウント  ニコン1マウント
実撮影画角  レンズの焦点距離の約2.7倍に相当(35mm判換算)
有効画素数  1425万画素
 ※J2は1010万画素。
 ※V2はJ3と同じ。
(なお、J3/J2のイメージセンサーのサイズは、D3200の1/3程度のため、単純に画素ピッチを計算すると、J2はD3200の約90%、J3は約75%となる。)
撮像素子  13.2×8.8mmサイズCMOSセンサー、ニコンCXフォーマット
ダスト低減機能  イメージセンサークリーニング
記録画素数  静止画( 静止画オートモード、P、S、A、Mモード、ベストモーメントキャプチャーモード)
  4608×3072ピクセル
  3456×2304ピクセル
  2304×1536ピクセル
 静止画(アドバンスト動画モード)
  4608×3072ピクセル(1080/60i、1080/30p)
  1280×856ピクセル(720/60p、720/30p)
 静止画(モーションスナップショットモード)
  4608×2592ピクセル
 ※J2は最大3872×2592画素。
 ※V2はJ3と同じ。
画質モード  RAW12ビット(圧縮)
  JPEG-Baseline準拠
  圧縮率(約):
   FINE(1/4)
   NORMAL(1/8)
   BASIC(1/16)
 RAWとJPEGの同時記録可能
 ※V2、J2も同じ
ピクチャー
コントロール
システム
 スタンダード、ニュートラル、ビビッド、モノクローム、ポートレート、風景、いずれも調整可能、カスタムピクチャーコントロール登録可能
記録媒体  SDメモリーカード、SDHCメモリーカード、SDXCメモリーカード
対応規格  DCF 2.0(Design rule for Camera File system)、DPOF(Digital Print Order Format)、Exif2.3(Exchangeable image file format for digital still cameras)、PictBridge
撮影モード  オートモード、クリエイティブモード(P:プログラムオート(プログラムシフト可能)、S:シャッター優先オート、A:絞り優先オート、M:マニュアル、夜景、夜景ポートレート、逆光、かんたんパノラマ、ソフト、ミニチュア効果、セレクトカラー)、ベストモーメントキャプチャーモード(スロービュー、スマートフォトセレクター)、アドバンスト動画モード(HD動画(P:プログラムオート、S:シャッター優先オート、A:絞り優先オート、M:マニュアル)、スローモーション)、モーションスナップショットモード
シャッター  エレクトロニックシャッター
シャッタースピード  1/16000~30秒(1/3ステップ)
 Bulb
※バルブ撮影時、シャッターは開いてから約2分経つと自動的に閉じます。
フラッシュ同調
シャッタースピード
 X=1/60秒以下の低速シャッタースピードで同調
 ※J2も同じ
 ※V2はX=1/250秒以下の低速シャッタースピードで同調
レリーズモード  単写、連写、セルフタイマー
連続撮影速度  約5コマ/秒、約15コマ/秒、約30コマ/秒、約60コマ/秒
連続撮影枚数  12bitRAWで27コマ
 ※J2は19コマ
 ※V2は50コマ
セルフタイマー  作動時間:2秒、10秒
測光方式  撮像素子によるTTL測光方式
測光モード  マルチパターン測光
 中央部重点測光:Φ4.5mm 相当を測光
 スポット測光:Φ2mm 相当を測光、AFエリアに連動して測光位置可動
露出モード  P: マルチプログラムオート(プログラムシフト可能)
 S: シャッター優先オート
 A: 絞り優先オート
 M: マニュアル、おまかせシーン(シーン自動判別)
露出補正  範囲: ±3段、補正ステップ: 1/3ステップ
AEロック  シャッターボタン半押しによる輝度値ロック方式
ISO感度  ISO 160 ~ 6400(1段ステップ)
 感度制限オート(160 ~ 6400、160 ~ 3200、160 ~ 800) 
 P、S、A、Mモード 時に設定可能
 ※J1はISO100~3200、拡張でISO6400相当
 
※V2はJ3と同じ
アクティブ
D-ライティング
 する、しない
オートフォーカス  ハイブリッドAF(位相差AF/コントラストAF)、AF補助光付
レンズサーボ  オートフォーカス(AF): シングルAF(AF-S)、コンティニュアスAF(AF-C)、AF自動切り換え(AF-A)、常時AF(AF-F)
 マニュアルフォーカス(MF)
AFエリアモード  シングルポイント、オートエリア、ターゲット追尾
AFエリア  シングルポイント: 135点のAFエリア(中央部73点は位相差AF)
 オートエリア: 41点のAFエリア
 ※J2、V2も同じ
フォーカスロック  シャッターボタン半押し時(シングルAF(AF-S)時)
内蔵フラッシュ  オートモード、クリエイティブモード(ソフト、ミニチュア効果、セレクトカラー)時:オートポップアップ方式による自動発光
 クリエイティブモード(夜景ポートレート、逆光)時:オートポップアップ方式による通常発光
 クリエイティブモード(P、S、A、M)時:手動ポップアップ方式
 ガイドナンバー:約5(ISO 100・m)/ 約6.3(ISO 160・m)、20℃の場合
 ※J2、V2のガイドナンバーも同じ
調光方式  撮像素子によるi-TTL調光制御
フラッシュモード  通常発光オート、赤目軽減オート、通常発光、赤目軽減発光、通常発光+スロー、赤目軽減発光+スロー、後幕発光+スロー、後幕発光、発光禁止
調光補正  範囲: -3 ~ +1段、補正ステップ: 1/3ステップ
レディーライト  内蔵フラッシュ使用時に充電完了で点灯
ホワイトバランス  オート、電球、蛍光灯、晴天、フラッシュ、曇天、晴天日陰、水中、プリセットマニュアル、プリセットマニュアル以外はいずれも微調整可能
動画機能  撮像素子によるTTL測光方式
測光モード  マルチパターン測光
 中央部重点測光: φ4.5mm相当を測光
 スポット測光: φ2mm相当を測光、AFエリアに連動して測光位置可動
記録画素数
フレームレート
 HD動画、オートモード、P、S、A、Mモードで撮影した動画
  1920×1080 (60i (59.94fields/s))
  1920×1080 (30p (29.97fps))
  1280×720 (60p (59.94fps))
  1280×720 (30p (29.97fps))
 スローモーション動画
  640×240(記録: 400fps、再生: 30p(29.97fps))
  320×120(記録: 1200fps、再生: 30p(29.97fps))
 モーションスナップショットモードで撮影した動画
  1920×1080(記録: 60p(59.94fps)
  再生: 24p(23.976fps))
 ※J2、V2も同じ
ファイル形式  MOV H.264/MPEG-4 AVC
音声記録方式  AAC
 内蔵ステレオマイク、マイク感度設定可能
液晶モニター  3型TFT液晶モニター、約92万ドット、明るさ調整可能
 ※J2、V2も同じ
再生機能  1コマ再生、サムネイル再生(4、9、72 分割またはカレンダーモード)、拡大再生、動画再生、スライドショー、ヒストグラム表示、撮影画像の縦位置自動回転、レーティング、パノラマ再生
インターフェース  Hi-Speed USB
 HDMIミニ端子(Type C)装備
表示言語  日本語、英語
電源  Li-ionリチャージャブルバッテリー EN-EL20(1個使用)
 ACアダプター EH-5b(パワーコネクター EP-5Cと組み合わせて使用)(別売)
 静止画で220コマ、動画で45分の撮影が可能
寸法(W×H×D)  約101.0×60.5×28.8mm
 ※J2は約106.0×61×29.8mm
 ※V2は約107.8×81.6×45.9mm
質量  約244g(バッテリーおよびSDメモリーカードを含む、ボディーキャップを除く)
 約201g(本体のみ)
 ※V1は約280g/約237g
 ※V2は約337g/278g
動作環境  0~40℃ 85%以下(結露しないこと)
付属品  Li-ion リチャージャブルバッテリー EN-EL20(端子カバー付)、バッテリーチャージャー MH-27、USBケーブル UC-E15、ボディーキャップ BF-N1000、ストラップ AN-N1000、ViewNX 2/ Short Movie Creator CD-ROM、使用説明書、活用ガイド CD-ROM

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付録2.発売前のファーストレビュー

【一口コラム】 V2のファインダーレス・モデル

 ニコンからS1とともに新世代Jシリーズ、J3が発表されました。J2が液晶パネルの変更をはじめとするマイナーバージョンアップであったのに対し、J3はV2と同じイメージセンサーを搭載したフルモデルチェンジ・モデルといえます。

 2011年10月にニコンがミラーレスカメラに参入してから、徐々にラインアップも強化されてきました。この間に発表されたボディを見ると、
となっており、V、J、Sの3つの製品ラインが揃うことになります。現時点ではすべての機種の店頭在庫が見られますが、徐々にV2、J3、S1にシフトしていくものと思われます。

 ニコン 1 J3の主な特徴をあげると、次の通りとなります。
  • イメージセンサーはV2と同じ1425万画素。
  • ローパスフィルターは非搭載に。
  • J1よりも小型軽量化された。
  • モードダイヤルはボディ上面に移設。ダイヤル内にPASMは設定されていない。
  • フラッシュを内蔵。ガイドナンバーはJ2と同じ5だが、ポップアップ形式が変更になった。
  • 液晶パネルは3型92万ドットで、J2のものと同じ。
  • 連写性能は同じ60コマ/秒だが、連続撮影枚数は19コマから27コマに強化(12bitRAW)。
  • J2ではボディ上面にあったスピーカーが底面に移動。
  • J2ではボディ前面にあったリモコン受光部は省略。
  • J2ではボディ前面にあったステレオマイクはボディ上面に移設。
  • J2のフラッシュポップアップレバーが無くなり、電子制御化。
  • J2のF(フィーチャー)ボタン、サムネイル/拡大レバーは省略。
  • J2の表示切換ボタンは省略。
 インターフェース関係はかなり整理された印象を受けます。とくにリモコン受光部が省略されましたので、リモコンML-L3は使用できなくなりました。その分、ワイヤレスモバイルアダプターWU-1bに対応していますので、スマートフォン等を使えば高機能なリモコンとしても活用できますが、使い方によっては少々注意が必要かもしれません。

※J3とS1の主な違いは、ニコン 1 S1 をご参照ください。

ニコン Nikon 1 J3 ニコン Nikon 1 J2
J3(左側)とJ2(右側)。ボディデザインはほぼ同じですが、レンズ取り外しボタンの位置が右下に変わっています。また、その位置にあったリモコン受光部が省略されました。ボディ幅は5mm小型化されています。
ニコン Nikon 1 J3 ニコン Nikon 1 J2
J3(左側)とJ2(右側)。モードダイヤルがボディ上面に移設されています。モードダイヤルの表示項目は同じです。ボタン関係では、フラッシュポップアップレバー、F(フィーチャー)ボタン、サムネイル/拡大レバー、表示切換ボタンが省略されています。ボタン類はかなり整理された印象を受けます。
ニコン Nikon 1 J3 ニコン Nikon 1 J2
J3(左側)とJ2(右側)。デザインは似ていますが、ボディ上面のモードダイヤルの部分が異なります。

【Nikon 1 J3とJ2の比較】
機種名 J3 J2
イメージセンサー 有効1425万画素
1型(13.2mmx8.8mm) CMOS
有効1015万画素
1型(13.2mmx8.8mm) CMOS
マウント ニコン1マウント
ISO感度 ISO160-6400 ISO100-3200
(拡張でISO6400まで)
シャッタースピード 30-1/16000秒
液晶モニター 3型92万ドット 3型92万ドット
連写速度 60コマ/秒
12bitRAWで連続27コマ
60コマ/秒
12bitRAWで連続27コマ
動画撮影 1920x1080
(60i/30p)
バッテリー EN-EL20 EN-EL20
サイズ
(W x H x D)
101.0×60.5×28.8mm 106×61×29.8mm
重さ 244g/201g 280g/237g

 発売は2月の予定で、ボディ単体が7万円程度、標準ズームキットが8万円程度、小型10倍ズームキットは10万円の見込みで、J2登場時の価格と同等のようです。

 なお、今回は新たに2本のズームレンズが登場しました。V2と一緒に発表された広角ズームと高倍率ズームで、どちらも手振れ補正機能VRを搭載しています。

◎1 NIKKOR VR 6.7-13mm f/3.5-5.6
 ニコン1シリーズ待望の広角ズームレンズです。35mm換算で18-35mmの画角をカバーします。
 最短撮影距離はズーム全域で25cmで、最大撮影倍率は0.06倍です。また、絞り羽根は円形の7枚絞りで、フィルター径は52mmとなっています。写真を見ると、沈胴式となっているようです。
 希望小売価格は74,550円で3月に発売予定です。

◎1 NIKKOR VR 10-100mm f/4-5.6
 35mm換算で27-270mmの画角をカバーする高倍率ズームレンズですが、沈胴時の全長は60.5mmと、5倍以上のズームレンズとしては世界最小サイズとなっています。重さも125gと軽量です。
 最短撮影距離は10mm時が35cm、100mm時が65cmで、最大撮影倍率は0.12倍です。また、絞り羽根は円形の7枚絞りで、フィルター径は55mmとなっています。ちなみに、焦点距離が同じパワーズームの沈胴時全長は95mm、重さは530gですので、このレンズの小型軽量ぶりがわかると思います。
 希望小売価格は89,250円で2月に発売予定です。


ニコン Nikon 1 6.7-13mmvr ニコン Nikon 1 10-100mmvr
VR6.7-13mmf/3.5-5.6(左側)とVR10-100mmf/4-5.6(右側)。どちらも沈胴式でコンパクトなボディです。

(2013年 1月 9日 記)


 独断 デジカメ対決! どっちが良い? 


☆ vs ニコン1 V2
☆ vs ニコン1 S1
☆ vs キヤノン EOSM

 

【厳選レビュー記事】

◎ITmedia カジュアルに超高速連写を楽しめる軽快ミラーレス ニコン「Nikon 1 J3」

  2013年 2月 6日 荻窪圭
  • J2よりコンパクト、シンプル
  • V2と同等の1400万画素CMOSセンサー
  • 新型10-100ミリはとても便利
  • 作例

◎デジカメWatch 写真で見る 「Nikon 1 J3」「Nikon 1 S1」

  2013年 1月25日 鈴木誠
  • Nikon 1 J3。
  • Nikon 1 S1。
  • 1 NIKKOR VR 6.7-13mm F3.5-5.6。

◎ITmedia 「世界最小」実現、60コマ/秒連写も可能な「Nikon 1 J3」

  2013年 1月 8日 編集部
  • AF追従時で約15コマ/秒の高速連写が行える。
  • カラーはレッド、ホワイト、ブラック、シルバー、ベージュの5色を用意。

◎デジカメWatch ニコン、AF追従15コマ/秒の「Nikon 1 J3」

  2013年 1月 8日 編集部
  • CXフォーマット以上で最小ボディ。
  • 2月に発売。店頭予想価格はボディ単体が7万円前後、「1 NIKKOR VR 10-30mm F3.5-5.6」の付属する標準ズームキットが8万円前後、「1 NIKKOR VR 10-100mm F4-5.6」の付属する小型10倍ズームキットが10万円前後の見込み。
  • 「Nikon 1 J2」の後継機。バッファー容量(連続撮影可能コマ数)を除く仕様はNikon 1 V2と同等。


【ニコン 1 J3 基本仕様】
画素数 1425万(有効) 画像素子  1型(13.2mmx8.8mm)
CMOS
ISO感度 160~6400  記録フォーマット  JPEG/RAW(12bit) 
連写撮影 60 コマ/秒
(RAWで27コマ)
シャッタースピード 1/16000~30 秒
液晶モニター 3型 92万ドット  ファインダー形式  -
ファインダー視野率(上下/左右) - ファインダー倍率 -
電池タイプ 専用電池  専用電池型番 EN-EL20
撮影枚数 コマ レンズマウント ニコン1マウント 
記録メディア SDHCカード SDカード SDXCカード   
手振れ補正機能   ゴミ取り機能 
ライブビュー   バリアングル 
内蔵フラッシュ   RAW+JPG同時撮影 
動画撮影 1920x1080(60i/30p)
幅x高さx奥行き 101x60.5x28.8 mm  本体重量 244g/201g
セット販売 標準ズームキット(1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6)
小型10倍ズームキット(1 NIKKOR VR 10-100mm f/4-5.6)

 ニコン 1 J3 メーカー製品仕様のページ
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