比較キヤノン PowerShot S110 VS オリンパス XZ-2

　キヤノンとオリンパスの小型タイプ高級コンパクトの比較です。どちらも2012年10月に発売開始となった最新機種です。両機種とも液晶モニターはタッチセンサー化されています。

　キヤノンのPowerShotS110は、PowerShotS90から続くコンパクトシリーズで、代を重ねるごとに熟成されてきています。コンパクトカメラとして全方位に目配りがされているだけでなく、新たにWi-Fi機能やタッチパネル液晶を搭載するなど、最新の動向にも対応しています。特にWi-Fi機能に対応している高級コンパクトは、現時点ではS110だけとなります。

　これに対し、オリンパスのSTYLUS XZ-2は、XZ-1の後継機としてリリースされました。光学系はXZ-1と同じですが、液晶モニターがタッチセンサー化されるとともにチルト稼働するなど、機能面で強化されています。小型な高級コンパクトの中で、チルト液晶を搭載しているのはXZ-2だけであり、この点は唯一無二の特徴といえます。また、望遠端でもF2.5となる明るいレンズである点もポイントです。

　サイズを比較すると、PowerShotS110の方が小型で軽量になっています。

　両機種から選択する上でのポイントは、どの程度コンパクト性を重視するか、という点と、S110が搭載しているWi-Fi、XZ-2のチルト液晶をどう評価するか、ということになってきます。価格面でも2万円近くの差となっていますので、予算面における条件も大切な点です。

【追記】キヤノン PowerShotS110 の詳細レビュー記事を掲載しました。製品外観や解像力、レンズ評価も行っています。
【追記】オリンパス STYLUS XZ-2 の詳細レビュー記事を掲載しました。製品外観や解像力、レンズ評価も行っています。

（作成：2012年12月22日）

	キヤノン PowerShotS110	オリンパス STYLUS XZ-2	独断コメント	評価
イメージセンサー	有効1210万画素 1/1.7型CMOS	有効1200万画素 1/1.7型CMOS	ほぼ同等。	ほぼ同等
高感度特性	ISO80-12800	ISO100-12800	ほぼ同等。	ほぼ同等
レンズ	5.2mm-26mm F2-5.9 (35mm換算 24mm-120mm)	6mm-24mmF1.8-2.5 (35mm換算 28mm-112mm)	焦点域はS110の方がやや広いが、XZ-2の方が望遠側で明るい。	ややXZ-2が良
連写性能	2.1コマ/秒 (ハイスピード連写HQ:10コマ/秒)	5コマ/秒 (高速連写時15コマ/秒)	XZ-2の方が連写性能は高い。	XZ-2が良
ファインダー	－ (EVF非対応）	－ (VF-2/VF-3に対応）	XZ-2は外付EVFに対応。	ややXZ-2が良
シャッター	1/2000-15秒	1/2000-60秒	ほぼ同等。	ほぼ同等
バッテリー	専用NB-5L 200枚	専用LI-90B 310枚	XZ-2の方が持続力がある。	XZ-2が良
インターフェース	USB2.0、AV出力、HDMI	USB2.0、AV出力、HDMI	ほぼ同等。	ほぼ同等
液晶モニタ	3型46万ドット	3型92万ドット	XZ-2の方が高精細。	ややXZ-2が良
動画性能	1920x1080(24p)	1920x1080(30p)	ほぼ同等。	ほぼ同等
付加機能	手振れ補正機能/タッチパネル RAW撮影可能/Wi-Fi	手振れ補正機能/RAW撮影可能タッチパネル/チルト液晶	S110のwi-Fi対応に対し、XZ-2はチルト液晶。	-
サイズ	98.8x59x26.9 mm	113mm×65.4mm×48mm	S110の方が小型。	S110が良
重さ	198g/173g	346g/-g	S110の方が軽い。	S110が良
価格	オープン(3万円強)	オープン(5万円前後)	S110の方が安価。	S110が良
	キヤノン PowerShotS110	オリンパス STYLUS XZ-2
	一口コラム	一口コラム
	位置づけと概要	位置づけと概要
	詳細仕様	詳細仕様
	開封・外観	開封・外観
	高感度性能・解像力	高感度性能・解像力
	総合評価	総合評価
	vs ソニー DSC-RX100	vs ソニー DSC-RX100
	vs パナソニック LUMIX DMC-LX7	vs パナソニック LUMIX DMC-LX7
	vs 富士フイルム XF1	vs 富士フイルム XF1
	vs ニコン COOLPIX P330

比較 キヤノン PowerShot S110 VS オリンパス XZ-2

比較キヤノン PowerShot S110 VS オリンパス XZ-2