比較ソニーサイバーショット DSC-RX100 VS オリンパス XZ-2

　ソニーとオリンパスの小型タイプ高級コンパクトの比較です。XZ-2は最新機種であるのに対し、ソニーのサイバーショットDSC-RX100は登場から半年が経過しています。

　ソニーのDSC-RX100は、コンパクトカメラとしては大型の1型CMOSセンサーに、35mm換算28-100mmの焦点距離をカバーするズームレンズを搭載しているにもかかわらず、小型軽量なボディにパッケージングされている点が魅力的です。登場から半年が経過していますが、もし描写性能を重視するのであれば、第一にあがる機種です（もちろん、DSC-RX1はさらに上回りますが）。

　これに対し、オリンパスのSTYLUS XZ-2は、XZ-1の後継機としてリリースされました。光学系はXZ-1と同じですが、液晶モニターがタッチセンサー化されるとともにチルト稼働するなど、機能面で強化されています。小型な高級コンパクトの中で、チルト液晶を搭載しているのはXZ-2だけであり、この点は唯一無二の特徴といえます。

　サイズを比較すると、DSC-RX100の方が小型で軽量になっています。両者の選択ポイントは、描写性能を重視するのか、多機能性を重視するのかに尽きると思います。

　DSC-RX100は発売から半年が経過しており、かなり値段の面でも買いやすくなっているのに対し、登場後間もないXZ-2は、現時点ではやや高価です。

【追記】ソニー DSC-RX100 の詳細レビュー記事を掲載しました。製品外観や解像力、レンズ評価も行っています。
【追記】オリンパス STYLUS XZ-2 の詳細レビュー記事を掲載しました。製品外観や解像力、レンズ評価も行っています。

（作成：2012年12月22日）

	ソニーサイバーショット DSC-RX100	オリンパス STYLUS XZ-2	独断コメント	評価
イメージセンサー	有効2020万画素 1型CMOS	有効1200万画素 1/1.7型CMOS	RX100の方がセンサーが大きく高画素。	RX100が良
高感度特性	ISO125-6400 (拡張でISO80-25600)	ISO100-12800	RX100の方が高感度性能は高い。	RX100が良
レンズ	10.4mm-37.1mm F1.8-4.9 (35mm換算 28mm-100mm)	6mm-24mmF1.8-2.5 (35mm換算 28mm-112mm)	焦点域はXZ-2の方が望遠側に広く、望遠側でやや明るい。	ややXZ-2が良
連写性能	10コマ/秒	5コマ/秒 (高速連写時15コマ/秒)	RX100の方が実質的な連写性能は高い。	RX100が良
ファインダー	－ (EVF非対応）	－ (VF-2/VF-3に対応）	XZ-2は外付EVFに対応。	ややXZ-2が良
シャッター	1/2000-30秒	1/2000-60秒	ほぼ同等。	ほぼ同等
バッテリー	専用NP-BX1 330枚	専用LI-90B 310枚	ほぼ同等。	ほぼ同等
インターフェース	USB2.0、HDMI	USB2.0、AV出力、HDMI	ほぼ同等。	ほぼ同等
液晶モニタ	3型123万ドット	3型92万ドット	RX100の方が高精細だが、ほぼ同等。	ほぼ同等
動画性能	1920x1080(60p)	1920x1080(30p)	RX100は60pのフルHD撮影に対応。	ややRX100が良
付加機能	手振れ補正機能 RAW撮影可能	手振れ補正機能/RAW撮影可能タッチパネル/チルト液晶	XZ-2は、タッチパネル/チルト液晶を搭載。	XZ-2が良
サイズ	101.6 x 58.1 x 35.9mm	113mm×65.4mm×48mm	RX100の方が小型。	RX100が良
重さ	240g/213g	346g/-g	RX100の方が軽い。	RX100が良
価格	オープン(4万円台)	オープン(5万円前後)	ややRX100の方が安価。	ややRX100が良
	ソニーサイバーショット DSC-RX100	オリンパス STYLUS XZ-2
	一口コラム	一口コラム
	位置づけと概要	位置づけと概要
	詳細仕様	詳細仕様
	開封・外観	開封・外観
	高感度性能・解像力	高感度性能・解像力
	総合評価	総合評価
	vs キヤノン PowerShotS110	vs キヤノン PowerShotS110
	vs パナソニック LUMIX DMC-LX7	vs パナソニック LUMIX DMC-LX7
	vs 富士フイルム XF1	vs 富士フイルム XF1
	vs 富士フイルム X10

比較 ソニー サイバーショット DSC-RX100 VS オリンパス XZ-2

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