monoxデジカメ比較レビュー
monoxデジカメ比較レビュー サイトマップ monoxデジカメ比較レビュー デジカメレビュー monoxデジカメ比較レビュー デジカメの選び方 monoxデジカメ比較レビュー デジカメ比較 monoxデジカメ比較レビュー monoxブログ
monoxデジカメ比較レビュー 新製品情報 monoxデジカメ比較レビュー デジカメ質問箱 monoxデジカメ比較レビュー デジカメ用語集 monoxデジカメ比較レビュー デジカメリンク monoxデジカメ比較レビュー 運営者情報
トップページ > デジカメ徹底レビュー > ニコン > 2.D3300の外観をみる
特集 ニコン Nikon D3300

2.ニコン D3300の外観をみる

ニコン D3300  by Inaba Kunio    さらに描写性能を向上させたローエンド・デジタル一眼レフ  評価:5.0
Nikon D3300




 ニコン D3300を開封する

 ニコンのローエンド・デジタル一眼レフ、D3300が発売開始となりました。発売開始時点での価格は、ボディ単体で6万円弱、新型標準ズームレンズのキットで7万円弱、ダブルズームキットで9万5千円前後ですので、D3200登場時と比べるとかなり値ごろ感のあるスタート価格と言えます。

 ちなみに現在の価格は、D3200の標準ズームキットで4万円強、D5300の新型標準ズームキットで9万円弱となっています。発売から1年9カ月経ったD3200とはそれなりの価格差と言えますが、D5300とは2万円程度の違いですので、納得感のある価格設定であるように思います。

 ボディカラーは、D3200と同様に、ブラックとレッドの2色が用意されています。レッドカラーも魅力的ですが、いつもどおりブラックを選択しました。今回は新型標準ズームも一緒に評価したいため、標準ズームキット18-55 VR II Kitを購入しました。

Nikon D3300

 D3300 18-55 VR II レンズキットのパッケージ。黒を基調としたパッケージに、ゴールドのラインがあしらわれています。このあたりのデザインは、D5300と同様です。レンズキットにしては、比較的コンパクトなサイズだと思います。

Nikon D3300

 蓋を開けると、トレーの上に保証書や使用説明書等が置かれています。D3300本体とレンズの各々に保証書が付いています。ボディ本体は国内のみ有効な保証書ですが、レンズは国際保証書となっています。現在、国際保証書を付けているのは、ニコンとオリンパス(カメラ本体も国際保証)だけとなりましたので、海外で多用される方であれば選択のポイントになるかもしれません。
 →参考記事:「デジタルカメラとレンズの個人輸入で注意すべき点は?」


Nikon D3300

 トレイの下には、カメラ本体とレンズが格納されていました。左側に見えるのがボディ本体で、右側の包は新型標準ズーム、AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR IIです。そのほかの付属品は、レンズの下に格納されていました。

Nikon D3300

 付属品。左上から使用説明書、活用ガイドCD-ROM、ViewNX2 CD-ROM、バッテリーチャージャーMH-24、Li-ion リチャージャブルバッテリーEN-EL14a、オーディオビデオケーブルEG-CP14、USBケーブルUC-E17、ストラップAN-DC3。これ以外にも、接眼目当てDK-25とボディキャップBF-1Bがボディに装着されていました。
 なお、D3200やD5300に付属していたアイピースキャップDK-5は、D3300では同梱されていません。D3300のファインダー接眼部にはアイピースシャッターは組み込まれていませんので、できればアイピースキャップの添付が望ましいと思いますが、光学ファインダーを使わずに撮影する時にはライブビューモードにするケースが多いと考えられますので、実用上はあまり影響しないかもしれません。
 紙で付属する取扱説明書は140ページのものですが、CD-ROMの中には396ページの詳細版「活用ガイド」がPDF形式でおさめられています。




Sponsored Links

 ニコン D3300の本体をチェック

Nikon D3300

 D3300ブラックモデルのボディ前面。グリップ部分の赤いラインがデザイン上のポイントとなっています。ボディ構造はD5300と同様に、炭素繊維によるモノコック構造が採用されたため、D3200と比べると約45g軽量化されました。

Nikon D3200

 D3200のボディ前面。基本的なデザインは共通ですが、グリップ部の形状などに違いが見られます。

Nikon D3300

 D3300の液晶モニター側。液晶モニターは3型92万ドットで、アスペクト比はイメージセンサーと異なり4:3となります。上級機と同様に、液晶モニターの左側にもボタン類が配置されています。

Nikon D3200

 D3200の液晶モニター側。やはり基本的なデザインは共通で、ボタンやダイヤル等のインターフェースもほぼ同じとなっていますファインダー接眼部の接眼目当ての形状が異なります。D3200やD5200は接眼目当てDK-20が装着されていましたが、D3300やD5300はDK-25となっています。

Nikon D3300

 D3300のボディ上面。大型のモードダイヤルが印象的です。デジタル一眼レフとしては極めてコンパクトであることを実感します。

Nikon D3200

 D3200のボディ前面。基本的なデザインは共通ですが、モードダイヤルに設定されている項目などが一部異なります。アクセサリーシューにはシューカバーBS-1が装着されていますが、D3300では省略されました。左肩に見えるスピーカーの穴は、D3300ではボディ上面右側に移設されています。

Nikon D3300

 D3300のボディ底面。左側にバッテリー室がありますが、メモリーカードはボディ右側面にある専用スロットに挿入します。三脚用の穴はレンズ光軸上に置かれています。ディ本体はタイ製。なお、購入したボディ本体のS/Nは1xxxxでした。

Nikon D3200

 D3200のボディ底面。基本的なデザインは共通です。

Nikon D3300

 D3300のボディ左側面。こちら側には外部接続端子が置かれています。カバーが上下2つに分割されているのは、このクラスでは珍しいと思います。ストラップ取付け部はバー方式ですが、金属の形状が変わっています。このあたりはモノコック構造を採用したことによるのかもしれません。

Nikon D3200

 D3200のボディ左側面。外部接続端子カバーは1つの部品となっています。格納されている端子自体はD3300と同じです。

Nikon D3300

 D3300のボディ右側面。こちら側にはメモリーカードスロットが置かれています。三脚に装着した時の使い勝手を考えると、ボディ底面のバッテリー室内にあるよりも望ましいと思います。
 その下に見える四角いカバーは、パワーコネクターカバーで、ACアダプター使用時にケーブルを通すための切欠用カバーです。


Nikon D3200

 D3200のボディ右側面。基本的なデザインはD3300とも共通です。

Nikon D3300

 D3300のNikonロゴ。刻印された中に白いインクが流し込まれています。

Nikon D3300

 ボディ左肩にあるD3300のロゴ。ネームプレートが貼付されています。その上にある穴はモノラルマイクです。ストラップ取付け部の金具が円いポール状のものに変わっています。


Nikon D3300

 マウント基部にはフラッシュボタンとFnボタンが置かれています。その下の白いポッチはレンズ着脱指標です。このあたりはD3200と同じです。フラッシュボタンは電気式のため、電源が入って撮影可能状態でないと機能しません。

Nikon D3300

 内蔵フラッシュをポップアップさせた状態。ボディサイズの割に照射位置は高くなっていますので、レンズによるケラレが発生しにくくなっています。写真のレンズは、新型標準ズームレンズで、広角端で撮影状態となっています。

Nikon D3300

 レンズマウント部にあるレンズ最小絞り設定警告レバー。Dタイプのレンズなど、レンズ側に絞りリングがあるものでは、レンズの絞りを最小絞りに設定する必要があります。これは最小絞りに設定されていることを検知するレバーで、レンズ側にあるガイドが最小絞り値の時にこのレバーを押し込むように付けられています。押し込まれていない場合には最小絞りに設定されていないということで、警告メッセージが表示されます。

Nikon D3300

 D3300のマウント口。ミラー上にファインダースクリーンのフォーカスポイント指標が映っています。

Nikon D3300

 ミラーアップすると、イメージセンサーが顔を出します。センサー自体はD5300のものと同等で、ローパスフィルターレスタイプとなっています。

Nikon D3300

 マウント口から覗くとファインダースクリーンが見えます。ファインダースクリーンは固定式で、B型クリアマットスクリーンVIIが装着されています。

Nikon D3300

 マウント口の左側に見えるレバーは絞り連動レバーです。

Nikon D3300

 マウント口の下側にあるスリットは、ダスト低減のためのエアフローコントロールシステム用のものです。

Nikon D3300

 D3300のグリップ部。深いため、ボディサイズの割にホールディング性は良好です。グリップ部にある円いランプは前面側のリモコン受光部で、別売リモコンML-L3に対応しています。

Nikon D3300

 グリップ上部。基本的なインターフェースはD3200を踏襲しています。モードダイヤルの横にある穴はスピーカー用のもので、D3200では反対側に置かれていました。シャッターボタンの同軸に電源スイッチが置かれています。infoボタンを押すと、液晶モニターの表示内容を切り替えることができます。

Nikon D3300

 デジタル一眼レフらしく、大型のモードダイヤルが置かれています。D3300では新たに「EFFECTS」の項目が追加されました。これは、ナイトビジョンや極彩色、ポップなど特殊な効果をつけた撮影をするための「スペシャルエフェクトモード」です。

Nikon D3300

 親指部分にはコマンドダイヤルが置かれています。カメラの設定変更などで一番多用されるダイヤルだと思います。

Nikon D3300

 液晶モニター右側のメインコントロール部。基本的なインターフェースはD3200を踏襲しています。LVボタンはライブビューモードへの切り替えに用いるものです。

Nikon D3300

 D3300のファインダー接眼部。接眼目当てDK-25が装着されています。ファインダー視野率はD3200と同じ95%ですが、倍率は0.8倍から0.85倍へと拡大されました。
 接眼部の左側にある円いランプは、リモコンML-L3用のリモコン受光部(背面側)です。


Nikon D3300

 接眼目当てDK-25を取り外した状態。アイピースキャップDK-5は付属していませんので、撮影スタイルによっては別途購入する必要があります。ローエンドモデルですが、視度調整ダイヤルはきちんと内蔵されています。さらに視度補正用の接眼補助レンズDK-20Cも用意されています。

Nikon D3300

 付属している接眼目当てDK-5。D5300と共通です。なお、接眼補助レンズを使用する場合は、接眼目当ては装着できません。

Nikon D3300

 液晶モニター左側のコントロール部。基本的なインターフェースはD3200と同じです。一番下のiボタンを押すと、液晶画面の下に撮影時の設定を一覧で変更できる画面が表示されます。ローエンドモデルでは比較的ボタン類が少なくなりますので、こうした機能を積極的に活用すると良いと思います。

Nikon D3300

 ボディ右側面にあるメモリーカードスロットを開いた状態。ちょっと見えにくいですが、カードの挿入方向のガイダンスが刻印されています。

Nikon D3300

 メモリーカードを挿入しつつある状態。ラベル面が液晶モニター側となります。

Nikon D3300

 ボディ左側面にある外部接続端子カバーを開いたところ。上からアクセサリーターミナル、外部マイク入力端子、USB/オーディオビデオ出力端子、HDMIミニ端子です。基本的にD3200と同じで、アクセサリーターミナルにはワイヤレスリモートコントローラーWR-1、WR-R10やワイヤレスモバイルアダプターWU-1a、GPSユニットGP-1A等が対応しています。

Nikon D3300

 ボディ底面のバッテリー室カバーを開いた状態。蓋の部分に挿入方向のガイダンス図が印字されています。

Nikon D3300

 Li-ion リチャージャブルバッテリーEN-EL14aを挿入しつつある状態。

Nikon D3300

 ボディ単体での重さは、実測値で405.0gでした。メーカー公表値は410gです。

Nikon D3300

 バッテリーとメモリーカードを挿入した撮影可能状態の重さは、実測値で464.5gでした。使用するメモリーカードによって異なりますが、メーカー公表値は460gです。

Nikon D3300

 液晶モニターのインフォ画面は表示パターンを選ぶことができます。「AUTO/SCENE/EFFECTSモード」と「P/S/A/Mモード」で、各々設定できるようになっています。こちらはグラフィカルな表示の一つです。

Nikon D3300

 インフォ画面で、液晶パネルを模した情報画面を表示させたものです。液晶モニターの左側にある一番下の「iボタン」を押すと、画面下部に2段で表示されている項目を選択・変更できるようになります。

Nikon D3300

 ライブビュー時の液晶モニター。パネルのアスペクト比は4:3のため、最大サイズの静止画撮影時には下が情報表示エリアになります。比較的明るく、視認性も良好でした。

Nikon D3300

 同じシーンを光学ファインダーで表示した状態です。ファインダー視野率は95%となります。黒く表示されている点はオートフォーカスの合焦点で、ピントが合うと赤くインポーズ表示されます。下段に情報表示用のパネルが内蔵されています。

Nikon D3300

 AF-S50mmF1.4G(製品レビュー)を装着した状態。比較的コンパクトな標準レンズですが、コンパクトなボディに装着すると大きく見えます。

Nikon D3300

 CP+2014(速報記事)のニコンブースに展示されていたモノコック構造ボディ。高剛性炭素繊維複合材料を用いることで、外殻でボディ構造を支えています。D5300に引き続き2機種目となります。

Nikon D3300

 CP+2014会場の説明パネル。従来のシャシー構造とモノコック構造の違いが説明されています。

Nikon D3300

 高剛性炭素繊維複合材料の強度を比較しています。従来のガラス繊維複合材料と比較すると、約2.6倍の強度があるようです。なお、マグネシウム合金は2.3倍、アルミニウム合金と一般炭素繊維複合材料は1.6倍ですので、マグネシウム合金をさらに上回る強度を持っています。

 ニコン D3300の付属品をチェック

Nikon D3300

 D3300に付属するバッテリーチャージャーMH-24。D3200やD5200、D5300でも採用されています。EN-EL14aの充電には、最大で約110分かかります。

Nikon D3300

 コンセントに接続するプラグ部分は回転式で、本体内に格納可能となっています。可搬性の点でメリットがあります。MH-24はマレーシア製。

Nikon D3300

 付属するLi-ionリチャージャブルバッテリーEN-EL14a。容量は7.2V 1230mAhです。D3200に付属していたEN-EL14の容量は7.4V 1030mAhでしたので、約15%容量が増えています。CIPA測定基準では700コマ、ニコンの環境下では最大で2500コマの撮影が可能となっています。

Nikon D3300

 偽造防止用のホログラムが貼付されています。EN-EL14では背面側に貼られていました。

Nikon D3300

 付属するオーディオビデオケーブルEG-CP14。最近はAVケーブルが付属しない機種も増えてきました。できれば、HDMIケーブルの方が使いやすいように思います。

Nikon D3300

 付属するUSBケーブルUC-E17。パソコンやプリンター等との接続に使用します。フェライトコアが付いています。

Nikon D3300

 ストラップAN-DC3。Nikonのロゴは貼付で、あまり高級感はありませんが、つくり自体はしっかりしています。

Nikon D3300

 付属するボディキャップBF-1B。Fマウント用の共通品で、ボディに装着された状態で出荷されています。

Nikon D3300

 ボディ側のレンズマウント部バヨネット構造を利用して装着するタイプです。


< D3300の位置づけと概要 へ

D3300の描写力をチェック へ >

Sponsored Links

monox_footer_image