上級機にふさわしい基礎力を備えた新型デジタル一眼
ソニーから大型新製品の第二段、α77II(ILCA-77M2)が発売開始となりました。前機種であるα77は2011年10月のリリースでしたので、約2年半での世代交代となります。とはいえ、α77発売開始直後に起きたタイでの洪水トラブルにより、初期ロットの後にある程度店頭で購入できるようになったのは翌年2月に入ってからでした。
基本的な ボディデザインはα77を踏襲しており、イメージセンサーも有効2430万画素と同じですが、画像処理エンジンの進化による描写性能やオートフォーカス性能の強化など、中身は全面的にブラッシュアップされています。α77では24メガ画素を少々持て余していたように感じた点も、α77IIではきちんと対応されており、APS-Cサイズの上級機としてふさわしい実力を備えたように思います。
→発売前の記事「一口コラム:高速化されたAPSクラスのハイエンドカメラ」。
基本的なデザインは前機種α77を踏襲しています。
α77IIの主な特徴は、次のとおりです。
- イメージセンサーはα6000と同じ新世代のもので、有効2430万画素のAPS-CサイズExmor CMOSセンサーです。
- 画像処理エンジンは、α7/α7Rやα6000と同じBIONZ Xを搭載。処理速度が飛躍的に向上し、ディテールリプロダクション技術や回折低減処理、進化したエリア分割ノイズリダクション技術により質感描写をさらに高め、リアリティーのある高画質を実現。
- 「ギャップレスオンチップレンズ構造」による集光効率の向上等により、高感度性能は20%向上。
- シャッタースピードはα77と同じで、1/8000-30秒、シンクロ同期は1/250秒まで。
- オートフォーカスは19点(うちクロス11点)から79点(うちクロス15点)に強化。
- 連写性能は通常時でも12コマ/秒の撮影が可能となりました。連続撮影枚数も、α77ではJPEGで最大17枚でしたが、60枚と概ね3倍程度強化されています。
- 新たにWi-FiやNFCが搭載されましたが、GPSは省略されています。
特徴あるバリアングル可動構造を引き続き採用。液晶モニターを反転させての自分撮りも可能。
α77II(ILCA-77M2)の魅力は?
正直なところ、「久々のAマウント機」という気がします。2012年10月にα99(製品レビュー)が登場して以降、本格的なAマウント新型機はリリースされてきませんでした。一時は、次のAマウント機ではトランスルーセントミラーは採用されない、という噂情報も流れていましたので、α77IIの登場により胸をなでおろされた方も少なくないと思います。
<ポイント1:APS-Cクラスの上級モデル>
デザインを含めα77のブラッシュアップモデルに見えますが、中身は大幅に進化しています。とくにα77では、オートフォーカスや連写性能・連続撮影枚数、電子ビューファインダーの追従性など、やや気になる点もありましたので、あえて下位機種となるα57(製品レビュー)等を選択する方もいました。
α77IIでは、これらの気になる点にきちんと目配りがされており、APS-Cクラスの上級モデルとして前提条件なしに選択できる機種となっています。
<ポイント2:強化された連写性能と連続撮影可能枚数>
特に使い勝手に大きく関わるのが、連写性能と連続撮影可能枚数です。
連写性能自体は、1枚目で絞りを固定する「連続撮影優先AE」で12コマ/秒、通常の連写では最高8コマ/秒という数値はα77と変わりませんが、バッファー容量が格段に大きくなるとともに、バッファー容量が一杯になった後の連写性能も強化されています。
一番データ容量が大きいRAW+JPEGでも、通常連写で28コマの撮影ができ、その後も1.8コマ/秒のペースでカード容量一杯までの撮影が可能です。JPEG(Fine L)であれば、75コマまでの連写と、3.7コマ/秒での無限連写が可能であり、ほとんどの撮影シーンをカバーできる性能であると思います。
<ポイント3:進化したオートフォーカス性能>
もう一つの進化点がオートフォーカス性能です。α77では画面中央部に19点のフォーカスポイントが置かれていましたが、α77IIではフォーカスエリアが一回り広がり画面の40%をカバーするとともに、フォーカスポイントの数も79点に増えています。とくに中央部にはF2.8の光束に対応しており、大口径レンズ使用時にも高い合焦精度となります。また、測距環境も-1EVから-2EVへと1段分拡げられており、より暗いシーンでもオートフォーカスが稼働するようになりました。
このほかにも、電子ビューファインダーの追従性能向上や、描写性能の強化など、上級機として全面的に進化したカメラに仕上がっています。
ソニー独自方式であるトランスルーセントミラーを引き続き採用。電子ビューファインダー方式でありながら、高速な位相差オートフォーカスを実現。
発売から2年半がたち、α77の実売価格は当初の半分以下に下がっています。それでも、上級クラスの性能を求めるのであれば、迷うことなくα77IIを選択すべきである、というのが今回実機を評価しての率直な実感でした。
それでは、ソニーの新型デジタル一眼、α77IIの実力をテストしてみたいと思います。
ソニー α77IIを開封する
6月6日、APS-Cクラスの上級機、α77II ILCA-77M2が発売開始となりました。2011年10月に登場したα77の後継機であり、デザインを踏襲しつつ全面的にブラッシュアップされた機種となっています。販売形態はボディ単体の他に、DT16-50mmF2.8がセットになったズームレンズキットが用意されており、このあたりはα77と同じです。スタート時点の価格は、ボディ単体は13万円強、ズームレンズキット19万円弱となっており、α77登場時とほぼ同等レベルとなっています。なお、現時点ではボディ単体で6万円弱、ズームレンズキットでは9万円前後で購入可能ということもあり、現時点ではボディ単体で購入した方がお買い得感があるかもしれません。
なお、5月30日のDSC-RX100M3、6月6日のデジタル一眼α77II、そして6月20日には4K対応ミラーレス、α7Sもリリース予定であり、さながら新製品ラッシュのようです。
α77II(ILCA-77M2)のパッケージ。黒を基調としたパッケージにオレンジ色のラインが配されています。
蓋を開けると、保証書や取扱説明書が出てきます。箱の中で散乱しないように、右側の蓋部分がパッキングの役割を果たしています。
さらに中ぶたを開けるとボディや付属品が出てきます。左側の包がボディ本体で、右側に付属品関係が格納されています。
α77II(ILCA-77M2)の付属品です。左上より取扱説明書、Wi-Fi機能説明書、ファインダー使用方法、バッテリーチャージャーBC-VM10A、リチャージャブルバッテリーNP-FM500H、マイクロUSBケーブル、ショルダーストラップ。これ以外にも、ボディキャップ、アクセサリーシューキャップ、アイピースカップがボディに装着されていました。
付属する取扱説明書には詳細も記載されていますが、ソニーのサイトにある「α77IIヘルプガイド」にも同様の内容が掲載されています。
なお、ソフトウェアはソニーサイトからダウンロードすることになります。
ソニー PlayMemories Home(画像管理ソフト)
ソニー Image Data Converter(RAW現像ソフト)
ソニー α77II(ILCA-77M2)の本体をチェック
α77II(ILCA-77M2)のボディ前面。基本的なデザインはα77と共通ですが、グリップ部の横にあった大型のAF補助光発光部/セルフタイマーランプが省略され、セルフタイマーランプはグリップ部にあるリモコン受光部に、AF補助光は内蔵フラッシュと一体化されています。また「α」のロゴもオレンジからシルバーに変わりました。
α77II(ILCA-77M2)の液晶モニター側。基本的なインターフェースは踏襲していますが、DSC-RX100M3と同様に、右下にあった?(ガイド)ボタンがC(カスタム)ボタンに変わりました。液晶モニターは92万ドットから123万ドットに変わっています。これはRGBからRGBW方式に変わったためで、表示輝度の向上により日差しの強い屋外でもピント合わせや画像確認が容易になります。
α77II(ILCA-77M2)のボディ上面。モードダイヤルは項目が整理され、3Dパノラマモードが省略されるとともに、登録呼び出しが直接3セットから選択できるように変わっています。アクセサリーシューの形状も、ソニー独自のものから一般的なタイプと護岸性を持ったものに変わっています。このあたりはα99以降と同じです。
ISO感度設定ボタン、ホワイトバランスボタン、ドライブモードボタン、露出補正ボタンはα77と同様に単独ボタンとして設けられており、直観的な操作が可能です。このあたりはFnボタンで一覧メニューを表示させることもできます。
α77II(ILCA-77M2)のボディ底面。三脚用の穴はレンズ光軸上に置かれています。バッテリー室は単独で設けられており、メモリーカードスロットはボディ右側面にあります。このあたりもα77と同じです。
三脚用穴の右斜め下に見える穴は、縦位置グリップVG-C77AMを固定するためのものです。
カメラ本体はタイ製です。
α77II(ILCA-77M2)のボディ左側面。外部接続端子はこちら側に集中して置かれています。基本的なレイアウトはα77と同じですが、α77で内蔵されていたGPSアンテナが置かれていた場所にWi-Fiアンテナが設置されています。
外部接続端子カバーを開いた状態。4つのカバーが別々に設けられており、各々を単独で開閉可能です。
左上から、シンクロターミナル、リモート端子、DC IN端子、右上からマイク入力端子、HDMI出力端子、USB端子です。USB端子は、Mini端子(Mini-B端子)からMicro端子に変わっています。この傾向は、タブレット端末などの電子機器全般で見られるものです。Mini端子とMicro端子は機能面では全く同じですが、耐久性能がMicro端子の方が高く(Miniは5000回までであるのにたいし、Microは1万回までの抜き差しに対応)なっており、薄さの点でもMicro端子の方が優れています。
α77II(ILCA-77M2)のボディ右側面。こちら側にはメモリーカードスロットが設けられています。α77IIでは新たにNFCも内蔵されており、そのアンテナ部分もグリップ部に新設されています。
α77II(ILCA-77M2)に付けられているSONYのロゴ。刻印された中に白いインクが流し込まれています。
α77II(ILCA-77M2)の銘板。初代はαの部分がオレンジ色でしたが、シルバーに変わっています。このあたりは好き好きがあると思いますが、より高級感が増したように感じます。
α77II(ILCA-77M2)のマウント口。トランスルーセントミラーによって、AFユニットに光が分光されます。ボディ側のマウント部は金属製となっています。
マウント口の右下にはフォーカスモードダイヤルが置かれています。これは初代と同じです。
α77II(ILCA-77M2)のグリップ部。α77とほぼ同じ形状で、比較的大型のグリップとなっています。グリップ中央にあるのはリモコン受光部で、セルフタイマーランプも兼ねています。
α77II(ILCA-77M2)のシャッター付近。シャッターボタンと同軸に電源スイッチが置かれており、その前には前ダイヤルが設けられています。ISO感度設定ボタンなど、ダイレクトに機能設定が可能なインターフェースとなっています。このあたりも、基本的にα77を踏襲しています。
α77II(ILCA-77M2)のボディ上面を液晶モニター側から見たところ。こちら側には前ダイヤルと対になる後ダイヤルが設けられています。
上級機のポイントの一つが液晶パネルの搭載です。フィルム一眼レフ時代からのもので、ここを見るだけでカメラの基本設定がわかるようになっています。パネルの右側には表示パネル証明ボタンとイメージセンサー位置表示指標が置かれています。また、手ぶれ補正機構をボディ内に搭載していることも明示されています。
液晶モニター右側のメインコントロール部。再生ボタンの右側にあったガイドボタンがカスタムボタンに変わっていますが、基本的なレイアウトは同じです。
メニュー画面等で多用するマルチセレクターはボタンのように押下して使うだけでなく、ジョイパッドのように上下左右に傾けて使うこともできます。
α77II(ILCA-77M2)の電子ビューファインダー接眼部。右側には視度調整ダイヤルが置かれており、接眼部の上にアイセンサーが設けられています。基本的なつくりはα77と同じですが、電子ビューファインダーの追従性などは大幅に進化しています。
α77II(ILCA-77M2)のバリアングル可動液晶モニター。構造はα77と同じで、可動自由度はかなり高くなっています。液晶モニターを反転させ、自分撮りすることも可能です。
液晶モニターが接するボディ背面には注意書きシールが貼付されています。印字とシールの違いはありますが、このあたりは可動式液晶モニターを搭載するソニーデジカメ共通です。
α77II(ILCA-77M2)の左肩にあるモードダイヤル。前機種のα77では3Dパノラマがありましたが、それが省略されるとともに、MR(登録呼び出し)が直接登録内容を選択できるように(1、2、3)なりました。
α77では従来タイプのソニー専用アクセサリーシューでしたが、α99以降はISO対応とも互換性があるものに変わりました。奥側にはソニー独自の端子類も設けられており、電源や信号のやり取りが可能となっています。
ボディ右側面にあるメモリーカードスロット。SDタイプとメモリースティックデュオに対応しています。ボディ側面に挿入口があるため、三脚装着時にも交換が容易です。
SDタイプのメモリーカードを挿入しつつある状態。SDカードではラベル面が液晶モニター側となります。
同じくメモリースティック・デュオを挿入しつつある状態。端子がSDメモリーカードとは逆側についているため、表側のラベルが前側となります。
ボディ底面のバッテリー室カバーを開いた状態。蓋部分に、バッテリー挿入方向のガイダンスが刻印されています。
リチウムイオン電池NP-FM500Hを挿入しつつある状態。警告ラベルが貼付されている側が下側となります。
α77II(ILCA-77M2)の液晶モニターを反転させた状態。表示内容も上下反転します。
α77II(ILCA-77M2)の液晶モニターを上向きにした状態。このまま表示部を上に移動することもできます。この角度でも十分表示内容を確認できますので、比較的視野角が広いパネルだと思います。
液晶パネルを反転させた状態。持ち運び時やファインダーメインで使用するときは便利です。
α77II(ILCA-77M2:左側)とα55(右側)のマウント部。廉価機ではレンズのバヨネットを抑える内側の爪部分は樹脂製ですが、α77IIではすべて金属製となっています。樹脂製でも一般的な使用では問題ありませんが、やはり金属製の方が安心感はあります。
α77II(ILCA-77M2)の内蔵フラッシュをポップアップさせた状態。ほぼ垂直に立ち上がるため、サイズの割に照射位置は高くなっています。装着しているのは50mmF1.4 SAL50F14。
α77II(ILCA-77M2)のボディ単体での重さの実測値(アクセサリーシューカバー装着状態)は649gでした。メーカー公表値は647gとなります。
α77II(ILCA-77M2)のバッテリーとメモリーカードを挿入した状態での重さの実測値は728gでした。挿入するメモリーカードによって異なりますが、メーカー公表値は726gとなります。
α77II(ILCA-77M2)の液晶モニターは3型123万ドットのパネルで、タッチ操作には対応していません。アスペクト比は4:3ですので、最大サイズの静止画撮影時には下部は情報表示エリアとなります。
液晶パネルには設定状態を表示させることも可能です。DISPボタンを押すことでトグル的に表示内容が変わります。
α77II(ILCA-77M2)の電子ビューファインダーでの表示内容。表示部はやや小さいものの、クリアーな視野となっています。画面の表示内容は、液晶モニターと電子ビューファインダーで切り替えることも可能です。基本的な仕様はα77と同じですが、追従性など使用感は大幅に向上しています。
ソニー α77II(ILCA-77M2)の付属品をチェック
付属するバッテリーチャージャーBC-VM10A。NP-FM500Hの充電には、最大で175分かかります。
付属するバッテリーチャージャーBC-VM10Aのプラグ部分は格納可能となっていますので、可搬性の点で優れています。
付属するインフォリチウムバッテリー NP-FM500H。容量は7.2V 1600mAhで、静止画であれば最大で480枚の撮影が可能です。バッテリー自体はAマウントの多くの機種で採用されています。
付属するマイクロUSBケーブル。パソコンやプリンター等との接続に使用します。
付属するショルダーストラップ。機種名のロゴが入った専用品ですが、ややチープな感じも受けます。
ボディにはボディキャップが装着されていました。Aマウント機用の標準品です。
ボディにはバヨネット爪を利用して固定する構造となっています。
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描写力チェック1:高感度性能
α77II(ILCA-77M2)の基本感度はISO100で、ISO25600まで設定可能となっています。これに加えて拡張設定でISO50、ISO64、ISO80に設定することもできますが、拡張設定時には記録できる被写体輝度の範囲(ダイナミックレンジ)がやや狭くなります。前機種のα77も基本感度はISO100でしたが高感度側はISO16000まででしたので、α77IIでは2/3段設定幅が広がっています。なお、α77でも拡張設定でISO50にすることは可能でした。
ノイズ低減処理方法としては、カメラ内での設定と、RAWで撮影しパソコン上での現像段階で行う方法があります。なお、カメラ内で設定した場合でも、RAWファイルには変更は加えられません。
カメラ内でのノイズ低減は、撮影メニューの中にある「高感度NR(ノイズリダクション)」と「長秒時NR(ノイズリダクション)」の設定で行います。
「高感度NR」は「切」「弱」「標準」の3種類があります。α77では「弱」「標準」「強」の3種類でしたが、このクラスのカメラの使い方を考えると、「強」のかわりに「切」が入ったのは改良であると思います。このあたりの変更は、ほぼ同時期にリリースされたサイバーショットDSC-RX100M3と同じです。出荷状態では「標準」に設定されています。
「長秒時NR」は「切」と「入」のどちらかを選択することになります。「入」にすると、長秒時露光時に目立つ粒状ノイズを軽減するため、シャッタースピードが1秒または1秒よりも遅い時にノイズ低減処理をかけることになります。シャッター時間と同じ時間がかかりますので、タイミングを優先する場合には「切」にする必要があります。出荷状態では「入」に設定されています。
α77II(ILCA-77M2)に搭載されている有効2430万画素APS-C型イメージセンサーは、α6000に搭載されているものと同等と思われます。α77IIではトランスルーセントミラーによりAFユニット側へ約1/3の光が分離されているため、高感度性能の点では1/3段程度不利になると思われますが、実際のノイズ状況を見るとほぼα6000と同等レベルであるように感じました。
高感度ノイズ低減処理を「切」にしても、ISO1600まではほとんどノイズ感はありません。ISO3200あたりから徐々にノイズ感が出てきますが、そのままでも常用可能であると思います。ISO6400になると、ぐっとノイズが増えますが解像感の低下はそれほど大きくありません。さらにそれ以上になると、「切」では活用方法に工夫が必要であると感じました。
高感度ノイズ低減を「弱」にすると1~2段分程度ノイズが低減化されます。ややノイズ感はあるもののISO12800でも等倍画像で活用可能であると感じました。
高感度ノイズ低減を「標準」(出荷状態)にすると、さらに1段程度ノイズ感が軽減されます。解像感の低下はあるものの、ISO25600でも活用可能なノイズレベルであると思います。
なお、拡張設定域であるISO50に設定しても実効感度はISO100のままとなり、結果としてISO100よりも1段分露光量が増えています。このあたりは私自身の設定の問題か、あるいは個体の問題の可能性もありますので、下記のサンプルを見る場合には注意してください。
下記のサンプルは、高感度ノイズ低減を「切」、「弱」、「標準」の3段階で各ISO感度の撮影を行ったものとなっています。表示画像はほぼ等倍画像ですが、クリックすると全体画像が表示されますので、あわせて比較をしていただければと思います。
サンプル画像。左下の赤枠の部分を切り出しています。
画像をクリックすると、元画像の全体が開きます。
ISO50(拡張)
(「切」「弱」「標準」)
ISO100
(「切」「弱」「標準」)
ISO200
(「切」「弱」「標準」)
ISO400
(「切」「弱」「標準」)
ISO800
(「切」「弱」「標準」)
ISO1600
(「切」「弱」「標準」)
ISO3200
(「切」「弱」「標準」)
ISO6400
(「切」「弱」「標準」)
ISO12800
(「切」「弱」「標準」)
ISO25600
(「切」「弱」「標準」)
描写力チェック2:レンズ補正機能
ソニー α77II(ILCA-77M2)にはレンズ補正機能が搭載されています。具体的には、周辺光量補正(レンズに起因する画面周辺が暗くなる現象を補正)、倍率色収差補正(レンズに起因する画面周辺部の色ずれを軽減)、歪曲収差補正(レンズに起因する画面のゆがみを補正)で、各々「オート」と「切」の設定が可能です。なお、初期値では歪曲収差補正は「切」、周辺光量補正と倍率色収差補正は「オート」となっています。いずれも、Aマウントレンズでのみ有効となります。
下記は、DT16-50mmF2.8 SSM SAL1650の広角端16mm域で撮影したものです。このレンズは、広角端ではやや樽型収差が大きく画面周辺部の落ち込みも見られるレンズですが、レンズ補正を「オート」にすると、それらがかなり目立たなくなります。
レンズ補正:「切」(16mmF2.8)
レンズ補正:「オート」(16mmF2.8)
描写力チェック3:解像力
α77II(ILCA-77M2)のイメージセンサーはα6000と同じ有効2430万画素のものであり、解像力の点でも有効24メガ画素を活かした高い実力を発揮しました。APS-Cサイズであれば、まだまだ高画素化によるメリットがあることを感じます。
今回テストしたDT16-50mmF2.8 SSM SAL1650は、比較的コンパクトな大口径標準ズームであり、解像力の点でも単焦点レンズに準じた描写力を持っています。今回は、開放絞りF2.8から3段絞ったF8.0のもので確認を行いました。
テスト結果は、視覚解像度チェック用ライン、限界解像度チェック用ラインとも、楽々と2500本ラインを超えており、イメージセンサーの画素数を活かしたしっかりした解像力といえます。
なお、下記の画像はレンズ補正機能を「切」にしたものですが、参考まで、左上の切り出し画像についてはレンズ補正機能を「オート」にしたものも掲載しました。とくに倍率色収差の補正が有効に働いていることが確認できると思います。
下記のテストチャートは、中央部と左上を切り出したものです。画像は等倍ですが、クリックすると元データ全体も表示されますので、あわせてご参照ください。
ISO12233準拠チャート。中央と左上の赤枠の部分を切り出
してある。画像をクリックすると、元画像の全体が開きます。
16mm F8.0 (35mm換算24mm相当)
参考:レンズ収差補正「オート」
機能チェック(おまけ):連続撮影枚数
ソニーによると、α77II(ILCA-77M2)の連写性能は次の通りです。
- 連続撮影優先AEモード時:最高12コマ/秒。
- 連続撮影(Hi):最高8コマ/秒。
- 連続撮影(Lo):最高3コマ/秒。
連続撮影可能枚数は次の通りです。
- 連続撮影優先AEモード時
- RAW+JPEG:25枚
- RAW:26枚。
- JPEG(エクストラファイン):53枚。
- JPEG(ファイン):60枚。
- JPEG(スタンダード):64枚。
- 連続撮影時
- RAW+JPEG:26枚
- RAW:28枚。
- JPEG(エクストラファイン):56枚。
- JPEG(ファイン):75枚。
- JPEG(スタンダード):93枚。
使用したメモリーカードは高速タイプのものです。
(SanDisk ExtremePro Class10 Read 95MB/s Write 90MB/s)
【α77IIの連写性能と連続撮影可能枚数】
|
RAW+JPEG(F L) |
RAW |
JPEG(ExtraFine L) |
JPEG(Fine L) |
連続撮影優先
AEモード |
12.6コマ/秒で25枚連写。その後は概ね1.8コマ/秒のペースで容量一杯まで連写。 |
12.6コマ/秒で28枚連写。その後は概ね2.5コマ/秒のペースで容量一杯まで連写。 |
12.6コマ/秒で55枚連写。その後は概ね1.5コマ/秒のペースで容量一杯まで連写。 |
12.6コマ/秒で62枚連写。その後は概ね3.7コマ/秒のペースで容量一杯まで連写。 |
連続撮影
(Hi) |
8.2コマ/秒で28枚連写。その後は概ね1.8コマ/秒のペースで容量一杯まで連写。 |
8.2コマ/秒で32枚連写。その後は概ね2.5コマ/秒のペースで容量一杯まで連写。 |
8.2コマ/秒で58枚連写。その後は概ね1.5コマ/秒のペースで容量一杯まで連写。 |
8.2コマ/秒で75枚連写。その後は概ね3.7コマ/秒のペースで容量一杯まで連写。 |
連続撮影
(Lo) |
3.7コマ/秒で40枚連写。その後は概ね1.8コマ/秒のペースで容量一杯まで連写。 |
3.7コマ/秒で64枚連写。その後は概ね2.5コマ/秒のペースで容量一杯まで連写。 |
3.7コマ/秒で80枚連写。その後は概ね1.5コマ/秒のペースで容量一杯まで連写。 |
3.7コマ/秒のペースで容量一杯まで連写。 |
※上記のテスト結果は、撮影環境や被写体によっても左右されます。
α77のウィークポイントの一つが連続撮影可能枚数でしたが、α77IIでは大幅に強化され、APS-Cクラスの上級機として十分な実力を備えています。
一番データ容量が大きいRAW+JPEGでも、連続撮影優先AEモードで25枚、通常の連写時であれば8.2コマ/秒のペースで28枚、3.7コマ/秒のペースでは40枚の撮影が可能です。初代では概ね11枚前後でしたので、2倍から3倍も増えており、ほとんどの撮影シーンで十分なレベルとなっています。また、バッファーメモリーが一杯になった後の連写速度も高く、RAW+JPEGで1.8コマ/秒のペースでカード容量一杯までの撮影が可能でした。
JPEGでもExtraFineでは、データ処理が重くなるせいか、バッファー容量が一杯になったのちの連写性能は1.5コマ/秒前後となっていましたので、場合によってはRAWやJPEG Fineでの撮影の方が良い場合があるかもしれません。
バッファーが一杯になっても停止せずに連写でき、撮影後のバッファー開放も速いため、使い勝手は良好でした。
独断 素晴らしい! ポイント
- 有効2430万画素を活かした高い描写力。
- APS-Cクラス上級機にふさわしい高級感のあるしっかりとしたボディ。防塵防滴性能も備える。
- さらに強化されたオートフォーカス性能。
- 追従性が改善され、高精細でクリアーな電子ビューファインダー。
- 大幅に強化された連続撮影枚数。
- ISO25600まで設定可能な高感度性能 (ISO3200までは常用可能)。
- 自分撮りも可能な可動範囲の広いチルト液晶。
- 屋外での視認性が向上したRGBW方式の液晶パネル。
- ボタン類のカスタマイズに柔軟に対応。
- Wi-Fi/NFCを内蔵し、スマートフォンでのリモート操作にも対応。
- 60pでのフルHD動画撮影に対応。
- オプションでグリップも用意。
独断 もう一息! ポイント
- PlayMemories Camera Appsには非対応。(Aシリーズで対応機種はなし。)
- ボディ内RAW現像には非対応。
- シューアダプター「ADP-MAA」が付属しないため、従来のストロボを使用するには別途アダプターの購入が必要。(α99以降の機種はISO互換性のある現行方式に統一。)
- 前機種に搭載されていたGPSは省略。
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撮像素子 |
APS-Cサイズ(23.5 x 15.6mm)、原色フィルター付"Exmor"CMOSセンサー
※α77も同じ。 |
カメラ有効画素数 |
約2430万画素
※α77も同じ。 |
総画素数 |
約2470万画素
※α77も同じ。 |
撮像素子アスペクト比 |
3:2 |
アンチダスト機能 |
帯電防止コートおよびイメージセンサーシフト駆動による
電源OFF時、クリーニングモード実行時に作動 |
静止画 |
JPEG (DCF Ver.2.0、Exif Ver.2.3、 MPF Baseline)準拠、RAW(ソニーARW 2.3フォーマット) |
記録画素数 [3:2] |
Lサイズ: 6000 x 4000(24M) Mサイズ: 4240×2832(12M) Sサイズ: 3008x2000(6.0M)
※α77も同じ。 |
記録画素数 [16:9] |
Lサイズ: 6000x3376(20M) Mサイズ: 4240x2400(10M) Sサイズ:3008x1688(5.1M) |
記録画素数 [スイングパノラマ] |
ワイド: 左右方向 12,416 x 1,856 (23M)、上下方向 5,536 x 2,160 (12M) 標準: 左右方向 8,192 x 1,856 (15M)、上下方向 3,872 x 2,160 (8.4M) |
画質モード |
RAW、RAW+JPEG、JPEGエクストラファイン、JPEGファイン、JPEGスタンダード |
ピクチャーエフェクト |
13種類: トイカメラ(ノーマル、クール、ウォーム、グリーン、マゼンタ)、ポップカラー、ポスタリゼーション(カラー、白黒)、レトロフォト、ソフトハイキー、パートカラー(R/G/B/Y)、ハイコントラストモノクロ、ソフトフォーカス(弱、中、強)、絵画調HDR(弱、中、強)、リッチトーンモノクロ、ミニチュア(オート、上、中(横)、下、右、中(縦)、左)、水彩画調、イラスト調(弱、中、強) |
クリエイティブスタイル |
スタンダード、ビビッド、ニュートラル、クリア、ディープ、ライト、ポートレート、風景、夕景、夜景、紅葉、白黒、セピア、スタイルボックス1-6
(コントラスト<±3段階>、彩度<±3段階>、シャープネス<±3段階>) |
ダイナミックレンジ機能 |
切、Dレンジオプティマイザー (オート/レベル設定 <Lv1-5>)、
オートHDR (露出差オート/露出差レベル設定 <1.0-6.0EVの間で1.0EVごと6段階>) |
色空間 |
「トリルミナスカラー」対応 sRGB規格(sYCC色域)、AdobeRGB規格 |
動画 |
AVCHD規格 Ver.2.0準拠、MP4 |
圧縮形式 |
AVCHD:MPEG-4 AVC/H.264、MP4:MPEG-4 AVC/H.264 |
音声記録方式 |
AVCHD:Dolby Digital (AC-3) 2ch、ドルビーデジタルステレオクリエーター搭載、MP4:MPEG-4 AAC-LC 2ch |
動画記録 撮影モード
(AVCHD) |
1920 x 1080(60p, 28M, PS)
1920 x 1080(60i, 24M, FX)
1920 x 1080(60i, 17M, FH)
1920 x 1080(24p, 24M, FX)
1920 x 1080(24p, 17M, FH)
※α77も同じ。 |
動画記録 撮影モード
(AVC MP4) |
1440 x 1080(30fps)
VGA(640 x 480, 30fps)
※α77も同じ。 |
記録媒体 |
”メモリースティック PRO デュオ”、”メモリースティック PRO-HG デュオ”、”メモリースティック XC-HG デュオ”、SDメモリーカード、SDHCメモリーカード(UHS-I 対応)、SDXCメモリーカード(UHS-I 対応) |
ノイズリダクション |
長秒時NR 入/切 SS 1秒からBULBに適用 高感度NR 標準/弱/切 |
マルチショットNR |
オート/ISO100-51200 |
ホワイトバランス |
オート/ 太陽光/ 日陰/ 曇天/ 電球/ 蛍光灯<温白色/白色/昼白色/昼光色>/ フラッシュ/ 色温度設定<2500K-9900K>、カラーフィルター<G7-M7、A7-B7>/ カスタム<1/2/3>/カスタムセット |
フォーカス |
TTL位相差検出方式
検出素子:CCDラインセンサー
※α77も同じ。 |
測距点数 |
検出素子:79点(15点クロスタイプ)、中央F2.8センサーあり
※α77は19点。 |
検出輝度範囲 |
検出素子1:EV-2-18 (ISO 100相当、F2.8レンズ使用時)
※α77はEV-1-18。 |
フォーカスモード |
オートフォーカス/マニュアルフォーカス |
AFモード |
シングル (AF-S)、AF制御自動切り換え (AF-A)、ダイレクトマニュアルフォーカス、コンティニュアス (AF-C) |
フォーカスエリア |
ワイド、ゾーン、中央、フレキシブルスポット、拡張フレキシブルスポット、ロックオンAF(ワイド/ゾーン/中央/フレキシブルスポット/拡張フレキシブルスポット) |
AF補助光 |
内蔵フラッシュ |
露出制御 |
1200分割ライブビュー分析測光 |
測光範囲 |
EV-2- EV17 (ISO100相当、F1.4レンズ使用時) |
測光モード |
マルチ測光、中央重点測光、スポット測光 |
露出モード |
AUTO(おまかせオート/プレミアムおまかせオート)、シーンセレクション(SCN)、スイングパノラマ、連続撮影優先AE、動画(P/A/S/M)、プログラムAE(P)、絞り優先AE(A)、シャッタースピード優先AE(S)、マニュアル(M)モード、登録呼び出し(MR1/2/3) |
シーンセレクション |
ポートレート、風景、マクロ、スポーツ、夕景、夜景ポートレート、夜景、手持ち夜景 |
露出補正 |
±5EV (1/3EVステップ、1/2EVステップ 切り替え可) |
露出ブラケット |
1枚撮影/連続撮影、ずらし量:1/3、1/2、2/3、1.0、2.0、3.0EVステップ、
3/5枚選択可 |
AEロック |
AEロックボタンによるAEロック、フォーカス合焦時自動AEロック
(「シャッター半押しAEL」(オート/入/切)の設定あり) |
ISO感度 |
静止画撮影時:ISO100-25600(1/3EVステップ,拡張ISO50,64,80)
AUTO(ISO100-25600、上限/下限設定可能) 動画撮影時:ISO100-12800相当(1/3EVステップ)
AUTO(ISO100-12800相当、上限/下限設定可能)
※α77は静止画ISO100-16000、動画ISO100-1600。 |
ファインダー |
1.3cm(0.5型)電子式ビューファインダー (カラー)
※α77も同じ。 |
総ドット数 |
2,359,296ドット |
明るさ調節機能 |
自動明るさ調整 または5段階の手動設定 |
視野率 |
100% |
倍率 |
約1.09倍(35mm判換算:約0.71倍)(50mmレンズ、無限遠、視度-1m-1時)
※α77も同じ。 |
視度調整機能
(ディオプター) |
-4.0-+3.0m-1 |
アイポイント |
最終光学面から約27mm、接眼枠から約22mm (視度-1 m-1時) (CIPA規格準拠) |
表示機能 |
グラフィック表示、全情報表示、情報表示なし、水準器、ヒストグラム |
液晶モニター |
7.5cm(3.0型) TFT駆動、1.228,800ドット
※α77は3型921,600ドット。 |
明るさ調節機能 |
自動明るさ調整、5段階の手動設定 |
撮影情報表示 |
グラフィック表示、全情報表示、情報表示なし、水準器、ヒストグラム |
角度調整機能 |
チルト:上に150°、手前に180°
回転:引き出した状態で、さらに右に180°、左に90°
※α77も同じ。 |
画面表示切り替え |
グラフィック表示、全情報表示、情報表示なし、水準器、ヒストグラム、ファインダー撮影用 |
顔検出 |
最大検出数:8 |
全画素超解像ズーム |
静止画時 約2倍 動画時 約2倍
※α77は機能なし。 |
デジタルズーム |
スマート ズーム(静止画時):Mサイズ約1.4倍 、Sサイズ約2倍 デジタル ズーム(静止画時):Lサイズ約4倍、Mサイズ約5.7倍、Sサイズ約8倍 デジタル ズーム(動画時):約4倍
※α77は最大2倍。 |
シャッター |
電子制御式縦走りフォーカルプレーンシャッター
静止画撮影時:1/8000-30秒(1/3段ステップ)、バルブ
動画撮影時:1/8000-1/4秒(1/3段ステップ) 、 AUTO時は1/60秒まで、(オートスローシャッタ1/30まで)
フラッシュ同調速度:1/250秒
※α77も同じ。 |
手ブレ補正機能 |
静止画撮影時:イメージセンサーシフト方式
動画撮影時:電子式 |
フラッシュモード |
発光禁止、自動発光、強制発光、後幕シンクロ、スローシンクロ、赤目軽減発光、ハイスピードシンクロ、ワイヤレス |
ガイドナンバー(GN) |
12(ISO100・m) 16mmをカバー(レンズ表記の焦点距離) ADI調光、P-TTL調光、内蔵マニュアル 受電時間3秒 |
ドライブモード |
1枚撮影、連続撮影(Hi/Lo切り替え可)、セルフタイマー (10/2秒選択可能)、セルフタイマー連続(10秒後3枚/5枚)、連続ブラケット、1枚ブラケット、ホワイトバランスブラケット、DROブラケット |
連続撮影速度 |
連続撮影優先AEモード時:最高約12コマ/秒 通常連続撮影Hi時:最高約8コマ/秒 通常連続撮影Lo時:最高約3コマ/秒
※α77も同じ。 |
連続撮影可能枚数 |
[連続撮影優先AE時]
エクストラファイン:53枚
ファイン:60枚
スタンダード:64枚
RAW+JPEG:25枚
RAW:26枚
[連続撮影時]
エクストラファイン:56枚
ファイン:75枚
スタンダード:93枚
RAW+JPEG:26枚
RAW:28枚
※α77はRAWで最大13枚。 |
再生機能 |
1枚再生(撮影情報あり/なし、ヒストグラム表示(輝度・RGB)および白とび黒つぶれ警告)、インデックス表示(9/25枚選択可能)、拡大表示(最大:Lサイズ 18.8倍、Mサイズ 13.3倍、Sサイズ 9.4倍、パノラマ標準 25.6倍、パノラマワイド 38.8倍)、記録画像の回転表示(自動/マニュアル/切)、スライドショー機能、パノラマスクロール再生、オートレビュー(10秒、5秒、2秒、切)、再生フォルダ選択可(日付、静止画、MP4、AVCHD)、早送り・巻戻し(動画)、削除、プロテクト |
インターフェース |
マルチ/マイクロUSB端子
NFC対応
シンクロターミナル
ワイヤレスLAN対応(内蔵)(Wi-Fiに準拠,IEEE802.11b/g/n(2.4GHz帯))
HD出力:HDMIマイクロ端子(タイプD)、ブラビアリンク(HDMI機器制御)、「ブラビア プレミアムフォト」対応、4K静止画再生
マルチインターフェースシュー
マイク端子:(3.5 mmステレオミニジャック)
DC-IN端子
リモート端子
リモートコントロール(ケーブル接続/ワイヤレス)
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音声 |
内蔵マイク:ステレオ、ECM-XYST1M/ECM-CG50 (別売)
スピーカー:モノラル、音量設定:16ステップ |
レンズ補正 |
周辺光量、倍率色収差、歪曲収差 |
使用電池 |
リチャージャブルバッテリーパック NP-FM500H |
静止画撮影可能枚数 |
ファインダー使用時:約410枚 液晶モニター使用時:約480枚 (CIPA規格準拠)
※α77は470枚/530枚。 |
実動画撮影可能時間
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ファインダー使用時:約110分
液晶モニター使用時:約120分 |
連続動画撮影可能時間
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ファインダー使用時:約175分
液晶モニター使用時:約175分
※α77は185分/185分。 |
外部電源 |
ACアダプター AC-PW10AM(別売) |
質量 |
約726g(バッテリーとメモリースティックPROデュオを含む)
約647g(本体のみ)
※α77は732g/653g。 |
外形・寸法 |
約142.6×104.2×80.9 mm(幅x高さx奥行き)
※α77は142.6x104x80.9mm。 |
付属品 |
リチャージャブルバッテリーNP-FM500H、バッテリーチャージャーBC-VM10A、ショルダーストラップ、マイクロUSBケーブル、ボディキャップ、アクセサリーシューキャップ、アイピースカップ |
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