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特集 ニコン Nikon 1 J4
2.ニコン 1 J4の外観をみる |
ニコン 1 J4 by Inaba Kunio トップレベルの描写力をコンパクトカメラ並みのボディに実装 評価:5.0
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ニコン 1 J4を開封する4月24日、V3より1週間遅れてJ4が発売開始となりました。プレミアムキットが用意されたV3とは異なり、J3は一般的な販売形態となっています。ボディ単体と、これに新型電動ズームレンズがついた標準パワーズームレンズキット、さらに望遠ズームも付いたダブルズームレンズキットとなっています。なお、ボディ単体ではブラックカラーのみとなりますが、ダブルズームキットではホワイトとシルバーが、標準パワーズームレンズキットではさらにオレンジも用意されています。今回、テスト用には標準パワーズームレンズキットを購入しました。6月末まで行われているキャッシュバックキャンペーンでは、ボディ単体とレンズキットは5000円、ダブルズームキットは1万円のキャッシュバックがあります。キャッシュバック額に5000円の差がありますので、もし最初のミラーレスカメラとして買うのであれば、ダブルズームキットの方をお勧めします。
J4標準ズームレンズキットのパッケージ。白を基調としたパッケージにレンズを装着したJ4の写真が印字されています。上蓋には、数量限定でサンディスクのメモリーカードが添付されていることを示すシールが貼付されています。V3やJ4はmicroタイプのSDメモリーカードが必要ですので、こうしたプレゼントはうれしいと思います。
蓋を開けると、保証書や取扱説明書がトレーの上に乗せられています。保証書は、ボディ本体とレンズの各々に独立したものが付属していました。レンズは国際保証書ですが、ボディは国内でのみ有効な保証書となります。
保証書等の入ったトレイを開けると、下にカメラ本体や付属品が置かれています。左がボディ本体で、右下にズームレンズが入っています。右側には、付属品が格納されていました。
パッケージ内に同梱されている付属品関係。左上より使用説明書、ViewNX2 CD-ROM、キャンペーン品のSanDisk 8GB microSDHCカード、バッテリーチャージャーMH-29、Li-ionリチャージャブルバッテリーEN-EL22、USBケーブルUC-E20、ストラップAN-N1000。 Sponsored Links ニコン 1 J4の本体をチェック
J4のボディ前面。基本的なデザインはJシリーズのものを踏まえていますが、ボディ両側のラインが直線的になるなど、よりコンパクトに感じます。COOLPIX
P340にも似たデザインと言えます。
J3のボディ前面。
J4の液晶モニター側。3型104万ドットの液晶パネルで、ボタンやダイヤル等のインターフェースはJ3を踏襲しています。J2からJ3に変わった時にボタン類の数が減りましたが、J4になって液晶モニターでのタッチ操作に対応したことで、操作性が向上しました。
J3の液晶モニターは3型92万ドットの液晶パネルで、タッチ操作には対応していません。
J4のボディ上面。大型のシャッターボタンの両側に電源ボタンと動画ボタンが置かれています。モードダイヤルに設定されている項目もJ3と同じです。J3では液晶モニターの下側にあったNIkonのロゴは、ボディ上面に移されました。
J4のボディ底面。三脚用の穴はレンズ光軸上に置かれています。カメラ本体は中国製です。
J4のボディ左側面。こちら側には外部接続端子とフラッシュポップアップボタンが設けられています。また、Wi-Fi用のアンテナもこちら側に内蔵されています。フラッシュポップアップボタンは電気式のため、電源が入っていないと稼働しません。
J4のボディ右側面。ストラップ取付け部は、J3と同様に三角環方式となっています。
J4のマウント部。イメージセンサーは有効1839万画素の新型センサーでV3と同じものです。J3の1425万画素から高画素化されています。あわせて画像処理エンジンもEXPEED
4Aに進化しています。
J4とV3の違いの一つに、イメージセンサークリーニング機構の有無があります。J4にはごみ取り機能は搭載されていないため、写真のようにダストカバーがイメージセンサーの前に置かれています。これは、J4にはメカニカルシャッターが搭載されていないため、ごみの発生が少ないためと思われます。
ボディの右肩にあるNikonと「1」のロゴ。どちらも立体的なものです。J4のボディ外装はアルミニウムでヘアライン加工が施されています。
左方にあるJ4のロゴは印字です。その右にあるランプは、AF補助光、セルフタイマーランプ、赤目軽減ランプを兼ねるものです。
マウント部の右下にはレンズ取り外しボタンが置かれています。このあたりのデザインもJ3と同じです。J2までにはあったリモコン受光部は、J4でも省かれています。リモコン機能を使うためには、Wi-Fiを利用してスマートフォン等を活用することになります。
ボディ上面のメインコントロール部。このあたりの配置はJ3と同じです。ボディ端の処理がスクエアな形に変更になっています。電源スイッチの真ん中には電源ランプが置かれています。
ボディ上面の左側。内蔵フラッシュの両側にあるのはステレオマイク用の穴です。Nikonのロゴの上に見える指標は、イメージセンサーの位置を示すものです。焦点距離を測る時の基準面となります。
液晶モニター右側のコントロール部。ボタンやダイヤルはJ3を踏襲していますが、J4ではタッチ操作にも対応しましたので、操作性は向上しています。削除ボタンの右にはメモリーカードアクセスランプが置かれています。
ボディ左側面にある内蔵フラッシュポップアップボタン。動作は電気式です。
ボディ左側面にある外部接続端子カバーの内側。上がHDMI端子、下がUSB端子です。ガイダンスは白いインクで印字されているため、視認性は非常に良いと思いました。V3ではこの中にメモリーカードスロットもありましたが、J4ではボディ下部のバッテリー室内に置かれています。
ボディ下部のバッテリー室カバーを開いた状態。側面にバッテリー挿入方向のガイダンスシールが貼付されています。メモリーカード挿入口の左側には、microSDメモリーカードの挿入方向が刻印されています。
バッテリーとメモリーカードを挿入しつつある状態。メモリーカードは印字面が前側となります。ニコンの場合、SDタイプではラベル面が液晶モニター側を向いているもの基本でしたので、これはmicroSDタイプ採用に伴う仕様変更かもしれません。ちなみに、SDタイプのJ3や、microSDタイプのV3では、ラベル面が液晶モニター側です。ボディ下部のmicroSDタイプでは、前側でないとラベルが見づらいという判断だと思われます。
バッテリーとメモリーカードを完全に挿入した状態。V3と同様に、完全に挿入した状態でもメモリーカードの上部が露出しています。
1 NIKKOR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM(製品レビュー)を装着して、内蔵フラッシュをポップアップさせた状態。
推奨されていませんが、指で内蔵フラッシュの向きを変えることができますので、簡易的なバウンス撮影も可能です。
キットレンズを装着した状態は極めてコンパクトです。電動ズームであり、電源を入れると自動的に沈胴していたレンズが伸長します。また、撮影状態で電源をOFFにすると、レンズは自動的に沈胴状態となります。
内蔵フラッシュのポップアップ部。ポップアップ部の構造もJ3と同じです。
ボディ単体での重さの実測値は190.2gでした。メーカー公表値は192gとなります。
バッテリーとメモリーカードを挿入した状態での重さの実測値は228.5gでした。挿入するメモリーカードによって異なりますが、メーカー公表値は232gとなります。
液晶モニターは3型104万ドットのパネルで、タッチ操作にも対応しています。アスペクト比は3:2ですので、最大サイズの静止画撮影時には画面いっぱいに撮影画像が表示されます。
搭載されている液晶パネルの視認性は良好で、視野角も比較的広いように感じました。パネルの仕様上はV3のものと同じです。
ニコン 1 J4(左側)とソニー サイバーショット DSC-RX100M2(右側)。どちらも1型サイズのイメージセンサーを搭載しています。レンズスペックは異なりますが、ほぼ同等サイズといえます。
ニコン 1 J4(左側)とソニー サイバーショット DSC-RX100M2(右側)。サイバーショットの液晶モニターはチルト稼働することもあり、ボディ部の厚さはややDSC-RX100M2の方が厚く感じます。J4のボディ形状はCOOLPIX
P300シリーズに似ています。 Sponsored Links ニコン 1 J4の付属品をチェック
付属するバッテリーチャージャーMH-29。現時点ではJ4とV3の専用品となります。EN-EL22の充電には、最大で3時間かかります。
コンセントとの接続部は格納できるようになっています。可搬性の点ではメリットとなります。
付属するリチウムイオンバッテリーパックEN-EL22。現時点ではJ4専用品で、容量は7.2V 1010mAhです。静止画で最大300枚、動画で70分の撮影が可能です。
バッテリーパックには偽造防止用のホログラムシールが貼付されています。
付属するUSBケーブル UC-E20。パソコン等との接続に使用します。
付属するストラップAN-N1000。ニコン1シリーズ共通のもので、少々チープさは感じますがつくりは頑丈です。
キャンペーン品として付属しているmicroSDHCメモリーカード。最大40MB/sの転送速度に対応している高速タイプで、SDメモリーカード用のアダプターも付属しています。デジタルカメラでmicroSDタイプのカードを採用している機種はまだ少ないので、うれしいキャンペーンだと思います。
付属するボディキャップBF-N1000。
ボディキャップはボディ側マウント部のバヨネット爪を使って固定する構造となっています。 |
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