V2 | Nikon | |
【ニコン V2 特集ページ】はこちらです。 製品外観や描写力テスト結果も掲載。 位置づけと概要 製品仕様 外観と特徴 描写力 総評 Nikon 1 V1 Nikon 1 J1 「ニコン V2 発売前レポート」を掲載。 「ニコン ミラーレスカメラの選び方」もご覧ください。 |
独断 デジカメ対決! どっちが良い? ☆ vs ニコン1 V1 ☆ vs パナソニック LUMIX DMC-G5 ☆ vs ソニー αNEX-6 |
【一口コラム】 デジタル一眼のサブカメラ・ミラーレスニコンから新型ミラーレスNikon 1 V2が発表された。先日発売となったNikon 1 J2は、J1のマイナーチェンジにとどまったため、V2についても同じようなブラッシュアップモデルと予想していたが、蓋を開けてみればフルモデルチェンジとなった。Nikon 1 V2を一言で言えば、「デジタル一眼レフの競合になりうるミラーレス」となるかもしれない。V1は電子ビューファインダーを搭載してはいたが、J1/J2の上位モデルというよりは、バリエーションモデル的な位置づけであった。基本的にはコンパクトカメラと同様のインターフェースであり、コンパクトからのステップアップユーザーをメインターゲットにした製品であった。 これに対し、V2はデジタル一眼レフと同じフィールドで戦うことができるカメラとなっている。型番こそ「V」が付けられているが、実際には新しいラインと見るべきかもしれない。 ニコン 1 V2の主な特徴をあげると、次の通りとなる。
その他にも、V1からの進化点としては、
V2(左側)とV1(右側)。電子ビューファインダーの上部にフラッシュが内蔵されたため、全体の高さは増しているが、ファインダー部分を除くとボディ高は低くなっている。グリップの大型化とシャッターボタンの移設が目立つ。
V2(左側)とV1(右側)。モードダイヤルがボディ上面に移設されるとともに、ボタン類の配置も変わっている。液晶モニターは同じ3型92万ドットであるが、アスペクト比が4:3から3:2に変わっている。
(注:当初16:9と記載していましたが、正しくは3:2です。訂正の上、お詫びいたします。)
V2(左側)とV1(右側)。V1のシンプルな軍艦部から、デジタル一眼レフと同様のものへと大きく変わった。マルチアクセサリーポートは電子ビューファインダーの上に移設されている。
V2(左側)とV1(右側)。グリップが大型化されたものの、見た目はコンパクトになったように思う。実物を見るのが楽しみである。
ニコンがV1/J1を「コンパクトカメラからのステップアップユーザー」をメインターゲットにしたのは、おそらく絶好調ともいうべきデジタル一眼レフとの競合を避けるためだろう。今回のV2は、今までD3100やD5100が担っていたポジションと重なり合うものであり、思い切った製品と言えるかもしれない。マイクロフォーサーズを除く他社ミラーレスカメラがAPS-Cサイズのイメージセンサーを搭載してくる中で、ニコンは1型という比較的小型のセンサーを採用した。画質面では不利なものの、ボディサイズや連写性能など、カメラとしての高いパフォーマンスをアピールする製品となっている。 まだ生まれたばかりのミラーレス市場であるが、どちらのアプローチが主流になっていくのか、興味は尽きない。
V1同様にホワイトモデルも用意されている。
また、3本のレンズも発表された。32mmF1.2(35mm換算86.4mm)、6.7-13mmF3.5-5.6(35mm換算18-35mm)、10-100mmF4.5-5.6(35mm換算27-270mm)である。特に広角ズームや中望遠レンズは、他社ミラーレスカメラでも手薄な分野であり、ここでもニコンの本気度が伝わってくる。
左側より、32mmF1.2、6.7-13mmF3.5-5.6、10-100mmF4.5-5.6。
(2012年10月24日 記) ニコンV2が正式発表となってから1週間が経過した。ネット上でも様々な意見が出されているが、概ね好評であるように思う。V1/J1登場から1年、ニコンとしてもかなり思い切った製品であるのは確かなようだ。 上記では記載していないが、V2の強化ポイントの一つに、連写性能の向上がある。もともとV1でもオートフォーカスを稼働させながら10コマ/秒の高速連写が可能であったが、V2ではさらに高速化され、実に15コマ/秒となっている。イメージセンサーのサイズが異なるので一概には言えないものの、この領域はまさにフラグシップのデジタル一眼レフが担っている世界である。ニコンは「デジタル一眼レフとの差別化を図る」という至上命題があるとはいえ、ニコン1シリーズの小型イメージセンサーのメリットを存分に生かした製品になっている。 この高い連写性能をベースに、面白い機能も搭載されている。決定的な瞬間を明示的に選択できる「ベストモーメントキャプチャー」もその一つだ。これは、シャッターボタンを半押ししている間に撮影される1.3秒、40コマの静止画を一時的に記録し、繰り返しスローモーション表示させ、記録したい瞬間にシャッターボタンを押すと、その時の静止画が記録される、という機能だ。 実質的に同じことを今までもできたが、ベストモーメントキャプチャーの素晴らしい点は2つある。一つは、撮影段階でベストショットを選択できるため、その場で完結できるということであり、もう一つは記録されるのはあくまでベストショットだけのため、メモリーを節約できるだけでなく、すぐに次のショットの撮影が可能になるという点である。 V1/J1でも搭載されていた、カメラがベストショットを選ぶ「スマートフォトセレクター」も機能強化された。今まではベストショット1枚だけが記録されたが、V2では候補となる5枚を保存することも可能となった。機械任せではどうしても不安感を拭いきれないが、5枚を残してくれることで、この機能を使ってみようか、という気にさせてくれる。 新しいカメラのあり方であり、V2の登場が楽しみである。 (2012年10月30日 記) 【ちょっと寄道】 V2はいつが買い得?すでにV2の予約を入れられた方も少なくないかもしれない。ここでは価格面から見るといつ頃購入するのがよいのかを、ちょっと探ってみたい。V2の予約価格も徐々に下がってきており、発表時点では本体が8万円強、ダブルレンズキットが10万円台中頃、ハイパーダブルズームキットが13万円台中頃だったものが、現時点では3千円~5千円程度下落している。一般にデジタルカメラの価格は、発売開始時点が一番高く、その後徐々に低下していくという傾向にあるが、これは日本国内価格の特徴であって、欧米では発売開始から販売終了まで大きな価格低下を伴わない製品も多い。そのため、発売直後は一般に海外市場の方が安く入手でき、ある程度時間が経つと逆に国内の方が安価となる、というケースが多いように感じる。 このグラフは、2011年10月から2012年10月までの、V1/J1の価格.com最安値をプロットしたものである。比較のため、発売開始時点からあった販売形態であるV1薄型レンズキット、J1レンズキット、J1ダブルズームレンズキットの3つを取り上げてみた。 このグラフを見て分かるのは、どのセットも発売開始から4カ月程度は早いテンポで価格が下落しているが、その後は1年近く横ばいとなっている、ということである。最初の4カ月間の下落割合は製品によって異なり、V1薄型レンズキットは約半額に、J1の両キットは6割程度となった。 このことから類推すると、V2についても最初の3~4カ月は比較的大きく下落していくものと思われる。下落幅はわからないが、たとえばD3200のダブルズームキットの価格が6万円台中頃となっていることを考えると、V2のダブルズームキットも早い段階でこの価格帯に落ち着いていくことが推測される。単純に計算すれば、ダブルズームキットは、最初の4カ月間は毎月7~8千円のペースで下落していくことになる。 ということで、もし待てるのであれば、来年の春先頃に購入するのが一番コストパフォーマンス良く入手できる方法となるだろう。しかし、フィルムカメラと比較するとデジタルカメラの鮮度低下は相対的に早いので、4カ月間は決して短い期間ではない。この間に撮れるであろう写真と、価格低下を天秤にかけて判断することになるが、なかなか悩ましいところかもしれない。 (2012年11月1日 記) 【ちょっと寄道】 ニコン1のレンズ動向2011年9月に開催されたニコンV1/J1の発表会では、4本のレンズに加えて7本のレンズが参考出品された。新しいシステムでは、どれだけレンズをはじめとするアクセサリーが充実しているかが、選択の重要なポイントとなる。ニコン1システムの場合、マウントアダプターFT1経由で既存ニッコールレンズが装着できるとはいえ、やはり専用レンズのラインアップ整備が大切である。まず、すでに発売されているレンズを見ると、次の6本となる。
【単焦点レンズ】
望遠系については、既存ニッコールレンズでも対応できなくはないが、専用レンズでは300mmまでの画角にしか対応していないというのも寂しいところだ。最近のネオ一眼では1000mmを超えるものも出ており、マイクロフォーサーズでも600mm相当がリリースされていることを考えると、ニコン1システムの小型センサーを活かした望遠ズームレンズが期待される。 これらのレンズが登場すれば、当面必要な画角はカバーされるが、その上で充実が求められるのは、F2.8(またはF4)の通しズームレンズである。このあたりは、V2のさらに上位ボディが登場した後となるだろうが、ニコンならではの本格的なミラーレスシステムに期待が募る。 (2012年11月4日 記) 【Nikon1 V2 の追加情報】V2の仕様について、新たに確認できた点について記載する。
(2012年11月 6日 記) ニコンより、V2の発売日が11月15日となったことが発表された。10月24日に正式発表されてから、約1カ月弱での発売である。なお、その週には、11月16日にソニーαNEX-6、αNEX-5R、DSC-RX1が、17日には富士フイルムX-E1が発売となる。 本日の価格コムでの最安値を見ると、
(2012年11月 8日 記) |
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◎デジカメWatch 【新製品レビュー】Nikon 1 V22012年11月14日 北村智史
◎ASCii 小さいけど画質に妥協ナシ! 最上位な「Nikon 1 V2」レビュー2012年11月 8日 周防克弥
◎デジカメWatch ファーストインプレッション:Nikon 1 V22012年11月 6日 編集部
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◎デジカメWatch ニコン、内蔵ストロボやモードダイヤルを備えた「Nikon 1 V2」2012年10月24日 編集部
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【ニコン 1 V2 基本仕様】
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