monoxデジカメ比較レビュー
monoxデジカメ比較レビュー サイトマップ monoxデジカメ比較レビュー デジカメレビュー monoxデジカメ比較レビュー デジカメの選び方 monoxデジカメ比較レビュー デジカメ比較 monoxデジカメ比較レビュー monoxブログ
monoxデジカメ比較レビュー 新製品情報 monoxデジカメ比較レビュー デジカメ質問箱 monoxデジカメ比較レビュー デジカメ用語集 monoxデジカメ比較レビュー デジカメリンク monoxデジカメ比較レビュー 運営者情報
トップページ > ソニー > ソニー αQX1 ILCE-QX1
 ILCE-QX1 SONY 
ソニー ILCE-QX1 ソニー ILCE-QX1 ソニー ILCE-QX1 ソニー ILCE-QX1

レンズ型のミラーレスカメラ 【ソニー αQX1 ILCE-QX1】

 ソニーから新型デジカメ、ILCE-QX1が発表されました。このレンズは、同時にリリースされたサイバーショットDSC-QX30や、2013年10月に発売となったDSC-QX10(実機レビュー記事)DSC-QX100(実機レビュー記事)と同じようにレンズ型をした「液晶モニターレス」デジカメであるだけでなく、ソニーのミラーレスカメラ、αEシリーズ(ILCEシリーズ)と同様にソニーEマウントを搭載したレンズ交換式デジカメでもあります。イメージセンサーも、APS-Cサイズの有効2010万画素であり、おそらくα5000(ILCE-5000)と同じものが搭載されているものと思われます。

ソニー サイバーショット DSC-QX10
 2013年10月に登場したDSC-QX100。高級コンパクトのDSC-RX100と同じ1型イメージセンサーと28-100mm相当F1.8-4.9の光学3.6倍ズームレンズが搭載されています。

 DSC-QXシリーズは、今までのデジカメに必ず搭載されていた液晶モニターを省略したところがポイントでしたが、今回登場したILCE-QX1は、さらにレンズも省いたカメラと言えます。カメラユニットとして考えた場合には、リコーのユニット交換式カメラGXR(2009年12月)で用意されていたMマウントのレンズマウントユニットGXR MOUNT A12にも似ているかもしれません。リコーの場合、GXRボディ専用であったのに対し、ILCE-QX1ではWi-Fi接続可能なスマートフォンやタブレット等で使用できるという違いはありますが、コンセプトとしては共通するものを感じます。

リコー GXR レンズマウントユニットA12 リコー GXR レンズマウントユニットA12

 GXR用のレンズマウントユニットA12(左側)とGXRボディに装着した状態。有効1230万画素APS-Cサイズのイメージセンサーを搭載していました。発売は2011年の9月で、登場時の実売価格は6万円強でした。


 それでは、まずはILCE-QX1の外観をDSC-QX100と比較してみます。

ソニー ILCE-QX1 ソニー サイバーショット DSC-QX100

 ILCE-QX1(左側)とDSC-QX100(右側)の正面。イメージセンサーのサイズは約3倍になっているため、大きさは一回りの差があります。それでもEマウントサイズを考えると、これがぎりぎりだと思われます。


ソニー ILCE-QX1 ソニー サイバーショット DSC-QX100

 ILCE-QX1(左側)とDSC-QX100(右側)の裏側。どちらもスマートフォン等の液晶モニターを活用するため、こちら側にはバッテリー室の蓋が置かれています。左右にはアダプターに装着するための爪が設けられています。



ソニー ILCE-QX1 ソニー サイバーショット DSC-QX100
 ILCE-QX1(左側)とDSC-QX100(右側)の左側面。QX100は沈胴タイプのレンズを内蔵しているため、奥行きはILCE-QX1の方が短くなります。αのロゴが印字されているように、αEシリーズのラインに位置付けられるものと思われます。どちらの機種も状態を表示するための液晶パネルが組み込まれています。



Sponsored Links




 ILCE-QX1の主な特長は次の通りです。

  • イメージセンサーは有効2010万画素APS-C型 Exmor CMOS センサーで、α5000に搭載されているものと同等と思われます。画像処理エンジンは最新のBIONZ Xとなります。
  • 高感度性能はISO100-16000で、これもα5000と同じです。
  • オートフォーカスはコントラスト方式で測距点は25点です。これもα5000と同じです。
  • QXシリーズとしては初めて連写に対応しました。最高で4コマ/秒での撮影が可能です。
  • やはりQXシリーズでは初となるRAW撮影にも対応しました。もちろんJPEGでの撮影も可能です。
  • Wi-FiとNFCも搭載されています。
  • ボディ上部にはフラッシュが内蔵されました。スマートフォンに装着して撮影することを考えると、やはりカメラ側にフラッシュがあると便利です。
  • フルHD(30p)での動画撮影も可能です。
  • バッテリーはαEシリーズで多く利用されているNP-FW50となります。最大で440枚の撮影が可能となっています。
  • USB接続によるボディ内充電にも対応しています。このあたりもDSC-QXシリーズ共通です。
  • ボディサイズは標準パワーズームSELP1650を一回り大きくした感じです。撮影状態での重さは216gです。いずれもAPS-Cサイズのレンズ交換式カメラとしては、ダントツに最小最軽量となります。


 こうしてみると、今までのDSC-QXシリーズとは異なり、すでにレンズ交換式カメラを活用されている方々、特にαEシリーズを持っている方々の「サブカメラ」としてのすわりが一番しっくりくる気がします。RAW対応や4コマ/秒での連写、あるいは内蔵フラッシュなど、レンズ交換式カメラとして大体の撮影シーンには対応可能な実力を持っていそうです。また、オートフォーカスはコントラスト方式だけとなりますが、ミラーレスカメラに搭載されているAFシステムであれば、速度的にも十分活用可能なレベルであると思います。


ソニー ILCE-QX1
 ILCE-QX1とパワーズームE PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS SELP1650。アダプターでスマートフォンに装着することができます。


ソニー ILCE-QX1
 ILCE-QX1には、αEマウントシリーズで多用されているNP-FW50が対応しています。マイクロタイプのメモリーカードはバッテリー室の中に挿入口があります。左側に見えるのはUSB端子で、ボディ内での充電にも使用します。このあたりはDSC-QXシリーズと共通です。
 写真では見えずらいですが、ボディ上面にはフラッシュが内蔵されています。GN4ですが、スマートフォンに接続して撮影することを考えると、やはりあると便利だと思います。

 ILCE-QX1は欧州では10月に発売予定で、実売価格は$400となっています。他にレンズやスマートフォンが必要であることを考えると少々高めに感じるかもしれませんが、想定しているユーザーはすでにソニーミラーレスカメラを使っている方々であるように思います。そうであれば、ILCE-QX1を購入するだけで、サブカメラ的に十分活用できることになりますので、それほどハードルは高くないかもしれません。

 国内での販売は未定ですが、一日も早い国内正式発表を期待します。


by Inaba Kunio)

 本日、国内でも正式発表となりました。発売は10月10日の予定で、店頭予想価格は3万6千円前後とのことです。新しいジャンルの製品であり、発売が楽しみです。


by Inaba Kunio)










【ソニー ILCE-QX1 基本仕様】  →ソニー ILCE-QX1 メーカー製品仕様のページ
 
楽天最安値を確認 >> ソニー ILCE-QX1

Sponsored Links

monox_fotter