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特集 ニコン Nikon 1 V3
2.ニコン 1 V3の外観をみる |
ニコン 1 V3 by Inaba Kunio デジタル一眼レフのインターフェースを採用した最上級ミラーレスカメラ 評価:5.0
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ニコン 1 V3を開封する4月17日、予定通りニコン 1 V3が発売開始となりました。今回は販売形態も特徴的で、ボディに新型10-30mm電動ズーム、電子ビューファインダーDF-N1000、グリップGR-N1010がセットになったプレミアムキットが用意されています。スタート時点の実売価格は、ボディ単体が8万円弱、標準ズームキットが9万円弱であるのに対し、プレミアムキットは12万円程度となっています。電子ビューファインダーの単体実売価格は3万円弱、グリップは1万5千円弱ですので、プレミアムキットのお買い得感は高いと感じました。とくにグリップにはシャッターボタンやコマンドダイヤルも内蔵されており、ボディのホールド感を大幅に向上してくれます。迷われているのであれば、プレミアムキットの購入をお勧めします。今回、テスト用にはプレミアムキットを購入しました。6月末まで行われているキャッシュバックキャンペーンでは、ボディ単体とレンズキットは5000円、プレミアムキットは1万円のキャッシュバックがあります。キャッシュバック額に5000円の差がありますので、プレミアムキットの値頃感はさらに高くなっています。
V3プレミアムキットのパッケージ。白を基調としたパッケージにフル装備のV3の写真が印字されています。上蓋には、数量限定でサンディスクのメモリーカードが添付されていることを示すシールが貼付されています。V3やJ4はmicroタイプのSDメモリーカードが必要ですので、こうしたプレゼントはうれしいと思います。
蓋を開けると、保証書や取扱説明書がトレーの上に乗せられています。保証書は、ボディ本体の他に、レンズ、電子ビューファインダー、グリップの各々について独立したものが付属していました。いずれもS/Nが印字されたものです。
保証書等の入ったトレイを開けると、下にカメラ本体や付属品が置かれています。左がボディ本体で、中央下にズームレンズが入っています。右側には、電子ビューファインダーとグリップ等が格納されていました。
パッケージ内に同梱されている付属品関係。左上より使用説明書、ViewNX2 CD-ROM、キャンペーン品のSanDisk 8GB microSDHCカード、バッテリーチャージャーMH-29、Li-ionリチャージャブルバッテリーEN-EL20a、USBケーブルUC-E20、ストラップAN-N1000。 Sponsored Links ニコン 1 V3の本体をチェック
V3のボディ前面。V1やV2からはデザインを一新し、オーソドックスなミラーレスカメラのものとなっています。グリップ部の横にはサブコマンドダイヤルが新設されており、液晶モニター側のメインコマンドダイヤルや、ロータリーマルチセレクターとともにインターフェースの核を担います。
V3の液晶モニター側。3型104万ドットの液晶パネルで上下チルト可動が可能です。液晶モニターの左側にある4つのボタンも、液晶モニターとともに稼働します。また、タッチ操作にも新たに対応しました。ダイヤルだけでなく、ボタン関係もV2より増設されており、より上級者向けのインターフェースとなっています。
V3のボディ上面。電子ビューファインダーが外付対応となったこともあり、すっきりしたデザインです。中央部にマルチアクセサリーポートが置かれています。
V3のボディ底面。三脚用の穴はレンズ光軸上に置かれています。カメラ本体は中国製です。
V3のボディ左側面。こちら側にはマイク端子とWi-Fiアンテナ、フラッシュポップアップボタンが設けられています。ストラップ取付け部は、V2と同様に三角環方式となっています。フラッシュポップアップボタンは機械式のため、電源が入っていない状態でも稼働します。
V3のボディ右側面。こちら側には外部接続端子が置かれています。カバーの内側にメモリーカードスロットも設けられています。
V3のマウント部。イメージセンサーは有効1839万画素の新型センサーで、V2の1425万画素から高画素化されました。あわせて画像処理エンジンもEXPEED
4Aに進化しています。
ボディの左肩にあるNikonのロゴ。その下にはシリーズ名である「1」のマークが付けられています。その右下に見えるランプはAF補助光、セルフタイマーランプ、赤目軽減ランプを兼ねるものです。
ボディ右下にはV3の表示がされています。その右上に見えるのはリモコン受光部で、カメラの前面側だけに置かれています。これはV2も同じです。
グリップ部分。それほど大きくはありませんが、表面にゴムが貼付されているためホールド感向上に貢献しています。もちろん、しっかりと保持するのであれば、オプションのグリップがお勧めです。
V3のボディ上面メインコントロール部。シャッターボタンの同軸に置かれた電源スイッチはレバー式で、V2の方式を踏襲しています。
メインコマンドダイヤルは押下することでFn2ボタンとしても機能します。その下に見える穴はスピーカーです。
液晶モニター右側のコントロール部。ロータリーマルチセレクターは、ボタンとしての機能とともに回転させることでダイヤルとしても働きます。その下にある「F」ボタンはフィーチャーボタンでクイックメニュー表示の役割を果たします。上にあるFn1ボタンやメインコマンドダイヤルのFn2、オプションのグリップ上に設けられているFn3ボタンの機能は変更することも可能です。
液晶モニター左側のボタン部。設置されているボタン自体はV2と同じですが、液晶モニターと同じ可動部に設けられている点が特徴的です。
ボディ上面の左側にはフラッシュのポップアップ部が置かれています。その左にある白い指標はイメージセンサーの位置を示すもので、焦点距離の基準面となります。
マルチアクセサリーポートのカバーを外したところ。電子ビューファインダーDF-N1000やスピードライト、GPSユニットGP-N100などの装着が可能です。ボディ側から電源も供給されるため、アクセサリー部の小型化が可能です。
ボディ左側面にある内蔵フラッシュポップアップボタン。動作は機械式です。
内蔵フラッシュをポップアップさせた状態。ISO160時のガイドナンバーGNは6.3で、V2と同じです。
内蔵フラッシュのポップアップ部。ボタンを押すと爪部分が動く構造となっています。
ボディ左側面にある外部マイク接続端子。単独で設けられています。
ボディ右側面にある外部接続端子カバーを開いた状態。上からHDMI端子、USB端子、メモリーカードスロットとなります。
microSDタイプのメモリーカードを挿入しつつある状態。外部接続端子と一緒に設けられている点は珍しいと思います。
メモリーカードを挿入した状態。完全に挿入した状態でも頭の部分が露出しています。メモリーカードはラベル面が手前側となります。
ボディ下部のバッテリー室カバーを開いた状態。側面にはバッテリーの挿入方向を示したシールが貼付されています。
バッテリーパックEN-EL20aを挿入しつつある状態。偽造防止用のホログラムが手前側になる向きで挿入します。
バッテリー室カバーの下には、グリップGR-N1010接続用の端子が設けられています。外した端子カバーはグリップ内に格納できるようになっています。
10-30mm電動ズームを装着した状態。フラッシュのポップアップ位置も比較的高いため、この程度のサイズのレンズであれば、ケラレることはありません。
電子ビューファインダーDF-N1000とグリップGR-N1010を装着した状態。もともとコンパクトなボディですのでそれほど大きい印象はありませんが、それでも存在感は格段に高まります。
電子ビューファインダーの右側面には視度調整ダイヤルが設けられています。その下にあるボタンは固定用の爪をリリースするもので、左右両方を同時に押し込んで取り外します。ちょっと力が必要ですが、脱落事故防止には必要かもしれません。
液晶モニターの左側面位は液晶モニターとの表示切替用のボタンが設けられています。ファインダー接眼部の下部に見えるのはアイセンサーです。
電子ビューファインダーの表示内容。0.48型236万ドットのパネルが採用されており、視認性は良好です。動く被写体の追従性も気になることはありませんでした。
外付グリップGR-N1010のグリップ部。シャッターボタン、サブコマンドダイヤル、Fn3ボタンが設けられています。シャッターボタンはやや軽い印象を受けました。
グリップを装着した状態。ボディとしっかり一体化します。レンズ光軸上からはシフトしてしまいますが、グリップ部にも三脚用の穴が設けられているため、このまま三脚使用も可能です。
ボディ単体での重さの実測値(マルチアクセサリーポートカバー装着時)は283.0gでした。メーカー公表値は282gとなります。
バッテリーとメモリーカードを挿入した状態での重さの実測値は324.5gでした。挿入するメモリーカードによって異なりますが、メーカー公表値は324gとなります。
液晶モニターは3型104万ドットのパネルで、タッチ操作にも対応しています。アスペクト比は3:2ですので、最大サイズの静止画撮影時には画面いっぱいに撮影画像が表示されます。
表示内容の切換で電子水準器を表示させることも可能です。表示内容は立体的でわかりやすいと感じました。
液晶モニターは上側に170°チルトさせることができます。
同様に下側には85°までチルト稼働します。比較的可動範囲が広い構造となっています。液晶モニターと一緒に画面横のボタンも動きます。
液晶モニターのチルト構造は2軸方式です。自分撮りには対応していませんが、自由度の高い構造であると感じました。
液晶パネルの視野角は比較的広く、写真のような角度でも表示内容の確認が可能です。 Sponsored Links ニコン 1 V3の付属品をチェック
付属するバッテリーチャージャーMH-29。現時点ではニコンV3専用品となります。EN-EL20aの充電には、最大で3時間かかります。
コンセントとの接続部は格納できるようになっています。可搬性の点ではメリットとなります。
付属するリチウムイオンバッテリーパックEN-EL20a。現時点ではV3専用品で、容量は7.2V 1100mAhです。静止画で最大310枚、動画で75分の撮影が可能です。
バッテリーパックには偽造防止用のホログラムシールが貼付されています。
付属するUSBケーブル UC-E20。パソコン等との接続に使用します。
付属するストラップAN-N1000。ニコン1シリーズ共通のもので、少々チープさは感じますがつくりは頑丈です。
キャンペーン品として付属しているmicroSDHCメモリーカード。最大40MB/sの転送速度に対応している高速タイプで、SDメモリーカード用のアダプターも付属しています。デジタルカメラでmicroタイプのカードを採用している機種はまだ少ないですから、うれしいキャンペーンだと思います。
付属するボディキャップBF-N1000。
ボディキャップはボディ側マウント部のバヨネット爪を使って固定する構造となっています。
付属する電子ビューファインダーGF-N1000。持ち運び用のソフトポーチも付属します。
アクセサリーポートへの接続端子部。接眼部のチルト可動等には対応していません。
電子ビューファインダーは日本製です。取り扱いに関するロゴが印字されています。
付属するグリップGR-N1010。単なるグリップではなく、シャッターボタンやサブコマンドダイヤル、Fn3ボタンなども内蔵された本格的なものです。電子接点と三脚用穴、右側に見える固定用のピンでカメラ本体に固定します。
グリップ部の下部に本体との接点が設けられています。グリップ部裏側にあるへこみ部分には、本体側の端子カバーを格納するためのものです。
カメラ本体に接続する三脚用雄ネジと、グリップ側の三脚用穴の位置がシフトしていることがわかります。グリップ側にあるダイヤルを回すとネジが締ります。
グリップGR-N1010の底面。グリップにもS/Nが附番されており保証書も付属します。右側のダイヤルをLOCK側に回転させると、グリップ側の三脚用雄ネジが締る構造となっています。グリップは中国製。 |
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