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 LUMIX DMC-GX7 Panasonic  
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【LUMIX DMC-GX7 徹底レビュー】はこちらです。 開封・製品外観や描写力テスト結果も掲載。

 位置づけと概要  製品仕様  外観と特徴  描写力  総評  20mmF1.7 II


 独断 デジカメ対決! どっちが良い? 


☆ vs パナソニック LUMIX DMC-GX1
☆ vs オリンパス PEN E-P5
☆ vs ソニー αNEX-6

【一口コラム】 チルト可動EVF内蔵の多機能ミラーレス

 パナソニックから新型ミラーレスカメラ、LUMIX DMC-GX7が発表されました。発売は9月12日の予定で、ボディ単体が10万5千円前後、新型20mmF1.7パンケーキレンズがついたレンズキットは13万円前後の見込みです。ボディカラーはブラックとシルバーの2色が用意されています。

 DMC-GX7は2011年11月に登場したDMC-GX1の後継機となりますが、イメージセンサーをはじめ中身は大きく変わっています。とくにチルト可動可能な電子ビューファインダーを内蔵している点は、レンズ交換式カメラでは初となります。

パナソニック LUMIX DMC-GX7 パナソニック LUMIX DMC-GX1
 LUMIX DMC-GX7(左側)とDMC-GX1(右側)。直線を基調としたデザインは共通していますが、受ける印象はかなり変わったと思います。電子ビューファインダーを内蔵したことで、幅約6mm、高さ約3mm大きくなりました。

パナソニック LUMIX DMC-GX7 パナソニック LUMIX DMC-GX1
 LUMIX DMC-GX7(左側)とDMC-GX1(右側)。ボタンやダイヤル等のインターフェースも似ていますが、電子ビューファインダーが追加されているのが目立ちます。液晶モニターもチルト可動に対応しています。両機種ともタッチ対応の3型パネルですが、画素数も46万ドットから104万ドットへと高精細化されました。

パナソニック LUMIX DMC-GX7 パナソニック LUMIX DMC-GX1
 LUMIX DMC-GX7(左側)とDMC-GX1(右側)。電子ビューファインダーが左端に新設され、そこにあった内蔵ストロボはアクセサリーシューの反対側に移設されました。レンズ位置が左側にシフトしており、アクセサリーシュー自体はレンズ光軸上に置かれています。グリップも一回り大型化されました。

 DMC-GX7の特長は次の通りとなります。
  • イメージセンサーは総画素1684万画素、有効1600万画素の新型センサーを搭載。GX1と比べ、感度レベルを10%、低ノイズ化によるS/N比を25%改善。
  • 設定できるISO感度は標準でISO200〜25600。拡張でISO125の設定も可能。
  • 276万ドットの電子ビューファインダーを内蔵。上側に90°までチルト可能。
  • 液晶モニターは3型104万ドットでタッチ対応。上側45°、下側80°までチルト可動可能。
  • シャッター速度は1/8000秒に対応。シンクロ同調は1/250秒(内蔵ストロボであれば1/320秒)まで可能。
  • オートフォーカス速度を高速化するとともに、-4EVの低照度でもAF動作可能に。
  • 連写速度も高速化され、メカニカルシャッターで5コマ/秒、電子シャッターでは40コマ/秒に対応。AF追随でも4.3コマ/秒の連写が可能。
  • パナソニックGシリーズとしては初となるボディ内手ぶれ補正を内蔵。
  • 動画はフルHD(60p)に対応。
  • Wi-FiとNFCを内蔵。スマートフォンでのリモート操作にも対応。
  • ボディサイズは116.3x67.8x39.4 mmから、122.6x70.7x54.6 mmとわずかに大型化。
  • 本体のみの重さは318gから402gへと84g重くなった。

【パナソニック LUMIX DMC-GX7とDMC-GX1の比較】

機種名 DMC-GX7 DMC-GX1
イメージセンサー 有効1600万画素
4/3型Live MOSセンサー
有効1600万画素
4/3型Live MOSセンサー
ファインダー LVF約276万ドット相当 可動式
約100%/約1.39倍(35mm判換算:約0.7倍)
-
外付EVF DMW-LVF2に対応
ISO感度 ISO200-25600
(拡張でISO125)
ISO160-12800
(拡張でISO125)
シャッタースピード 60-1/8000秒
内蔵フラッシュ時:1/320秒以下
60-1/4000秒
フラッシュ時:1/160秒以下
液晶モニター 3型104万ドット
タッチパネル
3型46万ドット
タッチパネル
連写速度 メカシャッター時 高速: 約5コマ/秒
電子シャッター時 超高速: 約40コマ/秒
RAWありは最高9コマ
JPEGは超高速時のみ80コマ、他は容量一杯まで
メカシャッター時 高速: 約4.2コマ/秒
電子シャッター時 超高速: 約20コマ/秒
RAWありは最高9コマ
JPEGは容量一杯まで
動画撮影 1920 X 1080(60p) 1920 X 1080(60i)
付加機能 ストロボ内蔵 ストロボ内蔵
バッテリー DMW-BLG10
320枚
DMW-BLD10
310枚
サイズ
(W x H x D)
122.6x70.7x54.6 mm 116.3x67.8x39.4 mm
重さ
(含カード、電池)
402g/360g 318g/272g

 DMC-GX7の特徴は、単にDMC-GX1の後継機というよりは、パナソニック・ミラーレスカメラの新しいページを開くもの、という感じがします。たとえば、ボディ内に手ぶれ補正方式を搭載したのは、Gシリーズ初となります。静止画のみでの対応であることや100mm相当程度までという制限はありますが、今までレンズ内で対応してきた手振れ補正方式をボディ内にも搭載したのは、おそらくパナソニックが初ではないかと思います。

 手ぶれ補正方式は、ボディ内とレンズ内とでどちらも一長一短があります。とはいえ、両方に対応しているのが最強であるのは間違いありません。

 →デジカメ質問箱手ぶれ補正はボディ内の方?が有利

 また、チルト可動可能な電子ビューファインダーを内蔵している点もそうです。レンズ交換式カメラのファインダーで稼働するのも、おそらくDMC-GX7が世界初ではないかと思います。今までも外付の電子ビューファインダーではチルトするものもありましたので、これで機能面でも外付方式に追いついたことになります。

パナソニック LUMIX DMC-GX7 パナソニック LUMIX DMC-GX7
 LUMIX DMC-GX7では、電子ビューファインダーだけでなく液晶モニターもチルト可動に対応しています。

パナソニック LUMIX DMC-GX7 パナソニック LUMIX DMC-G6
 LUMIX DMC-GX7(左側)とDMC-G6(右側)。どちらも電子ビューファインダーを内蔵していますが、ボディサイズやデザインは大きく異なります。

 LUMIX DMC-GX7の発売開始まで1か月半。発売日が待ち遠しいカメラが、また一つ増えました。

 記)






 

【厳選レビュー記事】

◎マイナビ ついにパナソニックのミラーレスがボディ内手ブレ補正を搭載! - 新センサー・276万画素EVF搭載の「LUMIX GX7」実写レビュー

  2013年 9月14日 永山昌克
  • チルト式の液晶モニター&電子ビューファインダーを装備する高機能機。
  • すべてのレンズで手ブレ補正が作動する安心感。
  • 薄暗いシーンでも快適に作動するコントラストAF。
  • サイレントモードや秒間40コマの高速連写に対応。
  • 新開発したセンサーとヴィーナスエンジンの実力。

◎デジカメWatch 信施品レビュー パナソニックLUMIX DMC-GX7

  2013年 9月20日 塙真一
  • 洗練された機能と持ち歩く楽しみを凝縮。
  • ずいぶんと格好良くなったと感じている。
  • 液晶モニターが上下にチルトする以上、EVFが上方にチルトできることはそれほど便利だとは感じない。
  • EVFと背面モニターを切り換えるアイセンサーの位置がEVFの左側にある。
  • AFの速度に関しては特に不満に感じることはない。
  • LUMIX Gシリーズとして初のボディ内手ブレ補正機構を搭載。
  • レンズ内手ブレ補正機構を持つGレンズに関しては、あくまでもレンズ側で補正をおこなう。
  • GX7の一番の進化点は画質。

◎ITmedia 写真で見る「DMC-GX7」

  2013年 8月 7日 編集部
  • 外観からGX1の系譜に連なる製品であることが伝わってくる。
  • 内蔵する手ブレ補正機構はレンズ側の手ブレ補正機構と排他利用。
  • メニュー画面構成はフラグシップ機「DMC-GH3」に類似。

◎デジカメWatch 写真で見るパナソニックLUMIX DMC-GX7

  2013年 8月 7日 鈴木誠
  • 外観
  • 撮影画面
  • メニュー
  • 再生画面
  • クリエイティブコントロール
  • シーンガイド
  • Wi-Fiまわり
  • Panasonic Image App

◎ITmedia “ミラーレス最高級画質” チルト式EVF搭載のプレミアム機「DMC-GX7」

  2013年 8月 1日 編集部
  • ボディ内には同社製交換レンズでも実装されている「MEGA O.I.S」と同等の効果を得られるセンサーシフト式の手ブレ補正機構を搭載。
  • 動画撮影時にはボディ側補正機能は利用不可。
  • 最高シャッタースピードは1/8000秒と高速で、MF時には検出レベル調整も可能なピーキング機能を利用できる。

◎デジカメWatch パナソニック、チルト式EVFを内蔵した「LUMIX DMC-GX7」

  2013年 8月 1日 武石修
  • 9月12日に発売。店頭予想価格はボディ単体が10万5,000円前後、「LUMIX G 20mm F1.7 II ASPH.」が付属するパンケーキレンズキットが13万円前後。ブラックとシルバーを用意。
  • 「LUMIX DMC-GX1」の後継。カメラを趣味とするハイアマ層に向け、ミラーレスカメラ内でのステップアップを見込む。
  • 276万ドット相当のチルト式EVFを新たに内蔵。表示切り替えのアイセンサーも備える。
  • 背面モニターも上45度〜下90度のチルトに対応。
  • 外装はマグネシウム合金製。ボディ上部の前ダイヤルはアルミ削り出し。
  • LUMIX Gシリーズで初となるボディ内手ブレ補正機構を搭載。
  • 最高シャッター速度は、従来の1/4,000秒から1/8,000秒。
  • Wi-Fiによる画像送信機能と、NFCによるペアリング機能も。


【パナソニック LUMIX DMC-GX7 基本仕様】
画素数 1600万(有効) 画像素子  4/3型Live MOSセンサー
ISO感度 200〜12800
(拡張でISO125)
 
記録フォーマット  JPEG/RAW 
連写撮影 40 コマ/秒  シャッタースピード 1/8000〜60 秒 
液晶モニター 3型 104万ドット
タッチパネル 
ファインダー形式  276万ドットEVF
ファインダー視野率(上下/左右) 100/100 ファインダー倍率 1.39
電池タイプ 専用電池  専用電池型番 DMW-BLG10
撮影枚数 320コマ レンズマウント マイクロフォーサーズ 
記録メディア SDHCカード SDカード SDXCカード   
手振れ補正機能   ゴミ取り機能 
ライブビュー   バリアングル 
内蔵フラッシュ   RAW+JPG同時撮影 
動画撮影 1920x1080(60p)
幅x高さx奥行き 122.6x70.7x54.6 mm 本体重量 402g/360g
セット販売 パンケーキレンズキット

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