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トップページ > デジカメ購入アドバイス > お勧めのデジタル一眼レフカメラ 2013年8月版

【お勧めのデジタル一眼レフ】 2013年8月版

 フラグシップからエントリー機まで、数多くあるデジタル一眼レフカメラの中で、ズバリお勧めの機種です。

【注意事項:選択の視点】

 どのような場面で、どのような方が、何を撮影するのかによって、最適なデジタルカメラは変わってきます。ここでは、はじめてデジタルカメラを購入される方や、これから腰を据えてデジカメを勉強しようと考えている方を想定しています。そのため、レンズがセットになっている場合には、基本的にそれを含めて対象としています。
 また、後継機種が発売されている場合には、旧機種が併売されていても、原則として後継機種を対象とします。

(注)ソニーのα99等、トランスルーセントミラーテクノロジー機は厳密にはデジタル一眼レフではありませんが、基本機能はデジタル一眼レフに近いため、こちらで扱っています。詳しくは「ソニーのα77やα65、α57等は一眼レフではないのですか?」をご参照ください。


※「初心者がデジタル一眼レフを購入するとき注意すべき7つのポイント」もご参照ください。

 記)

●予算制約がない方にお勧めのデジタル一眼レフ

 もし予算面で制約がないのであれば、できるだけフラグシップ機の購入をお勧めします。「いいカメラを買っても使いこなせない」と迷われる方も少なくありませんが、撮影のしやすさや画像のクオリティの点で、フラグシップ機が頂点に立っているからです。ただし、フラグシップ機はどうしても大きく重くなってしまいがちですので、カメラの使い方を含めしっかりと見極める必要もあります。

 この半年、フラグシップやそれに準じた上級一眼レフの新製品は登場しませんでしたので、結果的に順位は前回と同じとなりました。次点を含めた「お勧め機種」のすべてがフルサイズ機であり、デジタルカメラ全体が上級機にシフトしていることを表しています。

 なお、この間の円安傾向のせいか、価格は前回と同じかややアップしています。今後も極端な上下はないと思われますが、為替相場などへの注意は必要かもしれません。

順位 機種名 金額 おすすめポイント
1 ニコン
D4

Nikon D4
50万円台
前半
 2012年3月に登場したニコンのフラグシップ機です。有効1620万画素のフルサイズイメージセンサーは、画素数としてはそれほど目立ちませんが、11コマ/秒の連写性能や、RAWで98コマにのぼる連続撮影可能枚数は、「このカメラで撮れないシーンは、どのカメラでも撮れない」という気にさせてくれます。

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1 キヤノン
EOS-1DX

Canon EOS-1DX
50万円台
中頃
 ニコンのD4と双璧をなすキヤノンのフラグシップ機です。発表から間が空きましたが、2012年6月から発売開始となりました。イメージセンサーはフルサイズ有効1810万画素で、14コマ/秒の連写性能、RAWで38コマの連続撮影可能枚数は、他機種を圧倒します。

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3 ソニー
α99

SONY A99
20万円台
前半
 2012年10月に登場したソニーαAシリーズのフラグシップ機です。前機種となるα900から4年ぶりの世代交代となりましたが、トランスルーセントミラーを採用したフルサイズ機として、存在感を示しています。フラグシップ機としては価格的に値頃感があるのも魅力的です。また、液晶パネルがバリアングル化されている点も、このクラスの他機種にはない特長となります。
 <α99の詳細レビュー記事を表示する>
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次点 ニコン
D800

Nikon D800
20万円台
中頃
 有効3630万画素のフルサイズイメージセンサーを搭載した上級機です。視野率100%のファインダーや防塵防滴性能のボディなど、カメラとしての基本性能はフラグシップ機に準じた中身となっています。なお、兄弟機にはローパスフィルターの機能を除いたD800Eもあります。やや値段は高くなりますが、より解像感のある描写性能を得られます。
 <D800の詳細レビュー記事を表示する>
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次点 キヤノン
EOS5DMark3

Canon EOS5DMark3
20万円台
後半
 ニコンD800と同じポジションとなるキヤノンのフルサイズ機です。視野率100%のファインダーに、防塵防滴性能のボディなど、EOS-1DXに近い実力を備えています。キヤノンはフルサイズに対応したレンズが比較的多い点も、選択のポイントになるかもしれません。

 <EOS5DMark3の詳細レビュー記事を表示する>
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●概ね20万円以下でお勧めのデジタル一眼レフ

 このクラスの製品は、ハイアマチュア層も視野に入れているため、高い性能を比較的買いやすい価格で展開しています。カメラとしての実力は、フラグシップ機と比べるとやや劣る部分もありますが、ほとんどのシーンで不足に感じることはないと思います。

 前回との大きな違いはありませんが、ニコンの上級機D7100がリリースされたため、次点にランクインしています。各々発売当初の価格からやや買いやすくなっています。

順位 機種名 金額 おすすめポイント
1 ニコン
D600

Nikon D600
15万円台  2012年9月に登場したニコンの小型フルサイズ機です。有効2426万画素のフルサイズイメージセンサーや視野率100%の光学ファインダー、RAWでも連続16コマの撮影が可能であるなど、上級機としてしっかりとした実力を備えています。シャッタースピードの上限が1/4000秒に留まる点が気にならなければ、比較的コンパクトなボディサイズも含めお勧めです。
 なお、20万円前後になりますが、24-85mmレンズ等が付属した2種類のレンズキットもお勧めです。
 <D600の詳細レビュー記事を表示する>
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1 キヤノン
EOS6D

Canon EOS6D
15万円
前後
 2012年11月末に登場したキヤノンの小型フルサイズ機です。ニコンD600と同様に、フルサイズのイメージセンサーを搭載しており、EOS5DMark3よりも一回り小型のボディとなっています。ファインダー視野率が97%であることや、シャッタースピードの上限が1/4000秒となっていますが、GPSやWi-Fiを標準で内蔵している点など、他機種にない魅力もあります。
 なお、20万円前後になりますが、24-70mmや24-105mmレンズが付属した2種類のレンズキットもお勧めです。
 <EOS6Dの詳細レビュー記事を表示する>
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3 ソニー
α77 ズームレンズキット

SONY A77
11万円
前後
 ソニーのAPS-Cサイズのフラグシップ機です。バリアングル液晶や高精細電子ビューファインダーの内蔵だけでなく、高速連写性能や連続撮影枚数など、上級機としてきちんとした実力を備えています。
 レンズキットに付属するのは、16-50mmF2.8の大口径標準ズームレンズです。35mm版換算で24-75mmと使いやすい画角のレンズであり、このキットだけでレンズ交換式カメラの楽しさを味わうことが可能です。

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次点 ペンタックス
K-5II 18-135WRレンズキット

PENTAX k-5II
10万円
前後
 ペンタックスのハイエンド、K-5がK-5IIにモデルチェンジされました。視野率100%の光学ファインダーや防塵防滴性能のボディなど、上級機としての性能がコンパクトボディに実装されている点が魅力的です。
 なお、K-5IIにはローパスフィルターをなくしたK-5IIsもあります。より解像感のある描写力を求めるのであれば、K-5IIボディと比べると1万5千円程度高価になりますが、こちらの選択も検討すべきと思います。
 レンズキットはK-5IIのみとなりますが、18-135mmレンズは35mm換算で27-200mmの画角をカバーしていますので、これ一本で万能レンズとして使用できます。
 <K-5IIsの詳細レビュー記事を表示する>
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次点 ニコン
D7100 16-85VRレンズキット

Nikon D7100
16万円
前後
 D7100は2013年3月に登場した新製品です。D7000から描写力と基本性能が強化されており、ニコンのAPS-Cモデルとして魅力的なカメラに仕上がっています。
 16-85VRレンズキット以外にも、18-105VRキット(12万円強)や18-200VRIIキット(16万円前後)、ボディ単体(10万円前後)も用意されています。

 <D7100の詳細レビュー記事を表示する>
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●概ね10万円以下でお勧めのデジタル一眼レフ

 はじめてデジタル一眼レフを購入される方は、この価格帯の予算で考えている方が多いと思います。カメラ本体はエントリークラスからミドルクラスとなりますが、キットとなっているレンズは必要な焦点距離をおおむねカバーしていますので、「これだけでOK」というセットです。

 とはいえ、K-50やEOS60D、α65はミドルクラスの製品として、カメラとしての実力も備えていますし、D5200は24メガ画素のイメージセンサーとバリアングル液晶を搭載していますので、解像感の高い描写力を手にすることができます。

順位 機種名 金額 おすすめポイント
1 ペンタックス
K-50 18-135WRキット

PENTAX K-50
9万円弱  2013年7月に登場したペンタックスのミドルクラス機です。前機種となるK-30同様、視野率100%の光学ファインダーや防塵防滴性能のボディ、オートフォーカス性能の向上など、K-5IIに近い中身を持っています。また、カラーバリエーションモデルとなっていますので、自分だけのカラーリングを楽しむことも可能です。
 付属する18-135mmレンズは防塵防滴性能を持っていますので、K-50との相性もぴったりです。このほかにも、ダブルズームキット(7万円台)、レンズキット(7万円前後)、ボディ単体(6万円台)も用意されています。
 <K-50の詳細レビュー記事を表示する>
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2 キヤノン
EOS60D 18-135レンズキット

Canon EOS60D
8万円強  2013年8月には後継機となるEOS70Dも登場予定ですが、Kissシリーズの上位機種として、きちんとした基本性能を備えています。1/8000秒までの高速シャッターやボディ上面の液晶パネル、RAWで16コマとなる連続撮影枚数、防塵防滴ボディなどは魅力的で、モデル末期だからこその高いコストパフォーマンスが選択のポイントとなります。
 他にも、ダブルズームキット(7万円台)、標準レンズキット(7万円弱)、ボディ単体(6万円弱)も用意されています。

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3 ニコン
D5200 ダブルズームキット

Nikon D5200
8万円弱  ニコンの新型エントリー機ですが、上位機種と同等の24メガ画素のイメージセンサーとニコン唯一のバリアングル液晶を搭載している点が、一番の特長となります。また、オートフォーカス性能もブラッシュアップされており、ミドルクラスと言ってもよい機種に仕上がっています。
 今回選択したダブルズームキット以外にも、標準ズームの付いたレンズキット(6万円台)やボディ単体(6万円前後)も用意されています。ボディカラーもブラックとレッド、ブラウンの3種類から選択可能です。
 <D5200の詳細レビュー記事を表示する>
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次点 ソニー
α65ダブルズームキット

SONY A65
6万円
前後
 ソニーのAPS-Cサイズのミドルクラスカメラです。しっかりとしたボディのつくりと、高い連写機能、バリアングル液晶やGPS機能の搭載など、ソニーらしい多機能なカメラとなっています。αシリーズの特長である電子ビューファインダーも高精細なパネルが採用されており、見え方の点でも改善されています。
 今回はダブルズームキットを選択しましたが、これ以外にも標準ズームキットやボディ単体(どちらも5万円台)も用意されています。コストパフォーマンスを考えると、ダブルズームキットが良いので、基本的にはこちらの選択をお勧めします。
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次点 キヤノン
EOS KissX7 ダブルズームキット

Canon EOS KissX7
8万円前後  キヤノンの新型エントリーカメラです。基本的には上位機種となるEOS KissX7iと同じ性能ですが、一回り小型のボディとなっています。液晶モニターが固定式となるなどの点もありますが、逆にライブビュー時のオートフォーカス性能など向上した面もあります。店頭でもかなり人気を集めているようです。
 今回はダブルズームキットを選択しましたが、これ以外にも標準ズームキット(7万円強)やボディ単体(6万円台)も用意されています。付属する標準ズームはSTMタイプのため、静音かつ高速なオートフォーカスが可能です。
 <EOS KissX7の詳細レビュー記事を表示する>
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●概ね5万円以下でお勧めのデジタル一眼レフ

 デジタルカメラ全体の価格低下傾向により、デジタル一眼レフも段々と買いやすくなっています。しかしこのクラスは、ほぼ前回と同じかやや値段がアップする傾向にあります。今回取り上げた4機種のうち、ダブルズームがセットになる2機種を上位としました。

 α57は前回よりも価格がさらに低下したため、ミドルクラスである点を評価して今回は1番のお勧め機種としました。また、K-30は標準ズームのみのキットですが、やはりミドルクラスの製品として高い実力を持っています。キヤノンのX50はロングセラー機として安心して使えるカメラです。今回新たにD3200が加わり2位になったことで、K-30は次点といたしました。

順位 機種名 金額 おすすめポイント
1 ソニー
α57ダブルズームキット

SONY A57
4万円台  ソニーのAPS-Cサイズのミドルクラスカメラです。カメラボディはα67と同じですが、イメージセンサーが16メガ画素となっている点やGPSを搭載していない点が違います。しかし、画素数が少なくなった分、連写性能が向上するなど、逆に機動力は向上している部分もあります。
 選択したダブルズームキットでは、少々5万円を超えてしまいますが、これ以外にも標準ズームキット(5万円弱)やボディ単体(4万円弱)も用意されています。コストパフォーマンスを考えると、やはりダブルズームキットが高いので、基本はこちらの選択をお勧めします。
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2 ニコン
D3200 200mmダブルズームキット

Nikon D3200
5万円
前後
 D3100の後継機で、エントリークラスですが24メガ画素のイメージセンサーを搭載しています。また、装備されている液晶モニターや連写性能など、このクラスの中で頭一つ分突出した性能を持っています。なお、カメラ内にはオートフォーカス用のモーターを内蔵していないため、フィルムカメラ時代のオートフォーカスレンズではオートフォーカスが効かないものがあります。最近のレンズであれば問題ありませんが、注意は必要です。
 今回選択したダブルズームキット以外にも、標準ズームの付いたレンズキットやボディ単体も用意されています。ボディカラーはブラックとレッドの2種類から選択可能です。
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3 キヤノン
EOS KissX50 ダブルズームキット

Canon EOS Kiss X50
4万円前後  2011年3月に登場したキヤノンのエントリー機です。Kissシリーズの末弟にあたりますが、描写力やカメラとしての基本性能は手堅くまとめられています。フルHDの動画撮影に対応していない点や、比較的小型な液晶モニター、3コマ/秒の連写性能など割り切った部分もあるものの、デジタル一眼レフとしての楽しみは十分味わうことができます。
 ダブルズームキット以外にも、標準ズームと50mmF1.8単焦点レンズがセットになった「こだわりスナップキット」も4万円以下で入手できますので魅力的です。
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次点 ペンタックス
K-30 レンズキット

PENTAX K-30
5万円
前後
 2012年6月に登場したペンタックスのミドルクラス機です。視野率100%の光学ファインダーや防塵防滴性能のボディ、オートフォーカス性能の向上など、K-5IIに近い中身を持っています。また、カラーバリエーションモデルとなっていますので、自分だけのカラーリングを楽しむことも可能です。
 18-135mmレンズが付属するレンズキットは10万円以下クラスでもお勧め機種としましたが、このほかにも、ダブルズームキット(7万円弱)、ボディ単体(4万円台)も用意されています。
 <K-30の詳細レビュー記事を表示する>
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