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デジタルカメラの歴史 第3回 【勃興期】1997年

  第3回目は、1997年に市販されたデジタルカメラをまとめました。この年には23社から52機種のカメラが登場しており、現在のデジカメにつながるデザインのカメラだけでなく、カード型やビデオカムのようなカメラなど、これまでのフィルムカメラの形にとらわれない自由な発想の製品も多く見られました。

 1997年を代表するカメラとしては、オリンパスのキャメディアC-1400LC-1000Lを選択しました。

 どちらの製品も「ネオ一眼」タイプのカメラデザインで、オリンパスのフィルムカメラLシリーズをデジタルカメラ化した製品と言えます。現在主流となっているデジカメのほとんどは、レンズ交換式であれ一体型であれ、フィルムカメラのデザインを踏襲しています。このことは、フィルム時代に確立されたカメラデザインは、デジタルの時代であっても有効であったことを意味するだけでなく、デジカメがフィルムカメラとは異なるカメラのあり方を示すことができず、結局、スマートフォンに王座を明け渡すことになってしまった要因なのかもしれません。

 この2機種は、光学3倍ズームにオートフォーカスやポップアップ式のフラッシュを搭載しており、光学ファインダーは一眼レフと同様にレンズから入射する光をプリズムで導く構造となっています。液晶モニターが1.8型と、現在の目から見るとやや小型なものの、このままの基本形状に現在の技術を注入した製品も十分成り立つようにも感じられます。

 C-1400LとC-1000Lの主な違いは、搭載するイメージセンサです。C-1400Lは2/3型141万画素のCCDであるのに対し、C-1000Lは1/2型85万画素のCCDとなります。光学系は同じため、C-1000Lの方が画角が一回り狭くなります(C-1400Lが36-110mm相当であるのに対し、C-1000Lは50-150mm相当)。また、画素ピッチを計算するとC-1000Lの方が大きいため、基準感度もC-1000Lの方が高くなります(C-1400LがISO100相当であるのに対し、C-1000LはISO180相当)。価格に3万円の差があることを含め、どちらの製品にするか迷われている方も少なくなかったことを覚えています。
オリンパス C-1400L オリンパス C-1000L

☆ デジタルカメラの歴史 第1回 黎明期 〜1995年
☆ デジタルカメラの歴史 第2回 勃興期  1996年
☆ デジタルカメラの歴史 第3回 勃興期  1997年
☆ デジタルカメラの歴史 第4回 勃興期  1998年
☆ デジタルカメラの歴史 第5回 勃興期  1999年
☆ デジタルカメラの歴史 第6回 成長期  2000年
☆ デジタルカメラの歴史 第7回 成長期  2001年
☆ デジタルカメラの歴史 第8回 成長期  2002年
☆ デジタルカメラの歴史 第9回 成長期  2003年
☆ デジタルカメラの歴史 第10回 成長期  2004年
☆ デジタルカメラの歴史 第11回 成長期  2005年
☆ デジタルカメラの歴史 第12回 成長期  2006年
☆ デジタルカメラの歴史 第13回 成長期  2007年
☆ デジタルカメラの歴史 第14回 成熟期  2008年
☆ デジタルカメラの歴史 第15回 成熟期  2009年
☆ デジタルカメラの歴史 第16回 成熟期  2010年
☆ デジタルカメラの歴史 第17回 成熟期  2011年
☆ デジタルカメラの歴史 第18回 成熟期  2012年
☆ デジタルカメラの歴史 第19回 成熟期  2013年
☆ デジタルカメラの歴史 第20回 再編期  2014年

【勃興期】 1997年

製品名 イメージセンサー
素子/画素数(万)
レンズ 製品概要
企業名 発売日
Nikon COOLPIX100 COOLPIX100 1/3型CCD レンズ固定式
6.2(52)mmF4
 ニコンクールピクスシリーズ初号機。
 縦型で下部カバーを外すとPCMPIAカード型接続部があり、そのままパソコンに接続可能。
 液晶モニターは搭載せず、固定焦点だがマクロ切替可能。
 標準価格は59,800円。
ニコン 1997/1/30 25/33
CASIO QV-11 QV-11 1/5型CCD レンズ固定式
5.2(60)mmF2.8
 QV-10Aの廉価モデル。ボディカラーがシルバーメタリックに変更された以外は、ほぼQV-10Aを踏襲。
 標準価格は49,800円から38,000円へと低廉化。
カシオ計算機 1997/2/11 25
HITACHI MP-EG1 MP-EG1 1/4型CCD レンズ固定式
3.6(34)mmF2.4 - 10.8(103)mmF3.5
 JPEG方式の静止画に加え、MPEG方式の動画が撮影できるデジカメ。
 記録はPCMCIA TYPE3のハードディスクに行う。記録した動画は、そのままパソコンで再生可能。本体背面に1.8型液晶モニターを搭載。
 標準価格は132,000円。
日立製作所 1997/2/22 39
Canon PowerShot350 PowerShot350 1/3型CCD レンズ固定式
6(43)mmF2.5
 普及タイプのデジタルカメラ。
 松下電器産業からOEM提供を受けたもので、同社CardShotやコニカQ-miniとは兄弟機となる。
 ピントは手動だが、1.8型液晶モニターやフラッシュなども搭載。記録はCF。
 標準価格は69,800円。
キヤノン 1997/3/1 35
Konica Qmini Qmini 1/3型CCD レンズ固定式
6(43)mmF2.5
 普及タイプのデジタルカメラ。
 松下電器産業からOEM提供を受けたもので、同社CardShotやキヤノンPowerShot350とは兄弟機となる。
 ピントは手動だが、1.8型液晶モニターやフラッシュなども搭載。記録はCF。
 標準価格は69,800円。
コニカ 1997/3/1 35
Panasonic CardShot NV-DCF1 カードショット NV-DCF1 1/3型CCD レンズ固定式
6(43)mmF2.5
 コニカ「Q-MINI」やキヤノン「PowerShot350」と同型機。松下電器産業が製造し、OEM提供。
 標準価格は69,800円。
松下電器産業 1997/3/1 35
SANYO DSC-V1 DSC-V1 1/3型CCD レンズ固定式
5(36)mmF2.8
 三洋電機初の市販デジタルカメラ。
 コンパクトなボディに2型低温ポリシリコンTFT液晶モニターを搭載。記録は4MBの内部メモリーに行う。
 画面を16分割し、10コマ/秒の連写機能を有するなど、特徴あるカメラ。
 標準価格は80,000円。
三洋電機 1997/3/1 35
OLYMPUS CAMEDIA C-410L キャメディア C-410L 1/3型CCD レンズ固定式
5(36)mmF2.8
 C-400Lの改良機。オートフォーカスを搭載するとともに、内蔵メモリーを2MBから3MBに増強。
 16分割シールのダイレクトプリントが可能なデジタルカラープリンターP-150や通信アダプターT-100を用意。
 標準価格はC-400Lと同じ74,800円。
オリンパス 1997/3/5 33/35
Sharp MD-PS1 MD-PS1 1/3型CCD レンズ固定式
6(43)mmF4.0 / 12(86)mmF4.0
 記録媒体にMDを採用したデジタルカメラ。当時としては桁違いの2、000枚の撮影が可能。光学ファインダーと2.5型液晶モニター、フラッシュなどを搭載。レンズはパンフォーカスの2焦点レンズ。音楽用MDの録音・再生も可能。
 標準価格は129,000円。
シャープ 1997/3/10 33/35
NEC Picona PC-DC200 ピコナ PC-DC200 1/3型CCD レンズ固定式
4.9(35)mmF3.8
 ビデオカム形式の小型デジカメ。ボディ左側部分を開くと1.8型液晶モニターが露出しファインダーとなる。撮影画像はコンパクトフラッシュCFに記録。
 なお、NECはこの機種を最後にデジカメ市場から撤退するが、技術は携帯電話等に活用。標準価格は69,800円。
日本電気 1997/3/14 31/35
製品名 イメージセンサー
素子/画素数(万)
レンズ 製品概要
企業名 発売日
Sharp VE-LC1 VE-LC1 1/3型CCD レンズ固定式
6(43)mmF2.8
 コンパクトなボディが特徴のデジタルカメラ。カメラ部は270度の回転が可能。固定焦点の単焦点レンズで、2.5型液晶モニターも搭載。撮影した画像データは4MBの内蔵メモリーに記録し、IrDAか別売のシリアルケーブルで転送する。
 標準価格は69,800円。
シャープ 1997/3/17 33/35
Canon PowerShot600N PowerShot600N 1/3型CCD レンズ固定式
7(50)mmF2.5
 PowerShot600のマイナーバージョンアップ機。
 オートフォーカス性能を高めるとともに、同梱ソフトウェアを充実。
 標準価格も128,000円から118,000円に廉価化。
キヤノン 1997/3/中旬 57
Panasonic COOLSHOT KXL-600A-N クールショット KXL-600A-N 1/4型CCD レンズ固定式
5.2(50)mmF2.4
 折畳式の1.8型バリアングル液晶を接続可能な薄型デジカメ。撮影したデータはコンパクトフラッシュCFまたは2MBの内蔵メモリーに記録。
 製造は九州松下電器産業が行った。
 標準価格は本体が49,800円、液晶ユニットが24,800円。
松下電器産業 1997/3/20 36
Kodak DC120 ZOOM DC120 ZOOM 1/2型CCD レンズ固定式
7(38)mmF2.5 - 21(114)mmF3.8
 最大120万画素のデジカメ。
 イメージセンサーは900x989ドットだが、補間により1280x960ドットの記録が可能。光学3倍ズームやオートフォーカス、1.6型STN液晶モニター、フラッシュ等を内蔵。記録はコンパクトフラッシュCF。標準価格は124,800円。
コダック 1997/3/20 89
minolta DimageV ディマージュV 1/3型CCD レンズ固定式
4.8(34)mmF5 - 13(92)mmF5.6
 ミノルタ初のコンシューマー向デジタルカメラ。
 回転可能で取り外し可能なカメラ部を持ったコンパクトモデル。1.8型液晶モニターを搭載し、撮影したJPEG画像はスマートメディアSSFDCに記録。
 標準価格は79,800円。
ミノルタ 1997/3/26 35
Apple QuickTake200 QuickTake200 1/3型CCD レンズ固定式
5.7(36)mmF2.2
 富士フイルムのDS-8をベースにOEM提供を受けたデジカメ。
 ボディカラーやモードダイヤルのアイコンデザインなど、アレンジが加えられている。
 標準価格は79,800円。
アップル 1997/4/中旬 35
FUJIFILM DS-300 DS-300 2/3型CCD レンズ固定式
9.2(35)mmF3.6 - 25.8(105)mmF5.6
 有効130万画素CCDに光学3倍ズームやオートフォーカス、ストロボ等を搭載したプロユースのデジカメ。
 撮影データはPCMCIAカードかアダプタを用いてスマートメディアに記録。
 希望小売価格は248,000円。
富士フイルム 1997/4/21 130/140
Panasonic COOLSHOTII LK-RQ035ZZ クールショットII LK-RQ035ZZ 1/4型CCD レンズ固定式
5.7(55)mmF3.8
 小型軽量のデジタルカメラ。1.8型液晶モニターを搭載し、2MBの内蔵メモリーに記録。
 製造は松下寿電子工業が行った。
 標準価格は本体が64,800円。
松下電器産業 1997/5/1 35
FUJIXEROX XD-530 XD-530 2/3型CCD レンズ固定式
9.2(35)mmF3.6 - 25.8(105)mmF5.6
 富士フイルムからOEM提供を受けたもの。DS-300をベースに、富士ゼロックス社のDTPやデジタル出版システム内で使いやすく工夫。
 標準価格は248,000円。
富士ゼロックス 1997/5/8 130/140
FUJIFILM DS-10 DS-10 1/3型CCD レンズ固定式
5.7(38)mmF3.1
 液晶モニターを搭載しない小型デジカメ。
 ポップアップ式のフラッシュを内蔵し、記録はスマートメディアに対応。省電力設計のため、単三型アルカリ乾電池2本で連続250枚の撮影が可能。
 標準価格は39,800円。
富士フイルム 1997/5/15 31/35
製品名 イメージセンサー
素子/画素数(万)
レンズ 製品概要
企業名 発売日
PLUS DK-010 DK-010 1/4型CCD レンズ固定式
5.7(55)mmF3.8
 松下電器産業からOEM提供を受けたもの。クールショットII LK-RQ035ZZをベースに外装を変更。
 標準価格は69,800円。
松下電器産業 1997/5/1 35
SONY CyberShot DSC-F2 サイバーショット DSC-F2 1/3型CCD レンズ固定式
4.8(35)mmF2
 DSC-F1のマイナーバージョンアップ機。
 細かい操作性や処理速度を向上させるとともに、電源の持ちを1.5倍化。
 標準価格は88,000円から75,000円に低廉化。
ソニー 1997/6/10 35
Nikon COOLPIX300 COOLPIX300 1/3型CCD レンズ固定式
6.2(45)mmF4
 タッチペンによるメモ機能を持ったデジカメ。
 2.5型液晶モニターにメモし、画像と一緒に出力可能。レンズは固定焦点でマクロ切替機能有。撮影画像は4MBの内部メモリーに記録。
 標準価格は84,000円。
ニコン 1997/6/21 31/33
FUJIFILM DS-20 DS-20 1/3型CCD レンズ固定式
5.7(38)mmF3.1
 DS-8の後継機。
 小型軽量化するとともに、画質を向上。1.8型液晶モニターに加えて光学ファインダーも搭載。
 標準価格は63,000円。
富士フイルム 1997/6/24 31/35
Kyocera DR-350 DR-350 1/3型CCD レンズ固定式
6.5(47)mmF4
 記録メディアにコンパクトフラッシュCFを採用した普及機。
 ピントは固定だが、1.8型STN液晶モニターを搭載。光学ファインダーも内蔵。
 標準価格は69,800円。
京セラ 1997/7/1 33/35
RICOH DC-3 DC-3 1/4型CCD レンズ固定式
4(38)mmF3.8
 リコーDCシリーズの最廉価モデル。記録を4MBの内蔵メモリーだけにするとともに、オートフォーカス機能も略された。ボディサイズも一回りコンパクト化。1.8型液晶モニターを搭載。パソコン接続ケーブルやソフトは別売で合計7,300円。
 標準価格は49,800円。
リコー 1997/7/初旬 38/41
EPSON CP-500 CP-500 1/3型CCD レンズ固定式
5(36)mmF2.8
 XGAサイズの画像出力が可能なデジタルカメラ。
 液晶モニターは2型に大型化され、オートフォーカスも搭載。撮影データはコンパクトフラッシュCFに記録。同梱されているソフトウェアはさらに充実。
 標準価格は89,800円。
セイコーエプソン 1997/7/上旬 79/81
SONY Digital Mavica MVC-FD5 MVC-FD5 1/4型CCD レンズ固定式
4.8(37)mmF2
 3.5型フロッピーディスクに記録するデジタルカメラ。1.44MBのDOSフォーマットディスクにファインモードで15〜20枚の画像を記録可能。レンズは単焦点レンズで、オートフォーカスに対応。2.5型TFT液晶モニターを搭載。
 標準価格は63,000円。
ソニー 1997/7/10 41
CASIO QV-200 QV-200 1/4型CCD レンズ固定式
4.2(40)mmF2.8
 QV-100のマイナーチェンジモデル。
 カメラ内での画像編集機能を充実するとともに、CCDとレンズの改良で暗所撮影力を強化。
 標準価格は63,000円から50,000円へと低廉化。
カシオ計算機 1997/7/11 36
RICOH DC-2S DC-2S 1/4型CCD レンズ固定式
3.7(35)mmF2.0 / 5.6(55)mmF2.0
 DC-2Vの後継モデルで、通信機能を強化し、従来のデジタル携帯電話、公衆回線に加え、デジタルカメラとしてはじめて、PHSによる記録データ転送にも対応。
 標準価格は108,000円と同じ。
リコー 1997/7/25 38/41
製品名 イメージセンサー
素子/画素数(万)
レンズ 製品概要
企業名 発売日
OLYMPUS CAMEDIA C-820L キャメディア C-820L 1/3型CCD レンズ固定式
5(36)mmF2.8
 C-800Lの改良機。オートフォーカスを搭載するとともに、液晶モニターを1.8型から2型に大型化。さらに、記録媒体にスマートメディアを採用し、差し替え可能に。
 標準価格も84,800円に低廉化。
オリンパス 1997/7/下旬 74/81
SONY Digital Mavica MVC-FD7 MVC-FD7 1/4型CCD レンズ固定式
4.2(40)mmF1.8 - 42(400)mmF2.9
 同時発表されたMVC-FD5の上位機で、光学10倍ズームレンズを搭載している点以外の基本性能は同じ。
 標準価格は88,000円。
ソニー 1997/8/1 41
MITSUBISHI DJ-1 DJ-1 1/5型CCD レンズ固定式
5.4(62)mmF2.8
 亜土電子工業と共同開発。DJ-1000と同型機。薄型コンパクトで廉価なモデルであったが、液晶モニターは搭載しない。撮影したデータはコンパクトフラッシュCFに記録。レンズは固定焦点。電源は単四電池2本。オープン価格であったが、実売価格は2万円を下回っていた。
三菱電機 1997/8/1 25
PENTAX EI-P90 EI-C90 1/4型CCD レンズ固定式
5.2(50)mmF2.8
 液晶モニターユニットが着脱式のコンパクトデジカメ。
 レンズは固定焦点でマクロモードを搭載。JPEGの他TIFF形式のデータも保存でき、2MBの内蔵メモリーかPCMCIAカードに記録。
 標準価格は63,000円。
ペンタックス 1997/8/5 41
TOSHIBA Allegretto PDR-2 アルグレット PDR-2 1/4型CMOS レンズ固定式
4.9(49)mmF2.8
 名刺サイズのコンパクトデジカメ。
 液晶モニターは搭載せず、後側を開くとPCMCIAカード型の接続部となり、そのままパソコンに挿入可能。メディアとしてはスマートメディアを採用。イメージセンサーは自社開発のCMOS。
 標準価格は59,800円。
東芝 1997/8/10 33
OLYMPUS CAMEDIA C-420L キャメディア C-420L 1/3型CCD レンズ固定式
5(36)mmF2.8
 C-410Lの改良機。同時発表されたC-820Lと同様に液晶モニターを2型に大型化するとともに、記録媒体にスマートメディアを採用。
 標準価格も64,800円に低廉化。
オリンパス 1997/9/初旬 33/35
RICOH DC-3 Limited DC-3 限定版 1/4型CCD レンズ固定式
4(38)mmF3.8
 DC-3のボディカラーをブルーメタリック(2,000台)とレッドメタリック(1,500台)にした限定モデル。
 標準価格は49,800円で同じ。
リコー 1997/9/19 38/41
FUJIFILM DS-10S DS-10S 1/3型CCD レンズ固定式
5.7(38)mmF3.1
 デジカメ累計出荷50万台を記念したDS-10のスケルトンモデル。外装にシースルー素材を使用した以外の基本性能はDS-10と同じ。
 限定3,000台で価格はオープンプライス。
富士フイルム 1997/9/25 31/35
CASIO QV-70 QV-70 1/5型CCD レンズ固定式
5.2(60)mmF2.8
 コンパクトカメラのデザインを採用したデジカメ。
 カメラ部を固定式にすることで小型軽量化するとともに、QVシリーズでは初めて光学ファインダーも搭載。カメラとしての基本性能はQV-11を踏襲
 標準価格は38,000円。
カシオ計算機 1997/9/26 25
CASIO QV-700 QV-700 1/4型CCD レンズ固定式
3.9(37)mmF2
 QV-300の上位機種。
 記録画素数は640x480のみで、画像データの圧縮率を変えることでデータ量を変化させる。
 記録媒体にコンパクトフラッシュを採用するとともに、フラッシュも搭載。
 標準価格は75,000円。
カシオ計算機 1997/9/26 35
製品名 イメージセンサー
素子/画素数(万)
レンズ 製品概要
企業名 発売日
OLYMPUS CAMEDIA C-1400L キャメディア C-1400L 2/3型CCD レンズ固定式
9.2(36)mmF2.8 - 28(110)mmF3.9
 フィルムカメラLシリーズと同様のデザインを採用。有効131万画素イメージセンサーに光学3倍ズームを搭載した高機能機。オートフォーカスやポップアップ式のフラッシュも内蔵。液晶モニターは1.8型。記録媒体はスマートメディア。標準価格は128,000円。
オリンパス 1997/10/10 131/141
Sharp VE-LC2 VE-LC2 1/3型CCD レンズ固定式
6(43)mmF2.8
 VC-LC1の後継機で、ボディサイズをさらに小型軽量化。基本性能はVE-LC1を踏襲するが、新たに着脱式光学ファインダーを同梱。
 標準価格は60,000円。
シャープ 1997/10/16 33/35
Kodak DC210 ZOOM DC210 ZOOM 1/3型CCD レンズ固定式
4(29)mmF4.0 - 8(58)mmF4.7
 メガピクセル対応で比較的廉価なデジカメ。最大1152x864ドットの記録が可能。広角29mm相当からの光学2倍ズームやオートフォーカス、1.8型液晶モニター、フラッシュ等を内蔵。記録はコンパクトフラッシュCF。
 標準価格は81,000円。
コダック 1997/10/24 109
SANYO DSC-X1 DSC-X1 1/3型CCD レンズ固定式
5(36)mmF2.8
 DSC-V1の改良機で、イメージセンサーを81万画素に高画素化するとともに、記録メディアとしてスマートメディアに対応。ボディデザインや光学ファインダー、フラッシュ、連写機能、ボイスメモなど基本性能はDSC-V1を踏襲。
 標準価格は85,000円。
三洋電機 1997/11/1 81
SONY CyberShot DSC-F3 サイバーショット DSC-F3 1/4型CCD レンズ固定式
4.8(46)mmF2
 DSC-F2のマイナーバージョンアップ機。イメージセンサーが1/4型に小型化されたことでレンズの画角が望遠寄りになった。また、内蔵メモリーが4MBから8MBに倍増し、連写速度の向上などブラッシュアップが図られた。
 標準価格は68,000円に低廉化。
ソニー 1997/11/10 35
OLYMPUS CAMEDIA C-1000L キャメディア C-1000L 1/2型CCD レンズ固定式
9.2(50)mmF2.8 - 28(150)mmF3.9
 C-1400Lと同時発表。イメージセンサーは1/2型を搭載しているため、画角が狭くなるが、基本性能はC-1400Lを踏襲。実効感度はC-1400LのISO100に対し、ISO180とやや高感度性能は高い。
 標準価格は99,800円。
オリンパス 1997/11/中旬 74/81
RICOH DC-3Z DC-3Z 1/4型CCD レンズ固定式
5(45)mmF3.8 - 15(135)mmF3.8
 DC-3の上位機種で、光学3倍ズームとオートフォーカスを搭載し、記録媒体にスマートメディアを採用したモデル。
 液晶モニターは1.8型で、白黒撮影モードも搭載。
 標準価格は68,800円(税別)。
リコー 1997/11/20 35
FUJIFILM DS-30 DS-30 1/4型CCD レンズ固定式
3.3(32)mmF2.4 - 9.9(96)mmF3.3
 DS-20の後継機。
 光学3倍ズームとオートフォーカスを搭載するとともに、液晶モニターも2型ポリシリコンに大型化された。バッテリーはリチウムイオン電池で液晶使用時でも連続50枚の撮影が可能。
 希望小売価格は79,800円。
富士フイルム 1997/11/21 31/35
Konica Q-M100 Q-M100 1/3型CCD レンズ固定式
6(39)mmF2.8
 有効101万画素のCCDイメージセンサーと1.8型液晶モニター、光学ファインダー、オートフォーカス機能をパスポートサイズの本体に搭載。撮影したJPEG画像はコンパクトフラッシュCFに記録。
 ボディカラーもシルバーとゴールドの2色を用意し、標準価格は99,800円。
コニカ 1997/11/29 101/108
SONY MD CyberShot DSC-MD1 MDサイバーショット DSC-MD1 1/3型CCD レンズ固定式
5.2(37)mmF2.0 - 15.6(111)mmF2.1
 記録媒体にMDを採用したデジカメ。ファイン画質で最大1000枚の画像を記録できる。
 音声の録音・再生も可能で、オートフォーカス・光学3倍ズームレンズと2.5型液晶モニター、スピーカー等も搭載。
 標準価格は125,000円。
ソニー 1997/12/1 35
製品名 イメージセンサー
素子/画素数(万)
レンズ 製品概要
企業名 発売日
Panasonic COOLSHOTII LK-RQ1ZZ クールショットII LK-RQ1Z 1/4型CCD レンズ固定式
5.7(55)mmF3.8
 コンパクトで記録媒体はPCMCIAカード。1.8型液晶モニターを搭載し、着脱式のフラッシュユニットを別途用意。製造は松下寿電子工業。標準価格は本体が54,800円で、フラッシュユニットや専用ニッカドバッテリー等がセットになったオールインワンモデルで79,800円。
松下電器産業 1997/12/3 35
HITACHI MP-EG10 MP-EG10 1/4型CCD レンズ固定式
3.6(34)mmF2.4 - 10.8(103)mmF3.5
 MP-EG1のマイナーバージョンアップ機。
 基本性能はMP-EG1を踏襲するが、プレゼンテーション機能を強化。また、16,000円で別売だったアクセサリーキットがセットになり標準価格は158,000円と据置。
日立製作所 1997/12/15 39

☆ デジタルカメラの歴史 第1回 黎明期 〜1995年
☆ デジタルカメラの歴史 第2回 勃興期  1996年
☆ デジタルカメラの歴史 第3回 勃興期  1997年
☆ デジタルカメラの歴史 第4回 勃興期  1998年
☆ デジタルカメラの歴史 第5回 勃興期  1999年
☆ デジタルカメラの歴史 第6回 成長期  2000年
☆ デジタルカメラの歴史 第7回 成長期  2001年
☆ デジタルカメラの歴史 第8回 成長期  2002年
☆ デジタルカメラの歴史 第9回 成長期  2003年
☆ デジタルカメラの歴史 第10回 成長期  2004年
☆ デジタルカメラの歴史 第11回 成長期  2005年
☆ デジタルカメラの歴史 第12回 成長期  2006年
☆ デジタルカメラの歴史 第13回 成長期  2007年
☆ デジタルカメラの歴史 第14回 成熟期  2008年
☆ デジタルカメラの歴史 第15回 成熟期  2009年
☆ デジタルカメラの歴史 第16回 成熟期  2010年
☆ デジタルカメラの歴史 第17回 成熟期  2011年
☆ デジタルカメラの歴史 第18回 成熟期  2012年
☆ デジタルカメラの歴史 第19回 成熟期  2013年
☆ デジタルカメラの歴史 第20回 再編期  2014年