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 LUMIX DMC-FZ1000 Panasonic 
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1型センサー搭載の4K対応400mmズーム・ネオ一眼 【パナソニック LUMIX DMC-FZ1000】

 パナソニックからLUMIX DMC-FZ1000がリリースされました。この機種の特長は、1型センサーと明るい400mmズームを搭載した4K動画対応のネオ一眼であるという点です。前機種となるDMC-FZ200に搭載されたイメージセンサーは1/2.3型でしたので、一気に4倍以上に大型化されたことになります。その分、レンズは25-600mm相当F2.8から25-600mm相当F2.8-4.0へと仕様上はグレードダウンしたように見えますが、ボケ具合ということでは、FZ200の望遠端108mmF2.8に対し、FZ1000では146mmF4.0であるため、FZ1000の方が大きくボケる(約1.8倍)ことになります。

パナソニック LUMIX DMC-FZ200
LUMIX DMC-FZ200。25-600mm相当F2.8の大口径ズームレンズを搭載している点がポイントでした。

パナソニック LUMIX DMC-FZ1000 パナソニック LUMIX DMC-FZ200
 LUMIX DMC-FZ1000(左側)とFZ200(右側)。イメージセンサーが大型化されたことにより、ボディサイズも一回り大きくなっています。基本的なデザインテイストは踏襲されていますが、EVF部などを見ると直線が強調された形状となっています。レンズ銘も「LEICA DC VARIO-ELMARIT」と同じです。

パナソニック LUMIX DMC-FZ1000 パナソニック LUMIX DMC-FZ200
 LUMIX DMC-FZ1000(左側)とFZ200(右側)。液晶パネルはどちらも3型ですが46万ドットから92万ドットへと高精細化されました。バリアングル可動方式も踏襲されており、タッチ操作には対応していません。ファンクションボタンが3つから5つに増えたり、DMC-GHで採用されているフォーカスモードレバーが搭載されるなど、操作性の点でもFZ200の上位機としての位置づけとなっています。
 ファインダーも大型化・高精細化されるとともに、接眼部にはアイセンサーが搭載されましたので、本格的に使えるファインダーとなっています。



パナソニック LUMIX DMC-FZ1000 パナソニック LUMIX DMC-FZ200
 LUMIX DMC-FZ1000(左側)とFZ200(右側)。ボディ左側にはドライブモードダイヤルが新設されています。レンズはスペックダウンしているように見えますが、実際にはイメージセンサーの大型化により、レンズ鏡胴はより長く太くなっています。


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 LUMIX DMC-FZ1000の主な特長は次の通りです。

  • イメージセンサーは有効2010万画素1型CMOSで、仕様上はソニー DSC-RX100M3と同じです。FZ200と比べると、一気に4倍の大きさになっていますが、画素数は約1.7倍に抑えられていますので、個々の画素面積は2倍以上に大型化されています。
  • レンズは「LEICA DC VARIO-ELMARIT」ブランドで、25-400mm相当F2.8-4.0に変わりました。一見すると凡庸なレンズであるように感じるかもしれませんが、同じイメージセンサーを搭載したニコン1シリーズにも、これだけ大口径で広い焦点域をカバーしているレンズはありません。
  • 画像処理エンジンはDMC-GH4と同じヴィーナスエンジンで、4CPUとなっています。
  • 電子ビューファインダーには0.39型236万ドットのパネルが搭載されています。35mm換算で0.7倍の視野が確保されていますので、ミラーレスカメラと同等以上のファインダーであると思われます。
  • 動画撮影については、4K(30p)に対応しました。フルHDでは60pですが、ハイスピード動画(30p)では120コマ/秒の出力が可能です。
  • 液晶モニターはFZ200と同じ3型ですが、46万ドットから92万ドットへと高精細化されています。2軸方式のバリアングル可動には引き続き対応しています。なお、FZ200同様、タッチパネルではありません。
  • シャッターはメカニカル方式の1/4000秒までに加えて、新たに電子シャッターで1/16000秒までの撮影が可能となりました。バルブ撮影もできるようになりました。
  • 新たにWi-FiとNFCも搭載しました。スマートフォンでのリモート操作にも対応しています。
  • ボディサイズは一回り大きくなり、重さも250g程度増えています。


 「1型センサーのネオ一眼」ということでは、2013年11月に登場したソニーのサイバーショット DSC-RX10を思い出すのではないかと思います。好敵手ともいうべき両機種を比べると、次のようになります。


パナソニック LUMIX DMC-FZ1000 ソニー サイバーショット DSC-RX10
 LUMIX DMC-FZ1000(左側)とDSC-RX10(右側)。ボディサイズはわずかながらDSC-RX10の方がコンパクトになっており、とくに高さは1cm程度の差があります。FZ1000の方が高精細な電子ビューファインダーを搭載していることが影響しているのかもしれません。

パナソニック LUMIX DMC-FZ1000 ソニー サイバーショット DSC-RX10
 LUMIX DMC-FZ1000(左側)とDSC-RX10(右側)。液晶パネルはどちらも3型ですが、FZ1000はバリアングル可動に対応しているのに対し、DSC-RX10は上下方向のチルト可動となっています。
 コマンドダイヤルはどちらの機種にも搭載されているなど、想定するユーザー層も重なる部分が大きいように思います。どちらかといえば、FZ1000の方がボタンなどの直接的なインターフェース部分が多いようです。



パナソニック LUMIX DMC-FZ1000 ソニー サイバーショット DSC-RX10

 LUMIX DMC-FZ1000(左側)とDSC-RX10(右側)。FZ1000のレンズは伸長状態で、沈胴すると先端部分(段差部)を残して鏡胴内に格納されます。RX10の200mm相当F2.8に対し、FZ1000は400mm相当F4.0と、望遠側の画角と開放F値に差があるため、沈胴時のボディ長はFZ1000の方が3cm程度長くなります。
 ボディ上面のインターフェースを見ると、RX10では露出補正ダイヤルとモードダイヤルのセットであるのに対し、FZ1000はドライブモードダイヤルとモードダイヤルのセットになっています。また、RX10には上面に液晶パネルが設けられている点にも注意が必要です。また、RX10はズーム全域で開放F値がF2.8固定になっていることもあり、レンズ鏡胴には絞り環も設けられています。


 パナソニックによると、DMC-FZ1000はDMC-FZ200の上位機種とされており、このことはイメージセンサーやレンズだけでなくインターフェース部分にも反映されています。パナソニックが展開しているミラーレスカメラ、マイクロフォーサーズのセンサーサイズは概ね1.5型ですので、FZ1000のセンサーサイズはミラーレスの半分程度となります。その意味では、25-400mm相当の大口径レンズを搭載したハーフカメラ、と見ることもできるかもしれません。

 FZ1000は、DSC-GH4と同じ画像処理エンジンを搭載しており、4K動画撮影にも対応しています。レンズ固定式カメラで4K動画に対応したのはFZ1000が世界初とのことで、このあたりは総合家電メーカーとしての矜持を示したように思います。4K動画については、再生環境も含め、やっと立ち上がり始めた段階ですが、たとえば子どもの記録などを考えると「より高精細できれいな動画を撮っておきたい」というニーズは決して小さくないように思います。

 DSC-FZ1000の発売は7月17日の予定ですが、すでに店頭では予約も受け付けられ始めています。概ね10万円弱となっており、DSC-RX10よりもやや買いやすい価格でのスタートとなりそうです。

by Inaba Kunio)












【パナソニック LUMIX DMC-FZ1000 基本仕様】  →パナソニック LUMIX DMC-FZ1000 メーカー製品仕様のページ
 
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