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特集 EOS M

キヤノン EOS M ~デジタル一眼レフの描写力を小型ボディに

キヤノン EOS M  by Inaba Kunio    デジタル一眼レフの描写力を小型ボディに実装  評価:5.0
キヤノン  EOS M Canon

1.キヤノン EOS Mの位置づけと概要

 デジタル一眼レフの描写力を小型ボディに

 キヤノンからミラーレスカメラEOS Mが発売されたことにより、国内主要カメラメーカーではシグマを除く全社がミラーレスカメラ市場に参入したことになります。「ミラーレスカメラ」と言っても各社とも様々な特徴をもっていますが、キヤノンのミラーレスの特徴は、EOS Kissと同じ描写力である点だと思います。一般的なデジタル一眼レフと同じAPS-Cサイズのイメージセンサーを採用しているのは、キヤノンの他にソニーαNEXシリーズ、ペンタックスK-01、富士フイルムXシリーズで、マイクロフォーサーズの4/3型センサーやニコン1シリーズの1型センサーと比べると、描写性能で優位に立っていると言えます。

Canon EOSM

 EOS Mの特徴

 それでは描写性能以外に、EOS Mにはどのような特徴があるのでしょうか。まずは仕様上でチェックしてみると、次のような点が浮かび上がってきます。
  • イメージセンサーや画像処理エンジン、シャッター速度など基本的な性能はEOS Kiss X6iを踏襲。
  • 液晶モニターもEOS Kiss X6iと同じ3型104万ドットの静電容量式タッチパネルを搭載。
  • オートフォーカス方式は像面位相差方式で大まかなピント位置を確認し、コントラスト方式で精密にあわせるハイブリッド方式。
  • シャーシーはマグネシウム製、前後ボディはアルミニウム合金製、ブラックモデルの表面処理はEOS上位機と同じもの。
  • サイズを優先し、内蔵EVFや内蔵ストロボは省略。外付EVFにも非対応。
  • マウントは異なるものの、マウントアダプターですべてのEFレンズが使用可能となるため、EOSシリーズのエントリーモデルとしての位置づけ。
 また、EOS Mでスタートをきったキヤノンミラーレスカメラ全体としては、次のような特徴があります。
  • EOS-Mマウントは35mmサイズのセンサーには対応しない。
  • EFマウントアダプターにより、手振れ補正を含むEFレンズすべての機能が同じように稼働する。EF-Sレンズにも対応。
  • 国内ミラーレス市場の中で15%のシェア獲得が目標。

【EOS MとEOS Kiss6iの比較】

  EOS M EOSKissX6i
イメージセンサー 有効1800万画素CMOS
ISO感度 ISO100-6400 (拡張でISO12800まで)
連写性能 4.3 コマ/秒 5 コマ/秒
液晶 3.2型104万ドット タッチパネルセンサー
ファインダー形式 非搭載・非対応 ペンタダハミラー
倍率0.85 視野率95%
連続撮影枚数 連続撮影RAW(14bit)で6コマ
シャッター 30-1/4000秒
サイズ 108.6x66.5x32.3mm 133.1x99.8x78.8mm
重さ 262g 520g
発売 2012/9 2012/6

 それでは早速、キヤノンのミラーレス、EOS Mの実力をチェックしてみます。

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2.キヤノン EOS Mを開封し外観をチェック

 キヤノン Canon EOS Mを開封する

 7月23日に発表されたキヤノンのミラーレスカメラ、EOS Mが発売となりました。まずはEF-M 22mmF2.0が付属したレンズキットと、EF-M 18-55mmズームレンズのキット、そして両方のレンズとEOSマウントアダプターEF-EOS M、スピードライト90EXがセットになったダブルレンズキットが発売となり、10月12日にはボディ単体も販売される予定です。発売開始時点の実売価格は、22mmレンズキットが7万円弱、18-55mmレンズキットが7万5千円前後、ダブルレンズキットが10万円弱となっています。単純に価格を比較すれば、ダブルレンズキットのお買い得感は高いと言えます。ボディカラーも、ホワイトとレッドはダブルレンズキットにのみ用意されていますので、初のミラーレスカメラとしてできるだけフルセットでの購入に誘導したいメーカーの思いが伝わってきます。

 テスト用の器材の購入は、当然ですがダブルレンズキットを選択しました。カラーについては、せっかくダブルレンズキットを選びましたのでホワイトと迷いましたが、レンズとのマッチングを考え無難なブラックとしました。実物を見ると、ホワイトもレッド(ワインレッドに近い色です)もしっかりと塗装がされており、いずれも高級感を感じさせてくれます。

Canon EOSM

 キヤノン EOS M ダブルレンズキットのパッケージ。レンズ2本とマウントアダプター、ストロボも同梱されている割には小ぶりな箱です。カラーを表示するシールが貼付されていましたので、おそらく全色とも同じパッケージではないかと思います。なお、パッケージ上面には機能のアイコンが印刷されていますが、そのうちの1つが丸いシールで目隠しされていました。パッケージ印刷後、仕様に変更があったのかもしれません。(写真のCanonの文字の右下あたりです。)

Canon EOSM

 パッケージの上段には、取扱説明書やCD-ROM等が入っており、その下にカメラ本体やレンズ等が格納されています。写真の右下がボディ本体、左側に2本のレンズ、右上はスピードライト90EXです。ボディとスピードライトの下にバッテリー等の付属品が入っています。

Canon EOSM

 EOS Mの同梱物。左上より使用説明書(基本編)、使用説明書CD-ROM、ソフトウェア使用説明書CD-ROM、ソフトウェアCD-ROM、バッテリーチャージャーLC-E12、バッテリーパックLP-E12、インターフェースケーブル、ネックストラップEM-100DB。

Canon EOSM

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 バッテリー関係をチェック

 バッテリーチャージャーLC-E12。現時点ではEOS Mにのみ対応しています。バッテリーパック LP-E12の充電に約2時間かかります。

Canon EOSM

 コンセントとの接続プラグは折り畳み方式となっているため、可搬性に優れています。

Canon EOSM

 付属するバッテリーパックLP-E12。容量は875mAhで、静止画230枚、動画1時間30分の撮影が可能となっています。

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 キヤノン EOS Mの付属品をチェック

Canon EOSM

 インターフェースケーブル。パソコンやプリンターとの接続に使用します。

Canon EOSM

 付属するネックストラップEM-100DB。EOS M専用品で、しっかりとしたつくりです。

Canon EOSM

 ワイドストラップの金具部分。EOS Mでは接続方法が新しくなり、ストラップの脱着が簡単に行えるようになっています。

Canon EOSM

 ダブルレンズキットに付属するスピードライト90EX。重さ50gの小型タイプです。バッテリーは単4電池を2本使用します。ガイドナンバーは9。単体でも発売されており、概ね8千円前後となっています。

Canon EOSM

 スピードライトの基部は固定されており、照射部の向きを変えることはできません。

Canon EOSM

 スピードライトに付属するソフトケース。なめし皮風の高級感のあるケースです。

Canon EOSM

 バッテリー室の蓋の右側に電源ボタンがあります。その下にあるLOCKスライドスイッチは、カメラ本体との接続部を固定するものです。

Canon EOSM

 バッテリー室の蓋を開けた状態。アルカリ電池の仕様が推奨されています。

Canon EOSM

 マウントアダプター EF-EOS M。ダブルレンズキットに標準で付属しますが単体でも販売されています。概ね1万円前後と廉価ですが、高級感のあるつくりとなっています。

Canon EOSM

 EFマウント側。四角い指標も印字されているように、EF-Sレンズも装着可能となっています。オートフォーカスだけでなく、手振れ補正など、すべての機能が働きます。

Canon EOSM

 EF-Mマウント本体側。電子接点は9点あり、EFマウントの7点よりも増やされています。左側に見えるレバーは、EFレンズ取り外し用。

Canon EOSM

 標準で三脚座が付属します。この三脚座は螺子部分をまわすことで取り外すことも可能です。

Canon EOSM

 マウントアダプターの厚さは、両方のマウントのフランジバックの差となっています。

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 キヤノン EOS Mの本体をチェック

Canon EOSM

 ボディ前面。シンプルなデザインですが、ゴムのグリップがアクセントになっています。キヤノンのインタビュー記事によれば、フルサイズなどの大型センサーには対応できないとのことですが、イメージセンサーとマウント径を比較すると、若干の余裕があるようにも見えます。

Canon EOSM

 液晶モニター側。3型104万ドットのタッチセンサーパネルとなっています。スマートフォンと同じ静電容量方式のため、気持ちよく反応します。右下のボタンは電子ダイヤルとしても使用できるようになっています。

Canon EOSM

 ボディ上面。シャッターボタンの同軸にモードダイヤルが配置されています。アクセサリーシューの左にステレオマイク用の穴が見えます。

Canon EOSM

 ボディ底面。バッテリー室の蓋は、全体を左側にスライドさせると開く構造となっています。三脚用の穴はレンズの光軸上に置かれています。カメラ本体は日本製。

Canon EOSM

 ボディ左側には外部端子用のカバーがあります。ストラップ取付部はホック式の新型になっています。

Canon EOSM

 ボディ右側面。シャッターボタンが斜めにシフトされていることがわかります。

Canon EOSM

 レンズマウント部分。マウント内は反射低減用に段差がつけられています。写真ではわかりづらいですが、レンズ装着用の指標は白い丸印で、11時方向につけられています。ちょうどEF-S用の四角い標識と対になる場所です。
 

Canon EOSM

 デジタル一眼レフと比較するとかなり小型ですが、それでもコンパクトカメラと比べると一回り大きくなります。(右側はPowerShotS95)。

Canon EOSM

 ボディ左肩にあるステレオマイク。左右のマイクが並んで設置されています。

Canon EOSM

 シャッターボタンの取付部は押しやすいように斜めに配置されています。モードダイヤルは、動画、静止画、シーンインテリジェントオートの3つとなります。このあたりは、ニコンのV1、J2に似ているかもしれません。

Canon EOSM

 電源ボタンの下にあるのは、電源/アクセスランプ。メモリーカードにデータを書き込み中はオレンジ色に点滅します。電源ボタンの左上にあるのはスピーカー。

Canon EOSM

 右手部分のメインコントロール部分。このあたりもニコンのV1、J2に似ています。

Canon EOSM

 ボディ左側にある外部接続端子カバーを開いたところ。上から、外部マイク入力端子、HDMIミニ端子、映像/音声出力デジタル端子となります。

Canon EOSM

 ボディ底面のバッテリー室蓋を開いた状態。バッテリーの下にメモリーカード用のスロットがあります。

Canon EOSM

 バッテリーとメモリーカードを挿入しつつある状態。メモリーカードはラベル面が前側となります。

Canon EOSM

 液晶モニターは静電容量方式のタッチばねるとなっています。ボタンやホイールでも基本的な操作は可能となっていますが、タッチパネルを使うことでより直接的に取り扱うことができます。画面上の輝度ヒストグラムは、RGB表示に切り替えたり、非表示にすることも可能です。

Canon EOSM

 マウントアダプターを介してEF50mmF1.4レンズを装着した状態。デジタル一眼レフと比べたとき、ボディがいかに小さいかを実感させてくれます。

Canon EOSM

 同じく、マウントアダプターを介してEF-S18-55mmズームレンズを装着した状態。

Canon EOSM

 EF-M18-55mmレンズとスピードライトを装着した状態。上の写真と比較すると、ミラーレス化によってシステム全体が大幅に小型化されていることがわかります。

Canon EOSM

 カメラ本体にマウントアダプターのみを装着した状態。なお、レンズの脱着はマウントアダプターをカメラに装着した状態でも可能です。

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3.キヤノン EOS Mの描写性能はどうか?

 描写力チェック1:高感度性能

 Canon EOS Mの基本感度はISO100で、標準ではISO12800まで設定可能となっています。拡張設定ではISO25600まで設定可能です。ノイズ低減処理は、カメラ内での設定で行う方法と、RAWで撮影しパソコン上での現像段階で行う方法があります。なお、カメラ内で設定した場合でも、RAWファイルには変更は加えられません。

 カメラ内でのノイズ低減は、「高感度撮影時のノイズ低減」と「長秒時露光のノイズ低減」の2つとなります。どちらも設定メニューの中にあります。

 「高感度撮影時のノイズ低減」は「OFF」、「弱め」、「標準」、「強め」の4種類があります。設定すると高感度での効果が大きくなりますが、低ISOでも低輝度部分を中心にノイズ低減処理を行います。なお、「強め」に設定すると、カメラ内の処理量が増えるため、連続撮影可能枚数が大幅に低下するので注意が必要です。

 「長秒時露光時のノイズ低減」は、「ON」、「OFF」、「自動」の3種類があります。「ON」にすると1秒よりも低速のシャッター速度で撮影したときに常に長秒時ノイズ低減がかかります。「自動」では、1秒よりも低速撮影時に、長秒時特有のノイズが発生した時にのみ処理がかかります。

 明示的に設定できるISO感度は1段分低いものの、ノイズの出方は基本的にEOS kissX6iと同様でした。高感度ノイズ低減を「OFF」にしても、ISO1600まではほとんどノイズ感は感じられません。ISO3200を超えると暗部を中心にややノイズが目立ってきますが、ISO6400でも十分実用的であるように感じました。ISO12800では、さすがに等倍ではノイズが目立つものの、画像自体が破たんしているわけではないので、縮小して利用するのであれば十分使えるレベルであると思います。

 高感度ノイズ低減を標準にすると、1~2段分程度ノイズが低減化されます。解像感はやや低下するものの、ISO12800でもそれなりに使えるレベルとなっています。ノイズ低減を「強め」にすると、ノイズ感はさらに改善されるものの、解像感の低下もやや目立つようになります。

 下記のサンプルは、高感度撮影時のノイズ低減を「OFF」、「標準」、「強め」の3段階で各ISO感度の撮影を行ったものです。表示画像はほぼ等倍画像となりますが、クリックすると全体画像が表示されますので、あわせて比較をしていただければと思います。

SONY_ANEX-7
サンプル画像。左下の赤枠の部分を切り出してある。
画像をクリックすると、元画像の全体が開きます。

ISO100(左から「OFF」「標準」「強め」)
キヤノン Canon EOS Mキヤノン Canon EOS Mキヤノン Canon EOS M

ISO200(左から「OFF」「標準」「強め」)
キヤノン Canon EOS Mキヤノン Canon EOS Mキヤノン Canon EOS M

ISO400(左から「OFF」「標準」「強め」)
キヤノン Canon EOS Mキヤノン Canon EOS Mキヤノン Canon EOS M

ISO800(左から「OFF」「標準」「強め」)
キヤノン Canon EOS Mキヤノン Canon EOS Mキヤノン Canon EOS M

ISO1600(左から「OFF」「標準」「強め」)
キヤノン Canon EOS Mキヤノン Canon EOS Mキヤノン Canon EOS M

ISO3200(左から「OFF」「標準」「強め」)
キヤノン Canon EOS Mキヤノン Canon EOS Mキヤノン Canon EOS M

ISO6400(左から「OFF」「標準」「強め」)
キヤノン Canon EOS Mキヤノン Canon EOS Mキヤノン Canon EOS M

ISO12800(左から「OFF」「標準」「強め」)
キヤノン Canon EOS Mキヤノン Canon EOS Mキヤノン Canon EOS M

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 描写力チェック2:解像度

 Canon EOS Mのイメージセンサーは有効1800万画素です。今回テストしたEF-M22mmF2.0 STMの結果は、基本的に絞り開放から優れた解像力を示しました。このレンズは、2段絞ると周辺部を含めさらに解像力が向上したため、開放絞りF3.5から2段絞ったF7.1のもので確認を行いました。視覚解像度チェック用ライン、限界解像度チェック用ラインとも、2500本ラインを超えて視認可能です。画素数を活かした高い解像力を示しているといえます。

  レンズ名:EF-M22mm F2.0 STM
 焦点距離:18mm
 絞り値:F4.0 (開放絞りF2.0から2段絞った状態)
 使用チャート:ISO12233準拠チャート


(下図は、図の赤枠の部分を等倍で切り出したもの。)

キヤノン Canon EOS M
 限界解像度チェック用のラインでは、2500本まで十分視認できている。

キヤノン Canon EOS M
 横方向の限界解像度チェック用のラインでも、同様に2500本ラインは十分視認可能。

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4.結局、キヤノン EOS Mは「買い」か?

 独断 素晴らしい!smile ポイント 
  • 比較的小型軽量で高級感のあるボディ。
  • EOS KissX6iと同等の高い描写力。
  • ISO12800まで設定可能な高感度性能。(ISO3200までは十分実用可能)
  • フルHD動画撮影が可能。
  • 有効1800万画素による解像感。
  • 強化されたクリエイティブフィルターなど、カメラ内の編集機能が豊富。
  • EFレンズの全機能が使用可能。(ダブルレンズキットにはマウントアダプターが標準添付)

 独断 もう一息!not smile ポイント 
  • オプションでも電子ビューファインダーに対応していない。
  • フラッシュが外付のみ。(ダブルレンズキットには標準添付)
  • もう一息欲しいオートフォーカス速度。
  • ボタン類が少なく、細かい設定にはタッチパネル操作が必要。
  • 14bitRAWで6枚の連続撮影可能枚数。
  • カメラ内RAW現像機能は非搭載。
  • EF-Mレンズの強化が急務。

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付録1.製品仕様からみた EOS Mの特長

記録媒体  SDメモリーカード、SDHCメモリーカード、SDXCメモリーカード
撮像画面サイズ  約22.3×14.9mm
使用レンズ  キヤノンEF-Mレンズ群
 キヤノンEFレンズ群(EF-Sレンズを含む): マウントアダプターEF-EOS Mが必要
(有効撮影画角は、表記焦点距離の約1.6倍に相当)
撮像素子  有効約1800万画素CMOSセンサー
 アスペクト比 3:2
 ※EOS Kiss X6iも同じ。
ダスト除去機能  自動/手動/ダストデリートデータ付加
記録フォーマット  DCF 2.0
 JPEG、RAW(14bit、キヤノン独自)RAW+JPEG同時記録可能
記録画素数  L(ラージ):約1790万(5184×3456)画素
 M(ミドル):約800万(3456×2304)画素
 S1(スモール1):約450万(2592×1728)画素
 S2(スモール2):約250万(1920×1280)画素
 S3(スモール3):約35万(720×480)画素
 RAW(ロウ):約1790万(5184×3456)画素
ピクチャースタイル  オート、スタンダード、ポートレート、風景、ニュートラル、忠実設定、モノクロ、ユーザー設定1~3
表現セレクト機能  雰囲気を選んで撮影する、明かりや状況にあわせて撮影する
クリエイティブ
フィルター
 ラフモノクロ、ソフトフォーカス、魚眼風、油彩風、水彩風、トイカメラ風、ジオラマ風
 ※EOS Kiss X6iから強化
ホワイトバランス  オート、プリセット(太陽光、日陰、くもり、白熱電球、白色蛍光灯、ストロボ)、マニュアル、ホワイトバランス補正、ホワイトバランスブラケティング可能
ノイズ低減  長秒時露光、高感度撮影に対応可能
画像の明るさ自動補正  オートライティングオプティマイザにより対応
高輝度側・階調優先  可能
レンズ周辺光量補正  周辺光量補正、色収差補正
オートフォーカス  ハイブリッド CMOS AF方式
測距点  最大31点
輝度範囲  EV1~18(常温・EF-M 22m F2 STM使用・ISO100)
 ※EOS Kiss X6iはEV-0.5~18
フォーカスモード  ワンショットAF、サーボAF
AF補助光  あり(ランプ)
測光方式  撮像素子によるリアルタイム測光
 評価測光、部分測光(画面の約11%)、スポット測光(画面の約2.8%)、中央部重点平均測光
測光範囲  EV1~20(常温・EF-M 22m F2 STM使用・ISO100)
露出制御方式  シーンインテリジェントオート、応用撮影ゾーン(マニュアル露出、絞り優先AE、シャッター優先AE、プログラムAE)、かんたん撮影ゾーン(クリエイティブオート、ポートレート、風景、クローズアップ、スポーツ、夜景ポートレート、手持ち夜景、HDR 逆光補正)
ISO感度  かんたん撮影ゾーン:ISO 100~6400自動設定
 (手持ち夜景:ISO100~12800自動設定)
 応用撮影ゾーン:ISO100~12800任意設定(1段ステップ)、ISO100~6400自動設定、および「H」(ISO25600相当)の感度拡張が可能
露出補正  手動:1/3、1/2段ステップ±3段 AEB:1/3、1/2段ステップ±2段(手動露出補正との併用可能)
AEロック  自動:ワンショットAF・評価測光時、合焦と同時にAEロック
 手動:AEロックボタン押しによる
シャッター  電子制御式、フォーカルプレーンシャッター
シャッター速度  1/4000~1/60秒(シーンインテリジェントオートモード。
レンズや撮影条件により1/60秒より低速になることがあります)
 ストロボ同調最高シャッター速度=1/200秒
 1/4000~30秒、バルブ(すべての撮影モードを合わせて)
ドライブモード  1枚撮影、連続撮影、セルフタイマー 10秒/2秒/10秒後連続撮影
連続撮影速度  最高約4.3コマ/秒
 ※EOS Kiss X6iは5コマ/秒
連続撮影可能枚数  JPEGラージ/ファイン:15枚
 RAW:6枚
 RAW+JPEGラージ/ファイン:3枚
 ※EOS KissX6iはJPEGラージ/ファイン:30枚、他は同じ
動画撮影機能  MPEG-4 AVC/H.264 可変(平均)ビットレート方式
 リニアPCM
 MOV形式
記録サイズ
フレームレート
 1920×1080(Full HD):30p/25p/24p
 1280×720(HD):60p/50p
 640×480(SD):30p/25p
 30p:29.97fps、25p:25.00fps、24p:23.976fps、
 60p:59.94fps、50p:50.00fps
(60p/50p、30p/25pはビデオ出力方式によって切り換え)
ファイルサイズ  1920×1080(30p/25p/24p):約330MB/分
 1280×720(60p/50p):約330MB/分
 640×480(30p/25p):約82.5MB/分
測光方式  撮像素子による中央部重点平均測光、および評価測光
サーボAF  可能
露出制御  動画自動露出モード、動画マニュアル露出モード
露出補正  1/3段ステップ±3段
ISO感度  自動露出撮影時:ISO100~6400自動設定
 マニュアル露出時:ISO100~6400自動/任意設定
 H(ISO12800相当)の感度拡張が可能
ビデオスナップ  2秒間/4秒間/8秒間から設定可能
録音  内蔵ステレオマイク、外部ステレオマイク端子装備、録音レベル調整可能、ウィンドカット機能あり、アッテネーター機能あり
 ※EOS Kiss X6iは内蔵モノラルマイク
グリッド表示  2種類
動画編集  シーン前後カット可能(約1秒単位)
液晶モニター  TFT式カラー液晶モニター
画面サイズ/ドット数  ワイド3.0型(3:2)/約104万ドット
 ※EOS Kissx6iも同じ。
明るさ調整  手動(7段階)
メニュー表示言語  日本語、英語、簡体字中国語
タッチパネル機能  静電容量方式
再生機能  1枚、1枚+情報(簡易情報、撮影情報、ヒストグラム)、4枚インデックス、 9枚インデックス、画像回転可能
拡大ズーム倍率  約1.5~10倍
画像表示検索  1枚/10枚/100枚/撮影日/フォルダー/動画/静止画/レーティング
ハイライト警告  ハイライト部分点滅表示
動画再生  可能(液晶モニター、映像/音声出力、HDMI出力)、スピーカー内蔵
BGM選択  スライドショー、動画再生時に選択可能
スライドショー  全画像/日付/フォルダー/動画/静止画/レーティング切り替え効果を5種類選択可能
クリエイティブ
フィルター
 ラフモノクロ、ソフトフォーカス、魚眼風、油彩風、水彩風、トイカメラ風、ジオラマ風
撮影後のリサイズ  可能
ダイレクトプリント  JPEG画像、RAW画像で対応可能
カスタマイズ機能  7種 マイメニュー登録可能
インターフェース  アナログ映像(NTSC、PAL対応)/ステレオ音声出力
パソコン通信、ダイレクトプリント用(Hi-Speed USB相当)、GPSレシーバーGP-E2接続
HDMIミニ出力端子  タイプC(解像度自動切り換え)、CEC対応
外部マイク入力端子  φ3.5mmステレオミニジャック
リモコン端子  リモートスイッチRS-60E3用
ワイヤレスリモコン  リモートコントローラーRC-6に対応
使用電池  バッテリーパックLP-E12、1個
 ACアダプターキット ACK-E12使用により、AC駆動可能
撮影可能枚数の目安  常温(23℃)約230枚/低温(0℃)約200枚
 ※EOS KissX6iは440枚/400枚
動画撮影可能時間  常温(23℃):約1時間30分
 低温(0℃):約1時間20分
 ※EOS KissX6iは1時間40分/1時間20分
大きさ  約108.6(幅)×66.5(高さ)×32.3(奥行)mm
 ※EOS Kiss X6iは133.1×99.8×78.8mm
質量  約298g(本体のみ)
 約262g(CIPAガイドラインによる)
 ※EOS Kiss X6iは520g/575g
動作環境  0℃~+40℃、85%以下

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付録2.発売前のファーストレビュー

【一口コラム】 キヤノンのミラーレス登場!

 キヤノンからミラーレスカメラEOS Mが登場した。マイクロフォーサーズ、ソニー、ペンタックス、ニコンに続いての登場であり、これでシグマを除くすべての国内主要カメラメーカーからミラーレスカメラがリリースされたことになる。

 キヤノンの年頭インタビューでは、ミラーレスカメラを出していく前提の上で、「一定の画質が確保できたならば、次に重視するのは小型軽量化」といった趣旨の発言があった。当然、イメージセンサーはAPS-Cサイズよりも小型になるだろうと見られており、PowerShotG1Xと同じ1.5型であると予測する声も少なくなかった。

 ところが、実際に登場したEOS Mは、キヤノンのデジタル一眼レフと同じAPS-Cサイズのイメージセンサーを搭載した。キヤノンのEFマウントは、もともとフランジバックが44mmと主要メーカーの中では一番短かったが、今回登場したEOS EF-Mマウントでは18mmへと、大幅に短くなった。キヤノンの目指す小型化は、イメージセンサーサイズの小型化ではなく、フランジバックの短縮による小型化によって実現されることになる。


 EFマウントの外径は65mmに対し、EF-Mマウントは58mm、フランジバックはEFの44mmに対してEF-Mは18mmとなっている。フランジバックとマウント径の関係は、フランジバックが短くなったことで、マウント径を小さくすることができた、ということだろう。

 それでは、EF-Mマウントとなることでどれだけ小さくすることができたかを、外観からチェックしてみたい。

EOS M(左側)とEOS Kiss X6i(右側)。光学ファインダーが撤去されたことで、高さはかなり低くなった。マウント外径は約90%と、1割程度縮小されただけに過ぎないが、APS-Cサイズのイメージセンサーを搭載している点が特長である。
EOS M(左側)とEOS Kiss X6i(右側)。操作部の基本的なレイアウトは、EOSシリーズを踏襲しているが、親指部分に動画ボタンがあるのが珍しい。液晶パネルはどちらも3型104万ドットで、タッチパネルとなっている。EOS-Mは外付けEVFには対応していない。

EOS M(左側)とEOS Kiss X6i(右側)。ほぼ同じ縮尺で比較すると、いかにEOS-Mが薄型であるかがわかる。EOSーMは22mmレンズを装着しているが、それでもEOS Kissのマウント部分の厚さ内に収まっている。

 それでは、キヤノン初のミラーレスカメラ、EOS Mの特徴をみてみよう。
 公表されている仕様によれば、撮像関係は概ねEOS Kiss X6iを踏襲していることがわかる。
  • 有効1,800万画素のAPS-CサイズCMOSセンサーを搭載。画像処理エンジンはDIGIC5。
  • 手振れ補正機能は、EFマウントカメラと同様に、レンズ側での対応。
  • 電子ビューファインダーやストロボは内蔵しない。
  • 外付けでも電子ビューファインダーは装着不可。

【Kiss X6iと、X5、EOS60Dの比較】
機種名 EOS M EOS kiss X6i
イメージセンサー 有効1800万画素
APS-CサイズCMOS
マウント キヤノンMマウント キヤノンEFマウント
ファインダー -
EVF比対応
ペンタダハミラー
視野率95%、倍率0.85
ISO感度 ISO100-12800
(拡張でISO25600)
シャッタースピード 30-1/4000秒
液晶モニター 3型104万ドット
タッチパネル
連写速度 4.3コマ/秒
14bitRAWで連続6コマ
5コマ/秒
14bitRAWで連続6コマ
動画撮影 1920x1080
(30p)
バッテリー LP-E12
230枚
LP-E8
400枚
その他 - バリアングル液晶
サイズ
(W x H x D)
108.6×66.5×32.3mm 133.1x99.8x78.8 mm
重さ 298g/262g 530g/575g

 カメラとしての基本性能は、EFシステムのエントリーカメラ、EOS Kiss X6iと同等だが、ミラーボックスと光学ファインダーをはずし、フランジバックを大幅に短くすることで小型軽量化したカメラがEOS Mといえるだろう。現時点で発表されたレンズが2本にとどまる点は少々不安だが、今後のラインアップの強化がどのように行われるかによって、最後発としてミラーレス・システムを展開するキヤノンの「本気度」が試されると言えるかもしれない。
(2012年7月23日 記)

 ミラーレスカメラによる小型化には、ボディ本体だけでなくレンズの小型化も大きく貢献する。現時点では焦点距離22mmの単焦点レンズと18-55mmの廉価標準ズームの2本のみがリリースされているが、ほぼ同じスペックである18-55mmレンズを比較すると、鏡胴径で約8mm、長さで約9mm小さくなっている。


同じスペックのレンズでも、EF-Mマウントは一回り小さい。ちなみに同じAPS-CサイズのセンサーであるSONY αNEX用のE 18-55mm F3.5-5.6 OSSは、62mm X 60mmと、EF-Mレンズとほぼ同じサイズ。


レンズ構成図を比較すると、EF-Sは9群11枚(うち非球面レンズは1枚)であるのに対し、EF-Mでは11群13枚(うち非球面レンズは3枚)となっている。ISユニットも、よりマウント側に近い位置に置かれている。なお、最短撮影距離はどちらも22cm。(構成図はキヤノンホームページより。)

(2012年7月24日 記)

 デジカメWatchに、キヤノンのインタビュー記事が掲載された。詳細は記事を参照していただくとして、印象に残ったポイントをまとめると、
  • 国内市場のメインターゲットは20~30代の女性。既存EOSユーザーにもフォーカス。
  • 国内ミラーレス市場の15%のシェアをめざす。
  • イメージセンサーや画像処理はEOS Kiss X6iと同じ。
  • 像面位相差方式を導入し高速化したが、最終的なピントの追い込みは、精度を考えコントラスト方式とした。
  • EF-Mマウントは、35mmフルサイズなどの大型センサーには対応できない。
  • EF-M18-55mmは既存EFマウントのレンズと同等レベルの性能を確保した。
  • EF-M22mmは、上級者でも満足できる画質を追求した。
  • EF-EOS Mマウントアダプターを使用しても、手振れ補正機能は低下しない。
  • マウントアダプターの三脚座は脱着可能。
  • レンズ光軸に、三脚座、アクセサリーシュー、液晶モニターをあわせている。
  • 外装は前後ともアルミ合金。マウントにつながるシャーシーはマグネシウム合金。
  • ブラックモデルの表面処理はEOS上位機種と同じビーズ材を混ぜたもので、耐久性も同等。
  • ストラップ取付け部は簡単に脱着できるように新しいものを開発。
  • インターフェースは、キー+ダイヤルまたはタッチパネルのどちらかだけでも操作可能に。
  • 内蔵EVFや内蔵ストロボの搭載を見送ったのは、小型化を優先したため。
  • 本体は大分で、レンズは台湾で生産予定。
  • 上位機種については否定しないが、EOS MはEOSエントリーとしての位置づけのシリーズ。
 なお、インタビューに対応されたのは、EOS Mの商品企画を担当したイメージコミュニケーション事業本部 ICP第二事業部、メカ設計およびEOS M設計のとりまとめを担当した同ICP第二開発センター、グラフィカルユーザーインターフェースおよび外観のデザインを担当した総合デザインセンター、EF-Mレンズの商品企画を担当した同ICP第一事業部。

(2012年8月10日 記)

 ITmediaにキヤノンマーケティングジャパン イメージコミュニケーション企画本部のインタビューが掲載された。詳細は記事を参照していただきたいが、主なポイントは次の通り。
  • タッチパネル液晶は、スマートフォン並みのスムーズな操作が可能な静電容量式を採用。
  • ハイブリッドAFはAFセンサーを組み込んだCMOSセンサーを新規に開発。
  • 「専用レンズもいろいろ検討しているが、ロードマップなどの詳細はまだコメントできない。」
  • EOS M用レンズは、外装やレンズマウントに金属を採用し、質感を高めた。
  • ボディー小型化のため、専用設計パーツを多く採用したことも、コスト増の要因。
  • メーカーとしては、ダブルレンズキットが一番人気になると考えている。ホワイトとレッドをダブルレンズキットだけに用意したのもそのため。
  • 「マウントアダプターを標準で付属させることでEFレンズ導入の敷居を下げ、撮影の幅をもっと広げてほしいとの思いがある。」
  • ダブルレンズキットにEFマウントの単焦点レンズ『EF50mm/F1.8 II』を付属させた“トリプルレンズキット”も検討していた。
(2012年9月4日 記)

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 独断 デジカメ対決! どっちが良い? 


☆ vs EOS Kiss X6i
☆ vs ソニー αNEX-F3
☆ vs パナソニック LUMIX DMC-GF5
☆ vs ニコン 1 J3
☆ vs ニコン 1 J2
☆ vs ニコン 1 J1

 

【厳選レビュー記事】

◎日経トレンディ ユーザー層拡大のためにデザインを追求~EOS Mの小型化技術【第3回】

  2012年12月19日 佐保 圭/シャノン ヒギンス
  • 「女性がおしゃれなシーンでも気軽に取り出して使える」。
  • 洗練された外観にするためレンズの外装はすべて金属にすることを提案。
  • 新しい機能のデザイン:ボディのサイドにつけられたストラップを装着用金属製フック。
  • それぞれの色に適した塗装法に変え、色の深みや質感まで極める。
  • 「液晶モニター」の操作画面は、操作性を重視したデザイン。

◎日経トレンディ 至近距離での撮影にこだわりレンズ開発~EOS Mの小型化技術【第2回】

  2012年12月12日 佐保 圭/シャノン ヒギンス
  • EOSには『快速』『快適』『高画質』というコンセプトがある。これらに加えてもう1つ「軽快」というコンセプトが増えた。
  • マウント径を小さくするのは、技術的に非常に大きな制約に。
  • EF-MレンズはEFレンズの径を小さくしたものかというと、それほど単純な話ではなかった。
  • 簡単な動画撮影に使用されることも想定して設計。

◎日経トレンディ ミラーレスで剛性と軽快さを両立させるボディ設計~EOS Mの小型化技術【第1回】

  2012年12月 5日 佐保 圭/シャノン ヒギンス
  • イメージコミュニケーション事業本部ICP第二事業部 牧孝信課長、同本部ICP第二開発センター 菊池裕室長。
  • ただ「小さくすればいい」というわけにはいかなかった。
  • 撮像センサー、液晶モニターの中心点、アクセサリーシュー、三脚ねじ穴はレンズの中心と一直線上に並んでいなければならない。
  • 簡単には壊れない優れた剛性。
  • マウントアダプターの装着部であるフロントベースユニットの剛性を上げ、ミラーボックスに替わるメインシャーシにする。
  • 先幕に電子シャッターを採用。
  • バッテリーも小型化への寄与率が大きかった。
  • 位相差AFの素子を撮像センサーに埋め込む。

◎デジカメWatch 【新製品レビュー】キヤノンEOS M

  2012年10月29日 桃井一至
  • カメラファンの心をもくすぐるミラーレス機。
  • 質感の高いアルミボディ。
  • 初号機ながら安定感のあるミラーレス。
  • 実写サンプル。

◎Itmedia EOS Kissユーザーのための2台目レンズ交換式カメラ――キヤノン「EOS M」

  2012年10月25日 永山昌克
  • 一眼レフと行き来する「橋渡し」の役割。
  • 主要な機能と操作をタッチパネルに集約。
  • 2方式を併用する「ハイブリッドCMOS AF」に対応。
  • 次の欲求がふつふつと沸いてくるカメラ。

◎日経トレンディ キヤノン「EOS M」は本当に期待外れか?

  2012年10月19日 磯 修
  • F性能は速度に不満、EFレンズ装着時はレンズによって顕著になる傾向も。
  • レンズ不足は、割安に入手できる中古のEFレンズで当面カバーする手も。
  • ミラーレス一眼では不満のない画質、連写による高画質化機能も実用性が高い。
  • ダブルレンズキット限定の付属品を考慮すれば、決して割高ではない。

◎ASCii 実写サンプル満載! 最新ミラーレス5機種をガチ比較

  2012年10月10日 周防克弥
  • 今回紹介するのはこの5機種!キヤノン初のミラーレス一眼「EOS M」、AFが速くてサクサク動く! ニコン「Nikon 1 J2」、ファインダーで撮る! パナソニック「LUMIX G5」、画質は上位機種と同等! オリンパス「E-PL5」、エントリーながら画質は極上! オリンパス「E-PM2」。
  • これからのミラーレスの標準機能は「タッチパネル」
  • 可動型液晶もそろそろ標準装備?
  • 各社が力を注ぐ「フルオート」撮影機能
  • 高感度に強いモデルはどれだ!ティテールの表現力とノイズの少なさ。両方のバランスが絶妙なE-PL5とE-PM2
  • 面白い写真が撮れるエフェクト機能をチェック!
  • 各機種個別の画質調整機能をチェック
  • 秋のミラーレスのベストバイは「Nikon 1 J2」!?

◎ASCii やっと発売!キヤノンのミラーレス「EOS M」を徹底レビュー!!

  2012年10月 9日 周防克弥
  • ちょっと気になる秋の新モデル達。
  • ミラーレス戦線にキヤノンが参戦!
  • 精度はいいが速くない「ハイブリッド CMOS AF」。
  • 高感度の画質チェック!
  • 簡単に面白い写真仕上げができる「クリエイティブフィルター」
  • EF-Mマウントレンズの実力は?
  • AFの遅さが引っかかるが画質は優秀
  • プロ用途ではシーンが限定されるかも

◎デジカメWatch 【フォトキナ】インタビュー:「EOS 6D」「EOS M」を加えるキヤノンの新ラインナップ戦略

  2012年 9月24日 本田雅一
  • EOS 6Dの投入で隙間が埋まった。
  • EOS Mは他のEOSと同等のクオリティをカバー。
  • 新しいコンセプトも。来年のCP+に期待。

◎日経トレンディ インタビュー:キヤノン「EOS M」の専用レンズが2本しかないワケ

  2012年 9月 4日 磯 修
  • 「飛び道具」的な装備がないといわれるが、実はちゃんと仕込んである。
  • 専用レンズの少なさは、一眼レフへのステップアップを重視したことの現れ。
  • 競合モデルと比べて割高な価格は、本体の小型化とレンズの質感にこだわったため。
  • キヤノンマーケティングジャパン イメージコミュニケーション企画本部

◎デジカメWatch インタビュー:キヤノンに訊く「EOS M」の戦略

  2012年 8月10日 武石修 / インタビュー撮影:國見周作
  • “EOSのクォリティを小型ボディに凝縮”。
  • メインターゲットは“カメラ女子”。ミラーレスでの国内シェア(月平均)15%を目指す。
  • EOS KissやPowerShot G1 Xとの棲み分けは明確。
  • EOSである以上“APS-Cセンサー”は譲らず。
  • EFマウントと同じ操作感を目指した「EF-Mマウント」。
  • マウントアダプターを介しても手ブレ補正の性能は維持。
  • デザインコンセプトは“EOSの凝縮”。
  • ゲーム機のような“両手操作”も可能。
  • 内蔵EVFは小型化のために断念。

◎日経トレンディ キヤノン「EOS M」実機検証、Kissと比べて質感や操作性も良好

  2012年 7月27日 磯 修
  • デザインはオーソドックスだが、使い勝手への配慮が随所に感じられる。
  • 専用レンズは高級感があり、接写性能にも優れる。
  • マウントアダプターとの組み合わせが特に楽しい。
  • EOS Kiss X6iとの大きさの差は予想以上。

◎デジカメWatch 写真で見るキヤノン「EOS M」(β機)

  2012年 7月26日 武石修
  • PowerShot S100とのサイズ比較も。
  • 本体。
  • メニュー画面など。
  • レンズ。
  • マウントアダプター「EF-EOS M」。
  • サイズ比較。

◎日経トレンディ キヤノンが初のミラーレス一眼「EOS M」発表、画質や機能は最新Kissと同等

  2012年 7月23日 磯 修
  • 撮像素子や画像処理エンジンなど、主要なパーツはEOS Kiss X6iと同じ。
  • カラバリは4色、タッチパネル液晶の採用でボタンは最小限に。
  • 交換レンズは2本と最小限だが、EFレンズへの対応が魅力。
  • 飛び道具はないが、画質や基本性能の高さに注目。

◎Itmedia 「まだ巻き返せる」――ミラーレス市場に最後発から挑むキヤノン

  2012年 7月23日 編集部
  • 写真撮影の楽しみに目覚めたステップアップ層とともに、既存のEOSユーザー(写真愛好家層)も主要ターゲットに据える。
  • レンズロードマップについては非公表。

◎デジカメWatch キヤノン、同社初のミラーレスカメラ「EOS M」。APS-Cセンサー採用

  2012年 7月23日 編集部
  • 9月中旬に発売。
  • カラーはブラック、シルバー、ホワイト、レッド。
  • ボディ単体の直販価格は69,800円、EF-M22mmレンズのキットは79,800円、EF-M18-55mmレンズのキットは84,800円、ダブルレンズキットは109,800円の見込み。
  • 型番の“M”は「ミニ」、「モビリティ」の意。
  • APS-Cサイズのセンサーを搭載。同時発売のマウントアダプターによりEFレンズが使用できる。
  • EVF、内蔵ストロボは非搭載。外付けEVFの設定もない。
  • 新マウントを採用。フランジバックは18mm。
  • EOS Kiss X6iと同等のセンサー。
  • 新規マウントレンズは2本を同時発売。
  • マウントアダプターやボディジャケットも用意


【キヤノン EOS M 基本仕様】
画素数 1800万(有効) 画像素子  APS-C 約22.3×14.9mm
CMOS
ISO感度 100~6400
(拡張でISO25600)
 
記録フォーマット  JPEG/RAW(14bit) 
連写撮影 4.3 コマ/秒  シャッタースピード 1/4000~30 秒 
液晶モニター 3インチ 104万ドット  ファインダー形式  -
ファインダー視野率(上下/左右) - ファインダー倍率 -
電池タイプ 専用電池  専用電池型番 LP-E12
撮影枚数 230コマ レンズマウント キヤノンEF-Mマウント 
記録メディア SDHCカード SDカード SDXCカード   
手振れ補正機能   ゴミ取り機能 
ライブビュー   バリアングル 
内蔵フラッシュ   RAW+JPG同時撮影 
動画撮影 1920x1080(30p)
幅x高さx奥行き 108.6×66.5×32.3 mm  本体重量 298g
セット販売 EF-M22mm STM レンズキット
EF-M18-55 STM レンズキット
ダブルレンズキット(22mm+18-55mm+ストロボ+マウントアダプター)

 キヤノン EOS M メーカー製品仕様のページ
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